造物の魂
旧世界戦争の終結から1000年、人類は感情を持たない「規範AI」の管理の下、未だ地球に残る放射能の脅威を身体の有機電脳化や遺伝子操作により克服し、宇宙への進出を果たした。人類勢力圏の中心である地球で、有機アンドロイドのサム ホワイトは、人類の植民先の惑星の敵性異星人、「サジェイズ」による「都市」システムへの攻撃を「監視者」として防衛している毎日だった。「監視者」としてサジェイズの処理を繰り返す中、彼は「都市」中枢システムAIの異変に気づく...
虚無の記憶
2017/11/09 23:41
(改)