第9話 初めての異世界
説明多めです
4/4に加筆修正しました
9/20に加筆修正しました
12/16に加筆訂正しました
9/20に修正しました
R3 1/30にステータスを修正しました
眩しい光につつまれ、頭を下げたままだった僕に、不意に風があたり、草の臭いが漂ってきた。
目を開けると、そこは森だった。
木々は高く複雑に枝を伸ばして日の光を遮り、草は自由に葉を広げていた。
「人目のあるところは不味いのは解るけど…」
居なさすぎだ。
と、思いながらも、街中とかでなかったのは有り難かった。
まずはステータスの確認だ
自分に対して完全鑑定を使った。
すると目の前に透明な板のようなものが現れる。
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名前:矢嶌六三
種族:サキュバス
性別:女
能力値
筋力 :603
耐久値:744
敏捷性:851
器用さ:1628
知識 :4395
魔力 :∞
魅力 :3214
幸運値:25
アビリティ
不老
完全言語理解
完全鑑定・人物可
完全偽装
時空間超越調達
吸精Lv1980
魔眼Lv1990
夢侵入Lv1840
飛行Lv178
スキル
治癒魔法Lv2040
製薬技能Lv2120
調理技能Lv2140
精神魔法Lv1500
杖術Lv1115
医学知識Lv1880
栄養学知識Lv1840
薬学知識Lv1990
家事Lv2010
称号
転生者 魔神級淫魔 薬師 地獄からの生還者
所持品
世界樹の金剛杖 技能神の無限バッグ
罪科
無し
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天界での努力の結果がでていたのは非常に嬉しい。
魔神級淫魔の称号は物凄く気になる。
が、これを他人に見られると非常に厄介なことになるのは間違いない。
「そうだ。完全偽装を使ってみるかな」
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名前:矢嶌六三
種族:人間
性別:女
能力値
筋力 :35
耐久値:43
敏捷性:55
器用さ:75
知識 :65
魔力 :67
魅力 :60
幸運値:25
スキル
治癒魔法Lv22
製薬技能Lv45
精神魔法Lv15
杖術Lv14
医学知識Lv32
栄養学知識Lv33
薬学知識Lv46
家事Lv56
称号
薬師
所持品
金剛杖 マジックバッグ
罪科
無し
△△△△△△△△△△△△
これなら、そんなに怪しまれる事はないだろう。
「ともあれ人の住んでる所を探そう」
僕は、完全鑑定を終了させると、皮膜の羽根を出して空に舞い上がった。
ちなみに服には、羽根と尻尾を出す為のスリットが空いている。
そして木よりも高く飛ぶと、周囲を見渡してみる。
「太陽の位置からすると…」
天候の動きは地球と変わらないという事は、智嚢神様に教えてもらった。
「北には山。後の三方はなにもなしか」
そうして僕は南にむかった。
1時間ほど飛んでは15分の休憩を繰り返して飛び付ける。
そうして夕暮れが近づいた時に、森の中に滝を見つけた。
落差は30mほどで、滝壺の側はなぜか木が生い茂って居なかった。
暗くなっても飛ぶ気はなかったので、今日はここで一夜を明かすことにした。
とはいっても、野宿をするわけではない。
移動中の休憩時間に、技能神様から貰った『いいもの』取り出して確認してみると、5㎝四方のピラミッド型をした、プラスチックの模型とホログラムの説明書が現れた。
これはどうやら「携帯型ピラミッドハウス」と呼ばれるもので、普段はバッグに入るぐらいの大きさで、使用するときには、大きさが2m四方にしかならないが、その内部はかなりの広さになるらしい。
説明書の表示の通りに、底の部分に指を押し付けると、
「持主登録完了。防犯システムを作動します」
と、アナウンスがはいった。
これでこのピラミッドハウスは僕にしか使用できなくなったらしい。
「使用キーワード・収納キーワードを登録してください」
このキーワードを入力することで、このピラミッドハウスは初めて使用できるようだ。
僕は、飛んでいる間に考えたキーワードを入力する。
「使用キーワード、一時の休息を。収納キーワード、旅の輩に」
「キーワード確認。使用可能です」
早速使ってみることにした。
ピラミッドを地面に置き、
「一時の休息を」
キーワードをとなえると、5cm四方のピラミッドが、2m四方くらいのピラミッドになった。
入り口部分は水平な屋根が突き出ていて、きちんとドアもついていた。
ドアを開けて中に入ると、そこは20畳くらいあるリビング兼ベッドルームで、床はフローリング、ソファーのあるところには毛足の長い絨毯がしかれていた。
ベッドはタブルを通り越したトリプルサイズで、スプリングは最高だった。
その左奥の通路にはトイレとバスルーム。
その右側にはダイニングキッチンがあり、更にその奥には、倉庫と個室がある。
中は暑くも寒くもなく、明かりもしっかりしていて、とても明るかった。
おまけにセキュリティシステムまでついていて、魔物や不審者は触ることも出来ないらしい。
外見も一人用のテントにしか見えないため、カムフラージュになるだろう。
さすがは技能神様謹製だ。
ありがとうございます。
その夜は、セキュリティをしっかりとかけると、早速に時空間超越調達を使ってみた。
すると目の前に、品物の分類リストと、貨幣投入口と物品投入口が現れた。
その一番上にはポイントが表示されていて、勿論0だった。
銀貨はなんと無く止めておこうと思ったので、魔昌石をいれてみた。
すると、
「えっ?」
魔昌石1つが、なんと1億ポイントにもなったのだ。
もしかして技能神様はこれをわかってて入れておいてくれたのだろうか?
ともかくこれで食事はなんとかなりそうだ。
そこで早速、夕食の材料を取り出して夕食を作り(ご飯・お味噌汁・ニラ玉)、風呂にはいってから眠りについた。
ふと寂しさが沸き上がったが、疲労のためか、直ぐに眠ってしまった。
ついに転生先です。
今のところ森のなかで独りぼっちです
アビリティは生まれつき(種族的能力・神様に与えてもらった祝福など)
スキルは学習して身に付けたもの。
ということにしました。
レベルがないものは、成長の必要がないものとしました。
人間は能力値・アビリティ・スキルレベル共に100を越えると超人扱いです。
エルフ・ドワーフ・ホビット・魔族などの長命種はスキルが100を越えるのは普通です。
能力値で100越えが普通なのは、
エルフは知識と魔力。
ドワーフは筋力と耐久値。
ホビットは器用さと敏捷性。
獣人は筋力・耐久性・敏捷性。
魔族は種族によりけり。