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拳神マジカルナックル

「ハッ!…八ッ!」

 霧深い早朝の森に、野太い男の掛け声が響く…、まだ肌寒い春の季節、その声の主は全身の盛り上がる筋肉を紅潮させ大粒の汗を浮かべていた。

「ハッ!…八ッ!」

 筋肉のつなぎ目をなぞる様に滴り落ちる汗の玉!その雫が大地に落ちると同時に…轟音と共に男の悲願は果たされたのだ!!


 バキバキバキ…ずがぁあああん!!


 拳のみで、木を殴り倒す荒行…1年をかけて、男はついに達成した…しかし、尚も男は満足しない!!


(…まだだ、こんな拳では駄目だ…)


 ポタ…ポタ…ダババババ


 流れる汗が滝のように勢いを増す!

 眼前の巨木に…様々な怪物を重ねて殴る!

 かつて勇者が倒したと言われるギガント族、ドラゴンロード、キングクラーケン、魔王ルーシー…


「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 バキィイン!

 見事な一撃…、しかし…それはいつも通りの一撃である。

 胴を貫かれ圧し折れる巨木を前に、男は膝を着く…限界なのだ…ここが自身の…否!!


「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 ドドドドドドド

 大気を震わせるその音は雷鳴の如く響き渡る、極限まで鍛え抜いた両の腕で、鉄の拳で…男は自身の胸をゴリラの様に叩いて鼓舞した。


(まだだ!まだ俺は強くなるのだ!!)


 男の名前は鳴九流サイトウ!この物語の主人公だ!



【第一話:弱い自分をなぐるべし!!】

 明日に向かって殴り抜けろ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


ズドォオオオオオオオオン!

ズドォオオオオオオオオン!


 1撃一本…また一本!

 滝の様に流れる汗が、男の歩と共に移動し一本の小川の如く森の奥へ奥へと続く。

 1分で5本、一時間300本のペースで男は修行を続けていた。

 人体の限界に到達した拳はあれから威力を増す事は無かった、研ぎ澄ました技術もしかり…しかし、心は違う。

 8時間2400本で疲労から修行を辞めていた彼は、ある日から10時間かけて3000本を…12時間かけて3600本を殴り倒すようになっていく…体中の悲鳴を、精神力でねじ伏せて日々戦う男。

 彼が現れてから、近隣の木こりたちの仕事は木を切る事ではなく彼が倒した木の運搬がメインになった。険しい森を横断する一本の道の誕生に…猟師たちや商人も喜んだ。

「ありがとう!サイトウさん!」

 多くの人に感謝されつつ…しかし、サイトウの心は晴れない…まだだ、もっと…もっと殴らねば!

 最強の拳を目指す男…鳴九流サイトウ、彼はどこまでも不器用な男だった。



 【第二話:森を殴るべし!!】

 ただひたむきに…殴り飛ばせ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 更に時は過ぎ…

 1日1万本ペースで森を破壊していく男、鳴九流サイトウの存在に…人々はついに恐怖を覚えた。 

 このままでは森が丸裸にされてしまう…!

「サイトウさん…もういいから!」

「やめてくれサイトウさん!止まって…止まってくれ!!」

 人々の感謝の声が悲鳴に変わっていくも、不器用な男は己の生き方を変えられない。


ズドォオオオオオオオオン!

ズドォオオオオオオオオン!


 村人達の顔から、いつしか笑顔が消えていた。

 街に出荷する木材は、向こう10年分は既にある。炭もしかり…あまり大量に売りに行っても、値がくずれるばかりで特は無く…近隣の村々からも「それだけは止めてくれ」と言われている。

 木が消えた山からは獣が消え…猟師達は猟銃を捨、鍬を持って農民になるか…剣を持って冒険者になるかを迫られていた。

 明かりが消えたような村の様子に村長はついに決断をする、鳴九流サイトウの抹殺だ!

 平和を愛する村民たち…その笑顔を守るために、両手を血に染める覚悟をした村長は老後の貯金を切り崩して暗殺ギルドへと依頼を出した…しかし!


 暗殺格闘家七星家はこの依頼を断ってきた。「あんな怪物無理です。」

 暗殺剣士死神鎌助も同じく…「いや…めっちゃコワイ、無理。」


 人類の到達点に達したサイトウを前に、近接暗殺者達は皆揃って逃げに徹する。…当然だ、正直人間かすら疑わしい。暗殺ギルドは怪物退治の専門ではなく、あくまで人間相手の職業拳法家の集いなのだ。

 ポゥゥ

 薄暗い部屋の中、天井を飛び回る火の玉…それに乗る小男がニタニタと同僚たちの様子を見ている。

 

「クックック…勇ましさ自慢の皆様が、なんとも情けない醜態ですかね。」

「…なんだと!?」

 怒った鎌助が剣を振り回すも、無駄に高い天井に浮かぶ…小男、闇の魔術師には届かない!


