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第49話 竜人王女編 『竜人王女の宣言』

 時は遡り、フレアとレジーナが移動魔工房の外で話をしたときのこと。


「レジーナさんに最後のお願いがあります。とても、……とても大事なお話です。多くの竜人と人々を救う恐らく唯一の方法です」

「それはどういうことですか?」


 フレアは遠い目で空を眺めながら近いうちに必ず起こりえた事実を話した。


「どのみちこれは将来起こりえた未来なのです。いずれにせよ王国と共和国の同盟は破綻します」

「なっ」


 驚愕に声がでないといった様子だがフレアは試すように問いかける。


「本当はレジーナさんも薄々気がついていたのではありませんか」

「……それは、しかし、そうならない可能性も」

「それは楽観が過ぎますよ」


 厳しい口調でフレアはレジーナを諭す。


「竜人は民を治めるという本質をよく分かっていない者が多いようですね」


 それは力を至上とする民族性も関係しているのかもしれない。だとしてもそれは言い訳にならない。

 

「どういうことでしょう」

「ベルカを力で制圧し、略奪を行い、王都を襲撃し、少なくない人が命を落とした。それは変えようのない事実です。しかも、襲ったあなたたちは軍人でしょう。対して王国側の被害者には一般の民がいるのです」

「それは……」

「共和国と王国とでは事情がまるで違う。民が抱いた恨みや憎しみは消えることがありません。それをないがしろにして同盟など本来あり得ないのですよ」


 言われてみてレジーナは己の浅慮に気がつき恥じ入る。特にエクリスの名代として実質の政務を受け持つレジーナはフレアの言葉に耳が痛い。


「それでも私はティアナや生徒たちのために幾つか手は打ったのですがやはり簡単にはいきませんでした」

「フローレア様は何かしていたのですか」

「はい。その1つが親善試合の結果です」


 圧倒的な竜人の大敗という形で幕を下ろしたあの試合はレジーナにとっても思い出したくもない悪夢となっている。あの場にいた竜人の多くはそう思っていることだろう。


「ベルカの住民の前で私は徹底的に竜人を叩き潰す。これによって人々の(りゅう)(いん)が下がればと狙ったのですが」


 今聞かされた衝撃の事実。後々の同盟を考えてフレアは親善試合すら戦略的に見据えていた。これにはレジーナも舌を巻く。


「あれは意図的であったと? フローレア様はあのあとティアナクラン様や魔法少女たちに怒られていましたが」

「魔法少女を守るために泥をかぶることなど苦ではありません。それよりも彼女たちが悲しむ未来の方がたえられません」


(何という御方だ)


 レジーナはフレアの器の大きさを感じ取り畏敬の念を禁じ得ない。エクリスという主がいなければすぐにでも膝をつきあなたに仕えたいと願い出たことだろう。

 

「ティアナは魔法少女のせいか王族といえど甘いところがあります。言葉を尽くせば民が納得すると、そう考えているのでしょう。正論と利を説けば手をとりあえるなんて幻想です。それは人の命を軽く見ていることにも繋がります」


 フレアの辛辣な評価にレジーナは耳を疑う。


「自国の王女にそこまでおっしゃるとは……」

「それだけでありません。レジーナさんの主であるエクリス王女も甘い」


 ティアナクランだけでなく、フレアはエクリスの欠点も指摘する。


「竜人は強力な武力を背景に力で民を押さえつけてきました。今までは自国内で通じてきたのかも知れませんがここはブリアント王国です。これだけ(ごう)(まん)に振る舞っておきながら不満を抑え込めると本気で信じているのなら非常に残念なことです。それを(ただ)すのは本来お目付役でもあるレジーナさんのお仕事でした」


 その批判にはレジーナも反論する気も起きない。そもそもレジーナ自身も当初は人間との同盟に向かうことを疑問視していた。軽んじていたともいえた。その考えが吹き飛んだのはフレアに出会ったからだ。


「しかしこのまま同盟が破綻し、両国が戦争となれば多くの人々が命を落とし、取り返しのつかない憎しみを生むことでしょう。それだけは防がなくてはなりません」

「フローレア様は何か考えがおありなのですか」


 フレアは一度しっかり頷き説明する。


「本当に命の重みを拭えるのは同じ命の重みのみ。そして、両国の心を動かすような《奇蹟》が必要です。例えば、誰かの命と引き換えに大勢の命を救ったといったような……」


 その言葉にレジーナは猛烈に嫌な予感が脳裏を駆け巡っていく。


(そういえばフローレア様は先ほど《最後のお願い》と言わなかったか)


