リング城
緊急依頼を受けることにした、詳細は依頼主から直接聞くことになっているから話を聞きに行ってくれとのこと、依頼主はステアさんという大きな屋敷に住む女の人だった
『あなた方が依頼を受けて下さるのね』
家の人に用件を伝え、リビング?に案内されしばらく待ってるとステアさんが現れた
湖の近くにあるリング城という小さな城があるらしい、小さいとはいえ立地上防衛の要になるからたびたびちょっかいがかかるそうだ、、、ある日付近の村が謎の一団に襲われてステアさんの旦那のベアルさんが撃退しにいった、それが陽動だったらしく警備の薄くなった城を本体にとられたらしいね
ベアルさんも頑張ったんだけど取り戻せず怪我を負ったらしい、ベアルさんの代わりに城を取り戻すのが緊急依頼
防衛の要なんじゃリルームから人を出してもらえばいいのではとか思ったけど、リルームから出せる戦力は別のところに出してしまいリング城には割けないそうだ
二人で城攻めとか大丈夫かなとか思ったけど内部偵察に人は出していてすでに戻り、酒場で待ってるらしい
『あんたが協力者か』
「はい、よろしくお願いします」
指定の場所の酒場にいき、教えられた通り店主に合言葉をいい待ち合わせの部屋へと案内された、部屋に入ると待っていただろう偵察の人から声がかかる
『ああ、俺はバルカンだ』
「リューイです」
『ヒナよ』
名乗りとともに差し出された手を取り握手した
『リング城を乗っ取った賊は100人くらい、80人以上は確実だな、奪い返すだけなら広範囲の大魔法でけりはつくが後が大変だからなしで頼む』
使えないけどうなずいておく
『でも最後にどうしようもなくなったらいいんでしょう?』
ヒナさんは使えるのかな?
『まぁ、、、最終手段だな』
「作戦は?」
『真正面からだと人手が足りないから、敵の急所を突こうと思う』
訓練用の人形を周りに配置して時間になったら動かすようにしているようだ、先に乗っ取られたことを知らないフリをして商人に来る途中で武装集団が来てると告げさせる
武装集団は半分は陽動部隊で相手を引きつけさせる、その隙に小数精鋭の部隊が隠し通路から敵の親玉をとる作戦、、、商人にも人を紛れ込ませて内部の様子を知らせてくれるようだ
『偵察の限りじゃ奴らは11人ごとに行動してたな、動きが良いのが2、3人で残りを訓練しているのか動きは悪かった』
「盗賊って感じはしないね、どこかの軍って気がするよ」
『軍?』
「1人のリーダーに4人部下つけて5人で1班、2班とリーダーで11人で分隊、4分隊とリーダーの45人で小隊って感じで統率力あげる編成」
人数は特に決まってないらしいが11人と聞いて連想した、歩兵ならって
『なるほど』
DDOの軍は違うのか感心している
『そういう編成ってしないの?』
バルカンさんの態度から同じ事を思ったのかヒナさんが質問した
『貴族様が指揮をとるからなぁ』
貴族単位で集団ごとに行動するみたいで連携とかあまりないらしい




