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たまたま共通の趣味が合ったクラスの子が、目が合う度こっちに手を振ってくるんだが

 俺の名前は、宮下圭太(みやしたけいた)。今は高校二年生。


 俺の通う高校は、とにかく部活動が盛んな学校で、俺自身も推薦で部活をするために入学してきた。

 だから俺は、入学してからというもの授業と部活動の両立で手一杯で、そんな目まぐるしい日々を過ごしていると、気が付けばあっという間に一年が経ち二年生に進級していた。


 まぁそのせいもあって、部活ではそれなりに結果を残せてはいるのだけれど、これまでろくに女子との交流を持つ事もなく、こと恋愛という面においてはからっきしというのが今の俺の現状だ。


 俺だって、彼女が欲しいって思う事がある。というか、いつも思っているぐらいだ。

 そんな欲求ばかりが独り歩きして、最近では家にいる間、ラノベのラブコメ作品を読むことにハマっていたりするぐらいだ。


 作中に登場する同じ高校生は、誰もが羨むようなヒロインの女の子と恋に落ちている。

 そんなラブコメの世界の主人公と自分を重ねる事で、現実世界で唯一足りていない恋愛要成分を、創作の世界から補給する作業を繰り返している。


 それで満足をしてはいるが、ふとした時に急に虚しさに襲われる事がある……。


 そんな俺の高校生活。

 同じクラスに女子はいるけれど、残念ながらうちのクラスには、ラブコメヒロインになるような女子はいなければ、そもそも他愛の無い会話が出来るような女友達すらいないというのが、俺の現実なのであった……。



 ◇



「なぁ圭太。お前サンズファンだったのか?」

「ん? ああ、サンズはいいぞ」


 ある日の昼休み。

 前の席の佐藤達樹(さとうたつき)が、俺の下敷きを見ながら声をかけてきた。


 ちなみにサンズというのは、俺の応援しているサッカーチームの名前だ。

 実は俺は、サッカー部ではないがサッカーファンで、地元のチームのサンズグッズがあればついつい集めてしまう程度にはファンをやっているのだ。


 だから、達樹がサンズの話を振ってくれたのは正直嬉しかった。

 嬉々として俺は、鞄の中から「実は持っているサンズグッズ」を達樹にお披露目、もとい自慢する。


 消しゴム、クリアファイル、パスケース、俺の鞄の中はサンズでいっぱいだ。


「うぉ!? お前めちゃくちゃ持ってるな!」

「だろ? 鞄もサンズ仕様にしたいぐらいだ」


 感心する達樹に、俺の鼻は完全にピノキオ状態だった。

 教室の端で男二人きり、好きなサンズグッズでキャッキャするぐらいが健全な男子高校生なのだ、多分。


 それから暫く俺が気分よくサンズグッズ自慢をしていると、一つの視線がこちらへ向いている事に気が付く。

 気になってそちらを振り向くと、そこには同じクラスの女子が一人、自分の席に座りながらこちらを興味深そうに見てきていた。


 ――え、な、なんだ!?


 残念ながら女子への免疫のない俺は、それだけでキョドってしまう。


 これまで読んできたラブコメの数々。

 沢山のラブコメヒロインと触れ合ってきたはずが、いざこうして実物の女子とは目が合うだけで、こんなにも動揺してしまう自分が恥ずかしかった。


 だが、事態はそれだけでは留まらなかった――。

 その子は俺の視線に気が付くと、すっと席を立ち上がる。

 それから、何故かそのままこちらの席へと歩み寄ってくるのであった。


 そして覗き込むように、俺の自慢のサンズグッズを見ながらその瞳をキラキラと輝かせると――。



「へぇ! 実はわたしも、サンズファンなんだよねっ!」



 その子は満面の笑みを浮かべながら、そんなまさかの告白してくるのであった。


 それは、同じクラスに、同じチームのファンがいた事が純粋に嬉しいのだろう。

 テンションの上がったその子は、興味津々な様子でこちらへグイっと顔を近付けてくる。


 そんな突然の女子の急接近に、免疫のない俺の心臓はドクンと一度大きく跳ね上がる――。


 ――うぉっ!? ち、近っ!?


