豆スープ
領主館を出た後はリルームのシロのお店『プリムラ』にきた、エリシクール内だとリルームだけに店があるらしい
領主館に行ってる間に荷物は全部降ろしてくれたみたいでレンタル馬車は帰還させたと『プリムラ』の管理してるヨータさんが説明してくれた
少し休憩してから町中を見てまわることにした、シロはすることがあるからと別行動だ
サイレイクよりも品揃えのいい装備をみたり道具屋みたりして散策してると噴水のある広場に出た、リルームでも転移門のある場所は似たようなつくりになってるね
広場入口で美味しそうなにおいにつられて買った串焼きを食べながら有効化に向かう
有効化してると広場に屋台が入ってきた、屋台をながめてたらガラの悪そうな連中に屋台が囲まれてトラブルのにおいがするよ
『大丈夫ですから………夕方まで………どうか』
見ちゃった以上は加勢しようと近づくとお願いしてる声が聞こえる
「屋台囲んで、どうしたの?」
『『『!?』』』
他にも遠巻きに見ている人はいるけど巻き込まれたくないのかちかよってこないね、だからか介入してくるとは思わなかったんだろう、びっくりしている
『お前には関係ないだろう』
「何の屋台か気になる、囲みといてくれないとはじまらないみたいだけど、、、関係あるんじゃない?」
こちらを睨んでたんだけどなんとかひきあげてくれた
『助けてくれて、ありがとうございます』
「いえいえ、言ったとおり何の屋台か気になったから」
『豆スープですよ』
「いただいてもいい?」
『ハイ、今用意しますね』
屋台の娘の準備をながめる、豆スープと言ってたけど、さやだけをゆではじめた
ゆでたさやをざるに移して水を切ってから潰しはじめた、しばらくして牛乳をかけさらに潰すと濾された物がピューレになっている、鍋に移して塩コショウで味を整えて完成
『お待たせしました』
豆スープ銅貨2枚と書いてあったのを見つけたから銅貨2枚を渡して飲むとエンドウ豆の味がする、飲みやすいスープでおいしい
「面白いつくり方だったね、中身使わないのにちゃんと豆の味するし、、、つくり方見てなかったらわからないよ」
『見てたんですか?、すみません』
「?」
『急に豆が入らなくなったんです、変わらず提供するにはどうするか考えて今のようになりました』
とても悔しそうな感じでうつむいてる、さっきのやつらと関係あるのかな?
「なにかあったの?」
ちょっと迷ったけど聞くことにした
『たぶんうちの店を潰す妨害だと思います……』