「クゥッハッハ!そうです…どんなに強力な剣も拳も、当たらなければ意味が無い!…いいでしょう、村長さん!その男の抹殺依頼!この私が引き受けましょう!!」


 遠距離攻撃持ちの魔術師の余裕だ!

 依頼を断り、恥をかいた暗殺ギルドの面々は今回の一件を期に遠距離攻撃の練習を始める。

 ギルド長は需要を感じ、今年の忘年会の余興はダーツ大会にしようかと思案を始めた。


【第三話:魔術師なぐるべし!!】

 夢は掴んで…握り込め!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


“流転せし命と力よ、我が掌の上に万象を成せ!”

<ファイアーボール>

「ふん!!」


 ボッヒュゥウウウウ!


 火とは所詮気体である、魔術師が生み出した火の玉は突き抜けるサイトウの拳と、続く拳風により吹き飛ばされる。


“万物は神の生み出せし奇跡の形、神の愛子…守れ!”

<ホーリーシールド>

「ふん!!」


ゴォフィィイイイイン!!


 地上数十メートルの安全地帯に、自らぶん投げた木を足場に飛び上がるサイトウ!

 人が相手ならば防御しようが防御の腕ごとミンチにして突き抜ける彼の拳は、しかし魔術師に届かなかった!魔術とサイトウの間に現れた不可視の壁に阻まれたのだ!


「ふん!!」


バッキィイイイイン!


 一撃で駄目ならもう一撃、人間には腕が二本あるのだ…一撃目で限界を越えていた謎の壁を突き抜けて、サイトウの拳が魔術師に迫る!

 

「ひぃえええ!」


 ガッシィイ!


 握り拳の形をした死が、インパクトの瞬間五指を開き…殺意を霧散し、相手を掴む!


 ビュウウウウ!


 落下しながら漏らす魔術師、笑うサイトウ!見えた…見えたのだ!活路が!!



 暗殺ギルドの魔術師との激しい戦いの中で魔法に可能性を見出したサイトウ!

 限界に達した肉体強化と技術の研磨ではなく、第三の方法…魔法による拳強化を思いついたのだ!


 ドゥスゥウウウン!


 ゴキィイ、落下の衝撃で下半身を粉砕した上、首と肩と背骨を脱臼する魔術師!


 …激痛にのたうつ魔術師に弟子入りを志願するサイトウ、断る魔術師!目くらましと飛行魔法で逃げる魔術師…追うサイトウ!


 魔術師は命からがら冒険者ギルドに駆け込んで、サイトウの討伐クエストを組んでもらった!

「あいつは…あんな奴が…人間の筈がない!」

 説得力…大!

 モンスターとして…様々な冒険者に狙われる事になったサイトウ!彼の運命や如何に!?


【第四話:冒険者なぐるべし!!】

 掴んだ希望は…握り込め!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 世界中の冒険者との戦いの日々を越え、気を纏うイメージで魔を拳に纏わせる事に成功したサイトウ!

 拳の限界を越えた超拳“マジカルナックル”が完成したのだ!そしてこの技は、いままで殴れなかったゴーストモンスターすら殴れる技であった!

 サイトウへの唯一の有効打として知れ渡ったネクロマンサーの<ゴースト召喚>すら効果が無くなり

ついに冒険者ギルドすら匙を投げたサイトウ!…しばし訪れる、静かなる修行の時間!


ズドドドドドドド!

(…………)


 マジカルナックルを突き出し走るだけで森を丸裸にしてゆくサイトウ、この日ついに一日10万の木を殴り倒した。もういいじゃん!ここで修行を終えるのか?…否!!


 …実は怖がりで、夜一人でトイレにすら行けなかったサイトウはこの技をひっさげ、次なる修行の地を恐山と決める!!


 【第五話:お化けなぐるべし!!】

 恐れを砕いて光を成せ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 …三カ月ほどで、恐れ山のゴーストとアンデットを駆逐しマジカルナックルを極めたサイトウは纏うオーラの形質を変化させる新技“マジカル・メリケンナックル”にて続いて鬼ヶ島を制圧した。尚も止まらぬサイトウ!

 正直、彼も自身の実力に自身を持ち…薄々もういいかな?って考えるようになってきた。…しかし、もう実力は十分の筈なのに、最強の人間を集めて魔王を討伐する集団。勇者一行からスカウトが来ない!…平日の昼下がり、ふと立ち寄った喫茶店で手にした雑誌「勇者LOVE」を呼んでいると、パーティーの魔術師、レインボー歌子は自身の魔力を七属性に変える天才だと紹介されていた。


(属性ってなんだ!?)