 すると、そんな挙動不審になる俺が面白かったのか、彼女はニッと満足そうに微笑むと、まさかの一言を口にするのであった。



「よしっ! じゃあさ、同じサンズファン同士、連絡先交換しようよ?」



 そう言ってその子は、自分のスマホの画面を差し出してくる。

 その画面にはQRコードが映されており、それが何を意味するかぐらいは流石に俺でも分かるため、俺は恐る恐るそのQRコードを自分のスマホで読み取る――。


「よし! 交換完了! じゃあ、これからもサンズファン同士仲良くしよー!」


 そう言って満足そうに一度頷くと、その子はそのまま友達の輪へと行ってしまうのであった。


 残された俺は、訳も分からず自分のスマホへと目を向ける。

 そこには、可愛らしい猫のアイコンと共に、『ミク』という名前がしっかりと表示されている――。


 高梨未来(たかなしみく)

 それが、彼女と俺の出会いのキッカケだった――。



 ◇



 俺は高校に入学して、初めて女子と連絡先を交換した。


 お相手は、同じクラスの高梨さん。

 高梨さんと言えば、同じ運動部所属の元気な女の子。それが俺の中の、高梨さんへの唯一の印象だった。


 うちのクラスには、ラブコメヒロインになるような女子はいない。

 特別な肩書や誰もが目を引くような可愛さがあるわけでもない、きっとどこの高校にもいるような普通の女の子達。


 と言っても、勘違いしちゃいけない。それが普通なのだ。


 地方にある普通の高校。俺が普通なら、女子も普通。

 だから例に漏れず、高梨さんも普通の女子だ。それが当たり前。


 でも俺は、実はそんな高梨さんの事が以前から少し気になってはいたのだ。

 あの明るい性格や、笑った時に見せるあの愛嬌のある笑顔。

 いつも遠巻きに見ながら、ちょっといいなと思っている自分が確かにいたのだ。


 それに、俺という平凡男子から見れば、高梨さんだって十分高嶺の花なのだ。

 クラスで良いなと思っている子を三人あげろと言われれば、その三人の中には余裕で入るような女子。


 現実で考えれば、そんな女子の方から声をかけてきてくれただけで、俺の中では十分ラブコメにだって成り得る状況なのだ。


「お前、いいなぁ女子と交換してよぉ」


 一部始終成り行きを見ていた達樹は、先程高梨さんと連絡先を交換した俺の事を羨んでいた。

 俺も達樹も、年齢イコール彼女いない歴の人生だ。

 女子と連絡先を交換しただけでも、それは俺達にとっては大事件であり、大きな一歩なのであった――。



 ◇



 午後の授業が始まった。

 俺は眠い目を擦りながら、省エネモードで授業に臨む。


 このあと、また部活で走らないといけないのだと思うだけで、気持ちがゲンナリしてきてしまう。

 朝から授業を受けて、日が沈むまで部活。土日だってほとんど部活だ。

 こんな生活の中で、女の子と深い関係になるキッカケがあるはずも無ければ、貴重な青春これで本当にいいのだろうかという気すらしてくる。


 あっという間に過ぎ去ってしまった一年を思えば、残りの二年もきっとあっという間に過ぎ去っていってしまうのでは……?

 そう考えると、ちょっとした恐怖でもあった。


 ――俺だって、ラブコメしてぇなチクショー。


「はい、じゃあこの問題を――よし、そこでぼけーっとしてる宮下。解いてみろ」


 そんな下らない考え事をしていると、先生に指名されてしまう。

 目を向けると、黒板には今やってる数学の問題が書かれており、もしかしなくても俺はその問題を解くように指名されたのだろう。


 だが、幸いたった今やったばかりのところだし、別に成績が悪いわけでもない俺にとって、その問題を解く事は難しい話じゃなかった。

 だから俺は、仕方なく席を立つと、黒板に向かって問題の解答を書き出す。


「聞いてないようで、ちゃんと分かってるんだな。正解だ」


 正解したことに、少し驚く先生。

 まぁこんなもん、朝飯前もとい昼飯後ってとこですよと思いながら、俺は自分の席へと戻る。


 しかし、その時だった――。

 後ろを振り返ると、昼休みに連絡先を交換した高梨さんとバッチリ目が合ってしまったのだ。


 そして目が合った高梨さんは、俺にだけ分かるように小さく微笑むと、そのまま俺に向かって小さくその手を振ってきたのであった――。


 ――え、な、ななな、なんだっ!?


 その表情と、何故か手を振られたことに、俺の鼓動は一気にドキドキと激しくなる――。

 一体高梨さんは、何を思って手を振ってくれたのだろうか……。


 そんな事が気になってしまった俺は、さっきとは違う悶々とした気持ちを抱きつつ、それからまた授業が終わるまで自分の世界へ旅立ってしまったのであった――。



 ◇



 高梨さんと連絡先を交換してから、数日が経った。

 交換してからというもの、少し教室で話すようにもなったし、家に帰れば数回の連絡を取り合ったりする程度には仲良くなれたと思う。


 それは本当に、今思えば凄い事だ。

 これまでまともに女子との交流を持てなかった俺が、女子と仲良くなれているのだから。


 でもその代わりに、俺は今一つの事にとても思い悩まされてもいるのだ――。


 今は授業中、俺はそっと隣を向く。

 するとそこには、一つ席を挟んで高梨さんの姿がある。


 すると高梨さんは、まるでセンサーでも付いているんじゃないかってぐらい俺の視線にすぐに気が付くと、俺にだけ分かるように小さく微笑んでくるのであった。


 ――うぉっ! 目が合った!


