第101話 馬脚をあらわす
スマホが壊れ
テレビが壊れ
Wi-Fiがおかしくなった
踏んだり蹴ったりです
「ふざけるな!次期法王は!第219代パウディル聖教法王兼パウディル神聖国国主は!このウェイアス・カルタス・フォン・イルガルクだ!」
その場にいた人達が、会議のやり直しで合意しようとした時、騎士団長のウェイアスさんが声を荒げた。
いままでどちらかというと、冷静沈着なイメージのあったウェイアスさんなら、てっきり会議のやり直しに賛同すると思っていたのに、声を荒らげたのに驚いた。
全員が驚くなか、テウゴク枢機卿だけがウェイアスさんに視線を向け、
「そのために、法王猊下を殺害したわけかな?」
とんでもない発言をした。
「なにをいっている!殺害したのは、元部下のマリア・テレジア・フォン・ケルビレアーナだ!」
ウェイアスさんは当然反論する。
しかしその表情は、焦りの色が見えたような気がした。
「確かに殺害に使用されたのは彼女の武器。しかし、別人がこれを使用して殺害し、その場に放置すれば、疑われるのは持ち主ですな」
つまりテウゴク枢機卿は、ウェイアスさんが犯人だといっているのだ。
「証拠はあるのでしょうな?」
ウェイアスさんは、テウゴク枢機卿を睨み付ける。
テウゴク枢機卿は、その視線を気にすることなく、入り口に向かい、
「もちろん」
その扉をあける。
するとそこには、ラグウス・バリュヌス法王猊下を殺害した犯人となっているあの女騎士がいた。
その女騎士をみた瞬間、ウェイアスさんの顔色が一瞬だけ変わった。
そして、ラシャナさんの顔色も変わった。
自分の祖父を殺害した犯人がやってきたのだから当然と言えば当然だろう。
女騎士はテウゴク枢機卿の横に立つと、ゆっくりと口を開いた。
「私はパウディル神聖国教会騎士団所属分隊長のマリア・テレジア・フォン・ケルビレアーナです。
私は法王猊下が殺害された翌日に、そこの男、ウェイアス・カルタス・フォン・イルガルクに刺し殺されかけました。
しかし幸いな事に、テウゴク枢機卿の配下の方に助けられ、身の安全のためにかくまって戴いていました」
その話の内容に、テウゴク枢機卿とウェイアスさん以外の全員が驚きを隠せなかった。
そして女騎士は、まず僕に視線を向け、
「貴方を監禁する勅書は私が書きました。そしていま、ウェイアス・カルタス・フォン・イルガルクが所持している勅書も、聖印が押されていない状態のものを、たしかに確認しました」
次にウェイアスさん。いやウェイアスの持っている勅書に視線を向けた。
全員の視線がウェイアス・カルタス・フォン・イルガルクにあつまる。
「どうして?どうしてお祖父様を殺害したんですか?」
ラシャナさんは怒りを堪えながら、ウェイアスに質問を投げ掛ける。
すると、ウェイアスはさらに怒りをまし、
「あの老いぼれが、この私を次期法王に選ばなかったからだ!」
壊れるのではないかと思うほどに司会者台に拳を叩きつけた。
神様と4億年修行したのに、レベルが低いのではとご指摘を戴いてから、そうかもと思って気になったので、能力値はそのままで、アビリティやスキルのレベルを修正しました。
とはいえ、ステータスのインフレは嫌だったので少し控えめにしました。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
名前:矢嶌六三
種族:サキュバス
性別:女
能力値
筋力 :603
耐久値:744
敏捷性:851
器用さ:1628
知識 :4395
魔力 :∞
魅力 :3214
幸運値:25
アビリティ
不老
完全言語理解
完全鑑定・人物可
完全偽装
時空間超越調達
吸精Lv1980
魔眼Lv1990
夢侵入Lv1840
飛行Lv178
スキル
治癒魔法Lv2040
製薬技能Lv2120
調理技能Lv2140
精神魔法Lv1500
杖術Lv1115
医学知識Lv1880
栄養学知識Lv1840
薬学知識Lv1990
家事Lv2010
称号
転生者 魔神級淫魔 薬師 地獄からの生還者
所持品
世界樹の金剛杖 技能神の無限バッグ
罪科
無し
△△△△△△△△△△
ご意見・ご感想・誤字報告よろしくお願いいたします