認識の外側
とある兄妹が居た。
「ねぇねぇ知ってる?人間の脳の細胞って半分以上が使われていないんだって!」
「へぇ物知りだね。」
「ふふーん。そうでしょ!」
「でもじゃあなんで使われてない細胞なんかがあるんだろうね。」
「うーん。分かんない。」
「例えばだよ?人が見てるものって脳で区別してるだろ?」
「そうなの?」
「そうだよ。でもさ、もしその使われていない細胞がその区別に影響していたらどうなると思う?」
「お兄ちゃん、難しいことよく分かんない!」
「あぁゴメンよ。でも人間の認識が間違っているのだとしたら、人間は何を認識していないんだろうね。」
「?」
「あぁゴメンゴメン。もうすぐ夕飯だろうし行こうか。」
「はーい!」
それは見えない。いや見てはいけない。見ては死んでしまうから、だから人間は逃げた。その何かから逃げるために・・。
「ねぇねぇ知ってる?人間の脳の細胞って半分以上が使われていないんだって!」
「へぇ物知りだね。」
「ふふーん。そうでしょ!」
「でもじゃあなんで使われてない細胞なんかがあるんだろうね。」
「うーん。分かんない。」
「例えばだよ?人が見てるものって脳で区別してるだろ?」
「そうなの?」
「そうだよ。でもさ、もしその使われていない細胞がその区別に影響していたらどうなると思う?」
「お兄ちゃん、難しいことよく分かんない!」
「あぁゴメンよ。でも人間の認識が間違っているのだとしたら、人間は何を認識していないんだろうね。」
「?」
「あぁゴメンゴメン。もうすぐ夕飯だろうし行こうか。」
「はーい!」
それは見えない。いや見てはいけない。見ては死んでしまうから、だから人間は逃げた。その何かから逃げるために・・。
序章 見えざる者たち
2014/03/19 18:25