 その結果、まだまだ女子と目を合わせる事への免疫のない俺は、それだけでまたキョドってしまう。

 だが高梨さんは、そんな俺を楽しむように楽しそうに微笑むと、加えてこちらへ小さく手を振ってくるのであった――。


 ――だからそれ、なんなんだよ!?


 俺の心が、それだけでまたかき乱される――。

 そう、高梨さんはあれからこうして俺と目が合う度に、何故か手を振ってくるのである――。


 その可愛すぎる仕草が、俺はもう気になって気になって仕方なくなってしまっていた。

 でも経験のない俺は、高梨さん本人にはその事を悟られないように接している。


 お互いやり取りするメッセージも、部活や授業の内容がほとんどで、そこに男女の色恋なんてものは全く含まれてはいないのだ。


 せっかく出来た女子の知り合いなのだ。

 俺が勝手に舞い上がって、高梨さんに引かれてしまう事だけは避けたい。

 だから俺は、この舞い上がっている気持ちだけは表には出さないように、これまで必死に努めてきたのであった。


 だが、この日の夜。

 事態はまた一変するのであった――。



 ◇



 部活を終え帰宅した俺は、いつも通り食事と風呂を済ませる。

 そしてようやく訪れた自由時間、俺はとりあえずスマホを手にする。


 すると、未読のメッセージが届いている事に気が付く。

 しかもそれは、高梨さんからのメッセージだったため、俺は慌ててそのメッセージを確認する。


『宮下くん!』


 そんな一文と共に、可愛い猫のスタンプが送られてきていた。

 内容のないメッセージだけれど、女子から――しかも高梨さんからそんなメッセージが送られてきているだけで、今日一日の疲れも吹っ飛ぶほど気分が上がってくる。


『今日もお疲れ様! 部活マジで疲れたー!』


 でも俺は、今日も自分の感情は表に出さない。

 心はルンルンだけれど、引かれたくないから普通に返事を返す。


 しかし、次に送られてきた高梨さんからのメッセージを見て、俺は凍り付いてしまうのであった――。


『うん、今日もお疲れ様! ところで宮下くん、私一つ不満があるんだけど』


 ――不満がある?


 急に送られてきた、その不満の一言。

 それがポジティブな意味ではない事は明らかなため、俺は慌てて返事をする。


『え、俺、何かしちゃったかな?』


 なんとか返事をしたものの――怖かった。

 俺の振舞いの何かが、高梨さんを不満にさせてしまっているという事だろう。

 せっかく出来た女子の知り合いなのに、ここで失ってしまうかもしれないという恐怖に、心がきゅっと締め付けられる。


 ――嫌われたく、ないな。


 どんどん弱気になってきてしまう。

 一体どんな返事が返ってくるのだろうかと、俺はドキドキとしながら高梨さんからの返事を待つしかなかった。


 それから数分の間隔をあけて、高梨さんからの返信が届く――。


『何もしないからだよ。宮下くん、私が手を振ってもいつも無視するじゃん』


 その言葉に、俺はハッとする――。

 たしかに、高梨さんから手を振って来てくれているのに、俺はいつも恥ずかしくて視線を逸らしているのだ。

 言われてみれば、それは相手からしてみれば無視でしかない。


『ごめん! 高梨さんと直接面と向かってだと、どうしてもまだ緊張しちゃってさ!』


 これは、100%自分が悪い。

 そう思った俺は、包み隠さずそうしてしまっている理由を説明する。

 ここでまた俺が無い頭を使って取り繕おうとしても、きっとそんなものは高梨さんには通用しないと思えたから。


 すると、今度はメッセージではなく電話が鳴り出す――。

 番号を確認すると、それは高梨さんからの着信だった。


「も、もしもし?」

「――宮下くん。その、メッセージ見たよ」


 緊張しながら電話に出ると、電話の向こうから高梨さんの声が聞こえてくる。

 しかし、いつもの元気な感じではなく、どこか思いつめたような声をしていた――。


「う、うん」

「――わたしもだよ」

「え? わたしも、って……」

「――わたしも、実は毎日すごく緊張してるのっ!」


 その、思い切って感情を吐き出すように語られた高梨さんの言葉に、俺はなんて返事をしたら良いのか分からず固まってしまう――。


 ――高梨さんも、緊張していた?


 いやいや、高梨さんはいつも明るくて、元気で、太陽のような存在。

 そんな高梨さんから飛び出した緊張という真逆の言葉に、頭の整理が追い付かない――。


「――初めて声をかけた時もそうだよ。わたし、頑張って宮下くんに声かけたんだよ?」

「初めてって――サンズの時の」

「そう。わたし、宮下くんがサンズ好きって知ってたから、自分もサンズファンになったんだよ」


 そのまさかの言葉に、俺はまた固まってしまう――。


 ――俺と知り合うために、サンズファンになってくれたってことか?


