水竜の試練(真)
『タマムシの迷宮、クリア』
表示されたウィンドウにはダンジョンクリアとなっている、水竜の試練をやっているつもりが、いつの間にかダンジョン攻略していたようだ
虹色の虫はタマムシだったみたいで名前はリオパレートというらしい、ダンジョンマスターやっているんだそうだ、今はカメルデスとかいう名前の蜥蜴を治療している
『この迷宮、まだ出来たばっかでDP足りなくてモンスターも配備出来てないんですよ、相棒のカメルデスにいなくなられると困ります』
「DP?」
『DPのことです、迷宮内で過ごすと貯まっていき、DPを使ってモンスターの配備、改築、宝箱や罠の設置などするんです、、、ポイント使えば治療も出来ます』
カメルデスの欠損部分も元に戻ってる
「へぇー、、、なんで迷宮に来たのかわからないんだけど、作ってる途中で来ちゃったのか」
『入ってこれないように蜘蛛で入口を封印してたんですが、、、それにしても、お兄さん強いですねモンスター少ないですが難易度高いのを守護者として配置してたのに』
最初に購入した岩蛇、かけ出しには倒せないのを配置してたみたいで、生れたてのダンジョンを初心者フィールドで育てきってから他のフィールドに転移させて宣伝するらしい
蜥蜴のカメルデスとタマムシのリオパレートって並びかえるとデスパレートカメレオンになるなとか思いながら話を聞く
カメレオンはcamelとlionの混成語だったはずだ、カメレオンの異様な姿をみた人がラクダとかライオンとかいったことからラクダとライオンを合わせてカメレオンにとしたはず、残ったデスパレートは必死なだったかな
話がそれた、つまり入口の蜘蛛を偶然だけど倒したことにより隠してあった作りかけの迷宮に迷い込み、攻略してしまったということだね
リオパレートの案内で入口の渦まで行くと再び封印を施して作り直しだと気合い入れて帰っていった、封印蜘蛛も初心者には倒せないくらい強いらしい、、、フーが食べちゃったのがいけないね
本来の水竜の試練に戻る、真っ直ぐ進むと別れ道も罠もない、たまにでる鼠や蛙のモンスター倒しながら進むと湖に出た
湖の底に光る石があるのか優しい光が溢れてる、湖の中央に樹齢1000年はありそうな巨大な樹がある、あれが水樹だろう
近づくときにうろの中に緑色の珠を見つけた、魔力を注ぐと珠から手のひらサイズの石版が出る、これで終わりで良いのかな
左手の法則を使うまでもなく、ほぼ一本道だったし試練とは名ばかりだなぁと思いつつ遺跡から出てログアウトした




