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魔法少女 (検閲済み)

作者: 茶山の狸

この後は未検閲の方へ


私の名前は夢野希美。

魔法少女、始めました。きゃっ!まるで定食屋が冷麺売り出したみたいな言い方しちゃった!今はある日現れた魔法の妖精、クマのスコット・マーアくんと共に世界征服を狙うワールイン団と、特命魔法少女"ドリームウィッシュ"として日夜戦ってます!


「希美ちゃん!ワールイン団が出たよ!」


愛車の、ブラバスチェーンの施された黒のR230型メルセデス・ベンツSLクラスに乗った、白スーツに第二ボタンまで外した柄シャツを着てサングラスを掛けたスコットくんが来ました。

相も変わらず竹○力みたいな渋い声だね。


「じゃかあし……おっと、コホン、もう希美ちゃんてば。早く乗って!ワールイン団の怪人が街で暴れているんだ!」


うん、判った!

私はスコットくんの愛車に乗り込みます。スコットくんがアクセル全開、法定速度ぶっちぎり、その卓逸したドライブテクニックで日中の煩雑した街を駆け抜けていきます。でも運転するスコットくんはずっと何かをキメたような目で、ハァハァ言いながら笑ってるのが気になりました。


「ガハハハーッ!街中吐いたガムだらけにしてやるわ!」


もう着きました。流石スコットくん。アスファルトに黒いタイヤ痕をつけて車体を滑らせて急停止した車から降りると、馬っぽい顔に鹿のような角が生えている嘘臭いまでの筋肉質な怪人が、手下の全身黒タイツを引き連れてガムを噛んでは吐いていました。それにしても、なんて酷い悪行を!

道に落ちてるガムを踏んだ時の不快感を知らないっていうの、この馬鹿!?


「誰が馬鹿だ!馬鹿って言った奴が馬鹿なんだぞ!……と、気を取り直して。ガハハ!よく来たな、ドリームウィッシュ!今日こそお前をこのウーマ様が抹殺して、我等ワールイン団がこの街を征服してくれるわ!」


そんな事させない!この街は私が守ってみせる!

私は魔法のステッキを構えます。


戦闘が始まります。

私は構えたステッキを


-(検閲)-


右手に持ったステッキを右上から左下へ振り降ろし、戦闘が終わりました。断末魔を上げ、爆破四散する馬鹿怪人。決めポーズを私は取ります。今日もこの街の平和は保たれました。でも、きっと私の戦いはまだまだ続きます。でも私は負けません!この街のみんなの笑顔を絶対に絶やさせたりしません!


では最後に決めゼリフを。


「夢みる乙女は無敵なんだから!」




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