 もし自惚れでなければ、今の言葉はそうとしか聞こえなかった。

 だからこそ、高梨さんが自分なんかのためにそうしてくれていたなんて、信じられなかった……。


「……だからわたし、これまでずっと頑張ってたんだよ……。宮下くんは、どうなの……?」


 そして高梨さんは、涙を堪えながら絞り出すような声で、そう訴えかけてくる――。

 その言葉には、きっと嘘偽りなんて微塵も含まれていないと思えた。


 ……いや、そうじゃないな。

 たとえこの電話で語られた言葉が全て嘘だったとしても、もう俺の中で生まれているこの一つの感情は、嘘なんかじゃないのだから。


 ――ここまで女の子に言わせたんだ。経験なんてないけれど、ここから俺のすべき事は一つ。


 そう決心した俺は、電話の向こうの高梨さんにゆっくりと語り掛ける。


「うん……その、ありがとう。声をかけてくれた事、本当に嬉しく思ってるよ」


 声が震えるし、胸がドキドキと張り裂けそうになる。

 これから自分が言おうとしている言葉で、この関係が終わってしまうかもしれないという恐怖――。


 でも、高梨さんがここまで頑張ってくれているのだ。

 だからあとは、緊張なんてしている場合じゃなかった。男の俺から、しっかりと言葉で伝える番なのだ――。



「だから、俺がどう思っているのかと言えば……俺は、高梨さんのことが好きだ」



 これまで募った想いを吐き出すように、俺は高梨さんへ告白をした――。


 人生初めての告白。

 我ながら、全然上手い言い方じゃなかったことぐらい分かっている。


 それに告白出来たのも、こうして高梨さんの方から歩み寄ってくれて、いつも俺にアプローチをしてくれていたからだ。

 だからはっきり言ってしまえば、俺ではなく高梨さんの勇気のおかげ。


 そのうえで今の俺にとっては、これが精いっぱいの告白だった――。



「――嬉しい。わたしも、いつも部活を一生懸命頑張ってる宮下くんの事が、ずっと前から好きでした」



 返事は、高梨さんからの逆告白だった。

 つまり、それって――。


「じゃ、じゃあ、その、俺と高梨さんは、今日から付き合うってことで、い、いいのかな?」

「あはは、うん、そうだよ!」


 現実が上手く掴めない俺の言葉を、高梨さんはいつものように笑って受け止めてくれた。

 こうして俺は、初めての彼女が出来たのであった――。



 ◇



「よーし、じゃあこの問題。宮下、解いてみろ」

「はーい」


 授業中。先生に指名された俺は、仕方なく席を立ち上がり黒板に書かれた問題を解く。


「よし、正解だ。戻っていいぞ」


 難なく俺が解答すると、無事正解して席へ戻るため振り返る。

 すると、そんな俺に向かって、ニッコリと微笑みながらその手をヒラヒラと振ってくる女子が一人――高梨さんだった。


 だから俺も、そんな高梨さんに向かって小さく手を振り返す。


「おいお前らー。授業中にイチャイチャするなよー」


 そんな俺達に向かって、先生が呆れながらツッコミを入れると教室中に笑いが起きる。


 俺は高梨さんの彼氏で、高梨さんは俺の彼女。

 そして今では、俺達はクラスで一番のバカップルと呼ばれているのであった。


 笑われながら俺が席に着くと、一つ席を挟んで未来(みく)が、こちらに向かって悪戯にニッと微笑みかけてくる。

 その表情は、明るくて、眩しくて――俺にとってはやっぱり高嶺の花と思える、最高の彼女なのであった――。



以上、クラスの子が手を振ってくるラブコメでした。

楽しんでいただけたら嬉しいです!!


もし面白かったよと思って頂けましたら、評価やブクマ、感想など頂けるととっても嬉しいです!!


以下、宣伝失礼します!

こちら、小説家になろう様で連載させて頂いております『クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。』という作品の2巻が、6月20日にGCN文庫様より発売となります!

ノンストレスで読める、王道系で甘くて可愛い挙動不審ラブコメ作品になりますので、こちらもよければチェックしていただけると嬉しいです!

よろしくお願いします!!

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[良い点]  あまずっぺー♪ [一言] ほっこりした(^.^)
[良い点] 良いですね。最高です。普通で真面目で面白くて。真剣でちょっぴり不安や希望がたっぷり詰まっている恋愛。応援したくなる恋路でした。
[一言] 素晴らしい! そうそう、最初こんなもんだったよ(しみじみ
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