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Dragon dive online  作者: 桜桜桜
暴走編
31/143

邪竜

黒くて大きなモノが見えたって場所に到達したんだけど、まさに蹂躙だった、ゴブリンが黒い靄のモンスターに噛まれ、爪で裂かれ、足で踏まれ、尻尾で薙ぎ払われ、次々と粒子へと変わっていく


『うわぁ………酷いね』

『ゴブリンとはいえ、気の毒かも』

黒い靄を纏ってるモンスターは身を屈め、空気を吸い込むとまるでレーザーのようなブレスを放つ


「あぁ、今の攻撃だね地面の跡は」

ブレスが通り過ぎると、さっきまで辿っていたのと同じ跡が地面に出来上がっていた、低空で放ったブレスが地面をえぐり、土を巻き上げながら進んだ跡だったわけね


『アルゴスさん大丈夫でしょうか?』

『作戦変える?』

「でも、今のブレスでゴブリン全滅したみたいだよ」


靄のモンスターの確認してから挟撃するために移動中


男性陣に正面を任せてみんなで死角を突くことになったんだけど、前衛じゃないから俺はこっちにいる


靄のモンスターの攻撃が予想より高いような、ロボさん重装備だからサンドバッグになるんじゃないか?


『始まったみたいですよ』

見るとヴェザールさんがギリギリってところで攻撃を避けている、攻撃する余裕は無いようで回避に専念してるみたい、それでもみててハラハラする、いい釣りかただ


『アイツいっぱいいっぱいね、アルゴスのとこまで引っ張ってけるのかしら?』

アルゴスさんもミラも槍使いだから森の中じゃ少しキツい、特にアルゴスさんはランスだから少しでも開けたところがいいってことでヴェザールさんが靄のモンスターを引っ張る役になった



ヴェザールさんはなんとかモンスターを引っ張ってアルゴスさんと合流、戦場は少し開けた河原となった、俺たちも包囲が完了


『私からいくね、“ミーティア”』

スフィアさんの星魔術、人の頭くらいの穴が現れ勢いよく何かが飛び出し靄のモンスターにぶつかる、アルゴスさん達を相手にしてたからモロ当たりなんだけど、あまり痛がってない


『“ゲイルボルク”』

スフィアさんの方を向きアルゴスさん達の方は尻尾を振り牽制してる、ミラが横から攻撃した


前傾姿勢になり槍を下段に構えると、低空に槍を突きだしながら勢いよく進み、途中で槍をはねあげて軌道を変える


いきなり軌道が変わったのに対応できずに靄のモンスターに当たったんだが弾かれたみたい


『………!!』

ミラの方を向いた一瞬の隙を逃さず水流で加速した突撃を繰り出すアルゴスさん、ミラよりも威力のありそうな一撃も弾かれる


『“水妖陣”』

靄のモンスターの背後から水の触手が4本出現、アルゴスさんの方を向こうとしたところを2本が足に絡みつき、引き倒し残りが倒れたところに殺到する、巫女らしくない術だなと思いながら俺も術の作成に入る


精霊を集めて聖精に変える、槍はまだなれないから球のままぶつけてみた、靄が弾けてだいぶ痛がってるように見える


『これは………何したかわかんないけどリューイの攻撃が一番効くようね』

物理は靄に弾かれ通らず、フィーネの水触手は靄を弾くんだけどすぐ元通り、俺の聖術は靄を飛ばし、元に戻らない


『私の剣も』

星魔術を撃った後に牽制してたスフィアさんの剣も通じてるみたいだ、靄の戻りが少し遅い


みんなで注意を引き、隙が出来たらスフィアさんと俺の聖術メインで靄を無くしてく作戦に変えた



半分くらい靄を無くしたところで状況が変わった、足辺りから靄が一気に広がると背中に羽が生え空に舞い上がった、上空からブレスを放つ気のようで空気を吸い込む


『させない』

ブレスが放たれる直前に、上空に光の剣が現れモンスターに刺さり地上へと落とした


『間一髪でしたね、っと“結界”』

落ちたモンスターが光の壁に閉じ込められた


後ろから、聞こえた声に振り返るとオカメさんとシロがいた


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