水流の巫女
となりの人はフィーネさんと言うらしい、おそらく他の街からの助っ人だろう
装備が無いんじゃねぇ、一瞬シロなら用意してくれそうな気がしたんだけど水着の事を思い出してしまった
いつまでもいても仕方ないから広場で観察か暗視でもあげよう
『よく来てくれたなフィーネ、、、ん?リューイもいるのか、ちょうどいい』
移動しようとしたんだけどハインツさんに見つかった、なんか用があるみたいだけど、何だ?
『ここじゃ、なんだな上に行くか』
大事な話をするみたいでギルドマスターの部屋に行くことになった
この間よりもあきらかに書類が増えてる、あんな机じゃ使えないでしょ
『あぁ、あれか?物が動くには色々とあるんだよ、整理は好きなんだがなぁ、やってもやっても追いつかない』
目線を追ったのか、書類を一目見てウンザリしたようなため息をついて説明してくれた
「それで、話とは?」
『その前に、リューイって天人なんだよな?』
『!?』
「そうみたいですね」
別に隠すことじゃないよな?フィーネさんが驚いているみたいだけど、隠さなきゃいけないんだったらフィーネさんの前で聞かないだろう
『じゃあ、なんとかなるな、、、天人は皆、いんげんとりとか言うのが使えるって聞いたんだが、リューイも使えるか?』
インベントリかな?インベントリって目録とか在庫って意味だから荷物持ちさせたいのね
「使えるよ、でもアイテムボックスとは違うの?」
念のため聞いておこう
『アイテムボックスは魔術だろう?いざと言うときに取り出せないと困るからな』
アイテムボックスは魔力を使って出し入れする魔法で数は指定出来ない不便な魔術らしい、インベントリで覚えとこう
『リューイには荷物係として【クラーケン】と一緒に行動してもらいたい、荷物持ちはEランクの仕事だからGランクのリューイにはうけられないんだが、天人は本来Cランクだから問題ない』
Gランク登録するちょっと前にCランク登録したことにしてくれるようだ
「いいよ、でも装備無いんだけど」
インベントリでの荷物持ちが紙防御で離脱とか最悪でしょ
『フィーネ頼む』
『わかりました、この札には水流魔術が込めてあります、こちらは水流で攻撃をそらせます、緑は回復用ですね』
フィーネさんから札束を渡される
『後は防具だな、、、』
在庫無いのを把握してるんだろう、ハインツさんは困ってる
『あの、この方の装備をなんとかすればよろしいのですよね?、持ってきた中にありますよ』
装備不足も把握してたんだろう、フィーネさんはハインツさんに持ってきた物資をみせてるようだ
『リューイは確か後衛だったからコレだな』
間違っては無いんだけどね、こちらを見ながら勝手に選ばないで欲しいな