「レジーナさんは言いましたよね。治療薬はどのように作るのかと」


 その先は聞きたくないとレジーナは耳を塞ぎたくなるが体が思うように動かない。その先の内容が予想できてしまったのでレジーナは恐怖の余りに頭の中が真っ白になる。何せ、レジーナは本気でフレアを好きになっていたのだから。


「治療薬は私の血で作られます。私の大量の血を用いてベルカにいる大勢の竜人を救い、同盟を実現させてください。それはこの先多くの命を救うことになるでしょう。魔法少女たちが悲しむことがない未来を切り開くことができるのです」

「ぁ、ぁああ」


 レジーナは言葉にならず嫌だと拒絶の意志をフレアに伝えることができない。そのままフレアから残酷な言葉は紡がれた。


「レジーナさん、どうか私の命で王国と共和国の人を救ってあげてください」

「うぅ、うわああああああーーーー」


 天にむかってレジーナは(ひど)く哀しげな叫びを発し、周囲を悲しみで包みこんだのだ。




 レジーナから語られたフレアの真意。その場にいた多くが涙を流した。


「わ、わたくし、フローレア教官になんてことを。あの試合にそんな意味があったなんて……。これでは謝ることもできませんわっ」


 アリアは親善試合のあとフレアをことを思いっきり叱ってしまったことを思い出しその場で泣き崩れる。

 既にフレアの意識はなく死の淵に立っている姿を見て多くの生徒が悲しんで集まっていく。


「ちょっと、起きなさいよ。死んだら絶対に許さないんだからーー。うわああーーん」


 シャルもフレアを揺すって呼びかけるも体の冷たさを知って泣き出してしまった。


「教官殿」

「フレアちゃん」

「フレアっち」


 各々にフレアに呼びかけるが返事は当然返ってこなかった。

 

 一歩退いた場所から話を聞いていたティアナクランが体を震わせうつむいた。


「フローレア、この光景が見えていますか? みんなあなたのことで悲しんでいます。これがあなたの……のぞんだ、未来、なの、です、か……」


 悲しくて、既にどうしようもなく手遅れでティアナクランは途方に暮れていた。


「命の重みか……。その言葉、胸に刻もう」


 エクリスは歯を食いしばり胸に手を当てる。


(わらわは愚かだな。今頃気づくとは。得難い伴侶はとっくに出会っていたのだ)


 フレアのことを眺めているとエクリスの瞳を潤み始める。それでも王族が涙を見せるわけにはいけないと自分を戒める。


「ティアナクラン、落ち込んでいる暇はないぞ」

「え?」


 顔を上げるティアナクランにエクリスは言った。


「この度の騒動。裏に悪意を持った扇動者がいることははっきりした。後手を踏まぬようわらわたちはすぐに手を打つ」

「でもフローレアが……」

「しっかりしろ!! それども王族かっ」


 悲哀も一瞬で消し飛ばすエクリスの叫びにティアナクランは目を白黒させる。

 

「フローレア嬢の望んだ同盟を確固たるものにする。想いを託された者としてなんとしても同盟を成立させる」


 そして、エクリスは一皮むけたような凜々しい顔つきでレジーナに指示を出す。


「レジーナ、竜人も人も大勢集めよ。1時間だ。大広間で演説を行う。フローレア嬢の献身を知らせしめ、確固たる同盟締結を印象づけるぞ」

「はっ、お任せください」


 ティアナクランもエクリスに感化されてすぐに手配に動き出す。

 そして、エクリスは静かにフレアの寝台にむかって歩き、すぐ横にて立ち尽くす。


「そなたがフローレア嬢の母君か」

「はい。フロレリアと申します」


 エクリスは目の前にいる美しい女性に驚き、既視感をおぼえる。


(この女性、昔どこかで会ったか)


「よい息女をもたれた」

「はい、自慢の娘です」

「すまぬがある儀式を試してみたい。成功するかはわからぬが……」

「えっ」


 エクリスは了承を取っている時間はないと返事を待たずにフレアの首筋に残る魔術の痕跡を見つける。


「……マーキングは残っているな。これならば可能性はある」


 するとエクリスは鋭い牙で舌を思いっきり噛んだ。あふれ出す血はすぐに口内に溜まり口から一筋の血があふれ出す。

 そして、魔術儀式と思われる魔方陣の軌跡が魔力光にて描かれていき、フレアを覆っていく。


 そのままエクリスはフレアにむかって大胆にも口づけをおこなう。


「「「ええーーーーーー」」」


 見ていた生徒たちはエクリスの奇行に叫びともつかない素っ頓狂な声をあげる。


「な、何をしてますのーーっ!!」


 アリアがエクリスにくってかかろうとし、他の生徒も引き離そうとするもなぜかフロレリアが静止する。


「待って。このままでかまいません」

「「「ええーーーー」」」


 またも生徒たちは驚き意味が分からず見守ることしかできない。よく見るとエクリスがフレアに自分の血を流し込んでいる様子が分かる。


「血を、フローレア教官に与えていますの?」

「普通は意味もないし、むしろやっちゃいけないことだけど魔方陣があるということは何かの儀式を施しているのかも」


 ユーナが慎重な意見を述べると生徒たちは落ち着きを取り戻す。


(龍神の血について不老不死などといった伝説が各地で残っていると聞きますねえ。これはもしかすると……)

