表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/77

43 ウルフ討伐依頼

「おっとすみません! 今回はどんなご用でしょうか?」


「ああ、初心者用の依頼をもう一度見せてもらえますか?」


「はい。こちらになります」


 直樹は採集系の依頼ではなく、討伐系の依頼を確認した。


「ウルフ、オオカミ討伐……? これは初心者用の依頼なんですか?」


「ええ。昔からこの辺に現れるモンスターで、群れだととても厄介なのですが、滅多に群れる事はありません。単体であれば、初心者でも頑張れば倒せますよ」


「なるほど……因みに、討伐したのかどうかってのはどうやって証明するんです?」


 直樹の質問を聞いて、マーティンは一瞬固まり、クスリと笑って答える。


「ああ、それなら証拠品となるアイテムをウルフがドロップしますので、そちらを納品してもらえれば大丈夫ですよ」


(おい、ドロップって言ったぞこいつ。ここまで直球なメタ発言は初めて聞いたぞ。世界の概念どうなってんだ? というかウルフって種族名なのかよ、まんまかよ)


「わかりました。じゃあこれにします」


 直樹は一撃で死んでしまうような貧弱ステータスだが、直樹にはアナザーレールという頼もしい仲間がいる。


(神父の爺さんが言うには、アナザーレールのステータスは並大抵のモンスターの5倍から10倍……俺が戦う必要もないんだ)


「それではサインを」


 直樹は口角を上げながらサインし、意気揚々と、アナザーレールと共に街の外へ出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