表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/77

29 休息

 教会で蘇った直樹はため息を吐き、教会を出た。


「街中で死ぬとは思わなかった……」


「はぁ、はぁ……だ、大丈夫ですかあっ!?」


 神父が走って直樹の元へやってきた。


「街の中でもダメージ判定はあるんですね。油断してました」


「普通はあり得ないのですが……」


「本来も計測はされていて、俺の場合はステータスが低すぎるから1発アウトってことですね、わかりますわかります」


 直樹は死んだ事によって少しヤケになっていた。


「もう少し明るくなるまで教会でゆっくりしていってください!」


「ありがとうございます。そうさせてもらいますね」


 直樹と神父は教会に入った。


「すみません、トイレ借りていいですか?」


「ええ、ご自由に」


 直樹は洋式の便器に腰掛け、ため息を吐く。


「何で俺のステータスはこんなに低いんだ……? 何かの手違いがあったのか? 手違いだとしたら神とやらをぶっ殺してやりたい」


 直樹がトイレから出ると神父はマグカップを差し出す。そのマグカップには淡い青色の液体が入っていた。


「どうぞ、シアンハーブティーです。精神異常に効果があります」


「精神異常?」


「勘違いはなららぬようにお願いします。貴方の頭がおかしいというわけではなく、そういう状態異常の一種がこの世界には存在します。貴方はその症状が出ていると見受けられたので」


「はあ、いただきます」


 直樹がシアンハーブティーを飲むと、直樹の目から涙が流れた。


「あれ……?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