 独学で魔を拳に纏い、満足していた自分の不学を恥じ…再びドラミングをするサイトウ!

 属性魔法をマスターする為、彼の新たな旅がはじまる!


 図書館に通いつめ覚えた力…トルネードナックル!

 大学に通い覚えた力…シャイニングナックル!

 火の山で目覚めた力…ファイアーナックル!

 氷の森で手にした力…アイスナックル!

 地底の城でヘビーナックル!

 天空の城でライトナックル!

 雷帝ジャングルでサンダーナックル!

 …あぁサイトウ!何処まで行くのだ!?


【第六話:森羅万象なぐるべし!!】

 拳で世界と語り明かせ!!




 ◇  ◆  ◇  ◆


 空の魔法で羽の如く軽くなった体を、風魔法で制御した炎の爆発で加速させ、全身の「重」を拳一点に集中させた完璧な武術のポースにて、インパクトの瞬間に重力100倍!極光サンシャイン!

 雷の反射神経と氷魔法による体温上昇を抑えたサイトウはもはや隕石の如き破壊力を雨あられ…散歩ついでに魔王軍を壊滅に追いやる!

 ついに…ついに完成したのだ!真・マジカルナックル!マジ・マジカルナックル!!


 魔王城で激戦を繰り広げていた勇者と魔王は迫りくる拳神に気付いて戦いを中断、逃げる勇者一行と領民を守る為留まるを得ない魔王…そしてスカウト!生まれたての小鹿の様に震える足にて涙目で訴える魔王の提案を受け…我らがサイトウは何と答える!?


 【第七話:魔王なぐるべし!!】

 言葉は無粋…拳で答えろ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 数年ぶりに故郷に戻ったサイトウ

 彼が強さを求めた理由は、幼馴染の少女が言った一言「私、強い人が好き…勇者様とか!」だったのだ。

 魔王すらなぐり倒し、実質勇者となったサイトウは王様からの勲章を胸に、スーツを新調し、数年振りにお風呂に入り…晴れて故郷へ!そして成長した彼女と再会を果たす…が!

 既に勇者と結婚していた幼馴染!2人の子持ち!!

 ショックのあまり、吹き飛ぶスーツ!!

 愛する妻子の前に現れた変質者に立ち向かう勇者!


 【第八話:勇者なぐるべし!!】

 迷う拳は何も砕けず!

 


 ◇  ◆  ◇  ◆


 愛する幼馴染の手前、幻影の勇者しか殴れなかったサイトウは「うっす、うっす」と二人を祝福し、泣きながら帰った…帰りながら殴った、己の涙を…そして…駆け出すサイトウ!

 全てを忘れるように、山を拳で貫き進むサイトウ、海を殴り割り…進むサイトウ!あぁ…サイトウ!そんなサイトウの道中、意図せず救った少女がいた。

 家でをして迷った森の中、野党に恐れわれた彼女の眼も前から野党は消し飛び、そして森の出口まで通じる一本の道を作りながら走り去った拳の神様!

 村に帰り、大人達にその出来事を話すと…止めどなく集まる彼の逸話、武勇伝の数々、そして見え隠れする彼の真面目さ、ストイックさ…そして純でおちゃめな所。

 彼女は荷物をまとめ再び村を飛び出していった!今度は家出なんかじゃない…サイトウの跡を追い始めたのだ!…彼にありがとうをいう為に!!


 【第九話:愛をなぐるべし!!】

 痛みを知って、拳は輝く!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 サイトウが掘ったトンネルのお陰で、母の死に目に会えた男が居た…

 サイトウが割った海のお陰で、海賊から逃げきれた商人が居た…

 サイトウが吹き飛ばした吹雪のお陰で、命拾いしたイヌイットが居た…

 否、今に始まった事ではない…これまで彼が殴ってきた森羅万象の様々な物事、そのおかげで助かった人々が居たのだ。

 その人々で出会い、本に記し、また次の地でそれを語る…彼を追う少女の物語があった。


 彼の後を追い、拳を鍛え、魔法を修め、成長する少女。

 暗殺者や魔術師、魔王や勇者の弟子となり…ついにマジカルナックルを習得した彼女は世界の果てで、壊れた機械のように虚空に拳を振るう彼に追いつく… 


 サイトウが振るった拳に救われた多くの人たちの声が、世界の果て…彼女の口からついにサイトウに告げられる。

 ありがとう…サイトウ! ありがとう…サイトウ!!

 …しかし、意味不明な感謝に困惑し…少女の事を詐欺師か何かだと疑うサイトウ!


 【第十話:疑わしくはなぐるべし!!】

 駄目だサイトウ!なぐっちゃ駄目だ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


“流転せし命と力よ、我が掌の上に万象を成せ!”