 

 観察していたセリーヌがそんなことを考えているとエクリスは顔を離してフロレリアに言った。


「このまま魔法による治療を続けるといい。運が良ければ息を吹き返す可能性はある」


 その言葉に周囲で聞いていた生徒たちには希望が差す。そんな中でフロレリアは信じられないと言ったようにエクリスをみた。

 

「……これは《龍神の花嫁》の儀式」


 ぽつりつぶやくフロレリアにエクリスは目を見開いた。


「その名は竜人王家の秘事。どこで知ったのやら、そなた何者だ?」


 思わず問い詰めたがエクリスはまあいいと去って行く。フロレリアは深く頭を下げてそれを見送った。



 

 2人の王女の名のもとに、多くの人と竜人がベルカの大広間に集められた。急ぎもうけられた演説台の上に立った2人が頷き会って集まった人々に呼びかけた。


「わらわは2つの知らせを伝えなければならない。1つは竜人を長年悩ませてきた呪いとも言うべき病、そこに光がさしたということだ。このブリアント王国の1人の少女が原因を突き止め、このたびの病にはその治療薬を見いだした」


 エクリスが薬の入った小さな瓶を掲げると多くの竜人が歓喜で湧いた。中には肩を寄せ合って涙を浮かべる者がいる。それを見聞きする人々はそれがいかに竜人にとって重大なことであるのか伝わってくる。。


「ここにある治療薬が解明されれば、このたびの新種の病だけでなく竜人が古くから抱える問題が解決することだろう。これには竜人を代表しブリアント王国に対して深い感謝を示したい」


 エクリスがそう言ってそこにいる人々に向かって礼をした。

 誇り高い竜人が、それも王族が頭を下げたことに聴衆はざわめいた。


『竜人の王女が頭を下げた!?』

『まじかよ』


 それだけ大きなことだったのだろうと人々は理解を深めていく。

 更にティアナクランが前に出て次なる言葉を言い放つ。


「もう一つの知らせはこの治療法をもたらした少女がつい先ほど息を引き取りました」


 ティアナクランから死の知らせに人々は静まりかえる。

 聞いていた竜人はなぜだ、と声が上がる。

 治療法を編み出した少女に死なれてはこれから治療の研究が遅れることは明らかで誰もが戸惑いと落胆を隠せない。


「この治療薬には少女の血液から抽出したとある因子が使われているからです。今回、この場にいる多くの竜人を救うため少女は死に至るほどの血を使ってしまったのです」


 なぜそこまでして?

 多くの人が疑問を浮かべているとティアナクランが涙ながらに語り出す。


「その少女は王国と共和国が対立することを嘆きました。このままでは両国で戦争になると心配したからです。戦争を止めるためには人々の誤解を解き、大量の竜人を救ってみせるより方法がありません。時間もなく、少女はやむなく致死量の血を使ってしまったのです」


 それには聞いていた人々が絶句する。中には少女を追いこんだ原因の一端に間接的とはいえ自分たちも関与したことに思い至り罪悪感を抱く者もいた。


「皆さんの中には竜人に対して良くない感情をもち、納得できないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、その少女は共和国と戦争になれば数え切れない人の命が失われるのだと話していました」


 ティアナクランが訴えても不満の声がちらほらと聞こえる。それでも今度は違う。冷静な人の中には少女の死を賭した覚悟を受けて説得に回ろうと話している人もいる。

 確かに共和国と戦争になったとき、無事で済むとは思えない。それほど竜人は圧倒的な能力を持っているからだ。

 だが何よりも戦争を止めるために命をかけた少女の思いを真剣に受け止める人がいた。


 それを確認しエクリスはいった。


「このたびベルカで起こった強奪はわらわの指示ではない。両国を争わせようとする勢力による策略であった。それは先の騒動で扇動者がいたことからも知っているだろう。だが、部下を制御できなかったわらわの責任も認めよう」


 そして、エクリスはこの場にて約束した。


「謝罪として、共和国は王国の危機に際しては自ら軍を率いて全力で支援することをここに宣言する。犠牲となった人もいよう。だがそれ以上に多くの人々を救い償いとすると約束する。我ら竜人は命をかけて盾となり矛となろう」


