カクタス 3
青い花をつけたハニーカクタスが、そばまでくると針を渡してきた、、、これはあれか、血が欲しいと言うことか
周りを見てこの数に血をわけるとかどれだけ必用なんだろうと恐ろしい
『雨かな』
針を見つめてどうしようか考えてたらヒナさんの声で青いハニーカクタスが何かを伝えようとしていたのがわかった
針、雨、、、薄めろって事かな?、針で人さし指を軽く突き血の玉を作ると水球を作りその中に指を入れる、血が混ざった水球をカクタス達の方へ雨のように降らす
『お見事ですじゃ!!』
青い花をつけたハニーカクタスがしゃべった、、、喋れるなら最初から話してほしかったよ
『今のであなた様と魔力によるパスが出来たので、パスを通じて会話してるようなものですぞ』
そうなんだ
『リューイさん!!大丈夫ですか?』
「ヒナさん、大丈夫ですよ」
『急にボーっとしはじめたので心配しました』
「すいません、今のでハニーカクタスと話せるようになったみたいです」
魔術的にパスを繋げるのは難しいらしく、テイマーの素養があるのではとか驚かれたけど、このゲームにはテイマーってか職業がないよね、、、あくまで自称で職業を名乗る人はいるけど
「(ダンジョン内であったサボテンが魔王であってる?)」
『はいですじゃ、あなた様の魔力で魔王へと至ったのです』
俺が魔王を作る手助けしたようだ
「(悪い魔王じゃないんだよね?)」
『一族思いのいい魔王様ですぞ』
いろいろ話を聞いたけど、話を聞く限り悪くは無さそうで安心した
ハニーカクタス達は酸性の土地を見つけたから土地のそばまで来たらしい、あの畑だね
強酸性で対策は必用だけど、サボテンの魔王がハニーカクタス達のためにここら辺のモンスターを狩り村を作ったらしい、だけど土地がアルカリよりだったから中和したかったみたいで他の場所を探していたと
「(じゃあ、ここら辺の土もらっていってもいい)」
アルカリ系なら向こうに撒けば少しは中和できるね
カクタス達の了解を得て土をもらって代わりに持ってきた土を撒いてこの村?の中和する、そのあとはお礼とかでカクタス達が開いてくれた祭りを楽しんだ