<ファイアーボール・ナックル!>

「ふん!!」


 ボッヒュゥウウウウ!


“万物は神の生み出せし奇跡の形、神の愛子…守れ!”

<ホーリーシールド・ナックル!>

「ふん!!」


 全ての気力を失った拳神を相手に、少女は魔法を込めた拳を振るう…しかし、やはり少女の細腕ではどうあがいてもサイトウには届かない!当たらない!


 受ける事すらせず、避ける事すらせず、バンプアップのみで少女のマジカルナックルを跳ねのけるサイトウ…


「えい!」

「ふん!」

「そい!」

「ふん!」

「てい!」

「ふん!」


 朧げな意識の中、涙で霞んだ視界に敵が映る…繰り出される攻撃はどれも竜すらを撃ち滅ぼす威力であろう…しかし、何も痛くない…何も感じない…あぁ


(俺は…強くなったんだな…)


 巻き込まれ砕ける山を眺め、吹き飛ぶ雲と、衝撃破で撃ち落とされる魔人族の戦士達を眺め…静かな実感が虚空の胸を僅かに満たし…あぁ…そうだ…


(殴らないと…)


 盛り上がる筋骨は内に燃えたぎる赤血を、外に輝くオーラを纏い…抑え込んでいた悲しみを解き放つように、一歩!大地が沈むその一歩の衝撃をつま先から足首、膝、もも、腰と伝え…腰の回転エネルギーと腹筋背筋のパワーが合わさり、砲台の如く太く硬い腕の先…拳の先一点に力が集まる!

 1撃で小島を粉砕する破壊を前に、尚も少女は微笑み笑う…その微笑みが、涙越しにサイトウの意識を撫でた。


(女の子を殴るなんてサイテーよ)


 意識を撫でた彼女の微笑みに、遠い日に聞いた…初恋のあの子との思い出が重なる…ッは!?


「危ない!!」


 雷に打たれたように、覚醒した意識は全身を硬直させブレーキを掛ける…掛ける…が!

 …止まる拳は…止まり切れずに…!


【第十一話:少女の唇は殴れない!!】

 え?殴らないの!?殴れよサイトウ!!


 ◇  ◆  ◇  ◆


 止まり切れなかった拳がそっと、少女の唇に触れてしまった。


 …トゥクン

 初恋の彼女との再会からの、失恋でズタズタになって…止まった心が身じろぎをした。

 ドクンドクン…冷え切った心を温め、熱い血潮が脳を巡り、意識がはっきりと戻ってくれば…サイトウの目の前には、ボロボロの道着を来た少女が居た。

 細い手足に四色の魔法オーラを纏い、何か堅い物でも殴り続けたのであろう拳から血を滲ませる少女の眼前に…自分のゴツゴツした腕が伸びている。

 数々の大木と魔術師、冒険者に怨霊に鬼族、精霊や竜、魔王や勇者を殴ってきた拳の先が…小さな少女の唇に触れている…


 「あっ…ごめ!!」

 余りの柔らかさに赤面し、たじろぐサイトウ!!

 「え?」

 きょとんとする少女、武神然とした鬼武者のたじろぎに彼女の中のギャップ萌えが静かに燃える。

 …かくして、その後師弟の関係となり、半年のお付き合いを経て少女と結婚したサイトウは愛する彼女とまだ見ぬ子供の為に定職に付き、殴るのを辞めた!否…ふふ、やめられるわけがない!


 ほらほら、彼の様子をそっと見てみよう…

 職場で同僚の食事の誘いを断って、愛妻弁当を開ける彼は唐突に天に向かって拳を振り上げる!!

 「ガッツポーズ」だ!

 彼は幸せな日々の中で、一日100回は天を殴る…!

 あぁいっつぁハッピーエンディングだぜ!!


【第十二話:天をなぐるべし!】

 あぁ殴りたい!…リア充よ死ね!!



 ♪マジカルナックルOP「拳の理由」


 ラララ…

 辛い世の中敵だらけ 生き抜く為になぐるべし

 愛する者を守る為 拳を振るってなぐるべし

 (愛されなくてもなぐるべし)


 不器用な生きざまさ 獣の様さ

 ワイルドな生きざまさ 男の美学

 (かっこいい!)


 なんで…(モテない!?)×3

 なんで…(モテない!?)×3

 なんで…(モテない!?)×3


 あぁ…愛されなくともなぐるべし!

 あぁ…涙の代わりに汗ながす!



 ♪マジカルナックルED「拳の中に」

 

 手放さない覚悟 握りしめろ夢を

 強く!固く!熱く! ぎゅっと…


 手放せない物さ 握りしめろ愛を

 強く!優しく!永久に…ぎょっと…


 あぁ拳の中に 守るベキものがある

 あぁ最高の人生の為 最強の拳を


 完

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