 腕を振り上げて竜人に呼びかける。


「我らが恩人たる少女、《竜人の聖女》がいたブリアント王国は我らの盟友となった。では王国の敵は誰の敵か」

「「「我ら竜人の敵」」」


 エクリスの声に竜人は声を揃えて応じた。


「ファーブル翼竜共和国の第一王女エクリスの名においてブリアント王国民に危害を加えることを今後禁止する」

「「「応」」」


 エクリスの宣言をうけて人々は戸惑った。すぐには受け入れにくい内容ではあるもののこの流れで反対の声を上げるのもためらわれる。

 それには命をかけて死んだという少女に対しての遠慮も大きかった。

 そこにブリアント王国の警備兵が泡を食った様子で走り込みティアナクランに報告する。


「報告します。ベルカ周辺に2万の魔物が出現。こちらに向かって進行中!!」


 その言葉に集まった人々が騒ぎ出す。更に異変は都市内でも起こり始める。

 突然水たまりができたかと思えば黒く濁った人型の化け物が出現する。それが集まった聴衆の周囲に続々と姿を現した。


『う、うわああ、化け物』


 警備兵が槍で突きかかるも水でできた体を突き抜けて逆に豪腕になぎ払われていく。

 体は水であり、物理攻撃はすり抜け、相手からの攻撃は一方的に受ける。更に体長は2メートルから3メートル人よりも大きく力も強いので手に負えない。


『だめだ、歯が立たない。どうしたらいいんだ』


 そこに炎を纏った拳を突き出し魔物を一撃で消し飛ばしたレジーナの姿があった。


「竜人部隊、ベルカの民を守れ」

「「「応」」」


 レジーナの命令に竜人が続き外側を固めた。戦う力を持たない人々の盾になるように戦い始める。

 見たこともない敵にティアナクランは戸惑う。


「あれは一体何なのですか」

「《ホロウ》の手駒だ。奴らは水や土などの魔物を生み出し共和国を脅かしてきた」

「共和国にはあのような敵がいるのですか?」

「奴らを共和国で押さえ込む。それが今は滅びた西の魔導大国エルラドとの盟約であった。まさかブリアント王国まで手を伸ばしてくるとはな」

「そのような話初耳です」

「秘事なのだから当然だ」


 軽い頭痛をおぼえつつティアナクランは納得もする。


「だから共和国は鎖国をしていたのですね」

「それも理由の一端だな。今となってはもはや隠しておけぬが」

「あれの対処法は?」

「魔法の攻撃なら倒せる。水の魔物ならば火を使えば効果的だ」

「魔法が効果的なのは無魔と一緒ですわね」

「同じと思うな。水の魔物はしつこいぞ」

「えっ?」


 竜人が魔法を付与した攻撃を仕掛けるも何度も致命傷の攻撃を与えてようやく消滅するのだ。

 それを見てティアナクランが敵の脅威を思い知る。


「あれが外には2万ですか」

「更にこれだけの部隊を率いてくるのだ。親玉もいるだろう。大抵は神に近い力を持っていて骨が折れる」

「神?」

「何を驚いている。わらわも龍神の末裔ぞ」


 ふっと笑みを浮かべエクリスは竜人に呼びかけた。


「竜人たちよ、このたびの騒動に暗躍していた黒幕が動き出し魔物をけしかけてきた。我らを落としいれようとした愚か者どもに思い知らせてやれ。我らを敵に回した恐怖を。我らが盟友に知らしめよ。我らに守られているという安どを」


 エクリスが戦場全てに響き渡るように叫ぶ。


「全軍、攻撃を開始せよ!!」

「「「応」」」


 その後、ティアナクランのもとにはリリアーヌに率いられた大勢の魔法少女たちが集まる。


「王女様」

「リリアーヌ」

「アタシたちもやろう。王国と共和国で力を合わせてベルカを守ろう」

「しかし……」


 フレアの生徒たちは教官を失ったショックを引きずっているはずであった。だが見渡すと強い使命感に燃える魔法少女たちの覚悟が(うかが)えた。


「フローレア教官は両国の同盟を望んでいました。何よりわたくしたちは魔法少女ですわ。民の危機に立ち上がらなくては合わせる顔がありませんもの」


 アリアの言葉に生徒たちは同意を示している。

 ティアナクランも頼もしい仲間に励まされ号令をかける。


「竜人と協力してベルカの民を守ります。皆さん、変身しますよ」


 ティアナクランは手に魔装宝玉を持つと皆もそれにならった。


「「「変身(トランス)魔装法衣(マギカコート)」」」


 変身の際に巻き起こる圧倒的出力の魔力光。一斉に始まった変身に膨大な魔力が地上から吹き上がり空を貫く。

 それは魔法少女たちによる反撃ののろしであり、ベルカにおける大きな戦いの始まりを告げるものとなった。


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