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気がつくと、白いところに居た
「あれっ!?俺死んだ?」
よく読むラノベなんかではこういう白いところは転生する時のシーンだ
ってことは後ろから古代ギリシャ風の貫頭衣をきた神様がいるはず、勢いよく振り向く
『っ!!』
俺が振り向くと思っていなかったのだろう、貫頭衣を着た胸の大きなお姉さんが目を丸くして驚いていた
あ~俺は死んだのか、なぜだ?スキャンモードにして寝たんだよな、何があったんだ
『………あの、聞いてます?もしも~し』
いつの間にか驚きから立ち直ったお姉さんの声で我にかえった
「すいません、聞いてませんでした」
相手の顔を見ながらハッキリと謝罪する
『いえいえ、じゃあもう一度、、、私Dragon dive onlineを管理してるメインAIのオカメともうします、この度リューイ様が初VRゲームとのことでしたので呼ばせてもらいました』
どうやら俺は死んでなかったらしい
『VRゲームを始めるにあたって、問題なく出来るかの検査がありまして、リューイ様が検査を受けられてないようです、まずは簡単に身体を動かしていただきます』
初VRゲーム時には誰でも簡単な検査をしていたらしい、背伸び、屈伸、跳躍と言われた通りに動かす
『苦しくはないですか?思う通りに動きますか?』
なんかいつもより少し身体が軽く感じるが、思う通りに動くし、苦しくないことを伝える
『問題無いようですね、ではそこのゲートから本来の場所へお戻します、よいdiveをお楽しみください』
オカメさんの指差した所の床が青白く輝く、輝く床の所までいくと光が溢れ何も見えなくなった
『彼が、あの方の、、、』
光が収まりリューイがいなくなった床を見、役目を終えた空間を消しながらオカメはつぶやくのだった