料理 2
我ながら上手く出来たとは思う、スキルないから味はわからないけど香ばしい匂いからなんとなく美味しい気がする
ネルを呼んで、食器を出してもらい盛りつけてく
『はじめて見る料理ですね』
ネルはパエリアを食べると固まってしまった
「美味しくない……?」
スキルないと味はダメなんだろうか?
『いえ、そんなことはないのですが………こんな良い料理食べたの、はじめてでびっくりしただけですから』
「?」
『とても美味しいです、レシピを教えていただいてもいいですか?』
ネルにレシピを教えたらとても感謝された、俺も食べて見ると美味しく出来ていた、なんか力が湧いて来るような気がする
「シロの分まで作ったから、帰ってきたら食べさせてね」
エプロン装備を解除しようとして固まった
空腹で倒れるとかあったせいで、忘れてたけど水着装備したままだった
ということは、広場の視線は水着姿を見られてたと、水着姿で街を歩き回ってたとか恥ずい、恥ずかしすぎる
フリーズから立ち直るとあわててエプロン、水着の装備を解除してネルに押し付けるように渡し逃げるように店をでた
線が細いおかげで、女性と見えなくもないんだから、さっきのは事故として忘れることにした、ゲームだからとすぐ立ち直るところは俺の長所だろうか、これがリアルだと立ち直れないかも
装備を外す時に見たステータスで料理は覚えてるのを確認したから装備する、これで10枠埋まったな
料理スキルを装備すると、料理を登録するかの表示が出た、さっきのパエリアのことだろうから登録を選ぶ
“ハーピーとオークのパエリア”と出た、鶏肉だと思ったのはハーピーで、ベーコンだと思ったのはオークだったみたい、魔物の肉を料理に使うとバフが付くようだ、それでネルは良いものって言ったのか、、、とりあえず装備でも買いに行こうかな装備なしに戻ったし
初期の所持金で買える装備あるんだろうか?そもそもどこで買えるか知らないな、ギルドに行ったら教えてくれるだろうと思いギルドに行くことにした
スイングドアを押して中に入る、ハインツさんはいないな、当然のようにきしみ音はしたんだけどチラリと見られただけだった
受付のとこまで行って防具売ってる場所聞いたんだけど、今は暴走のせいで、どこも在庫がないらしい
在庫無いんじゃな仕方ないと思ってたら、誰か入ってきたみたいできしみ音がなった、けっこう気づくなと振り返ってみると巫女さんがいた
袖と胴が離れた白衣に青紫色の袴、髪はショート、150センチくらいの身長で背より長い錫杖を右手に持っている
入口からそのまままっすぐ側まで来ると、フィーネが着きましたとギルドマスターにお伝えくださいとよく通る声が聞こえた
名前:リューイ
体力:5(2)
攻撃:2
防御:2(1)
魔力:10(10)
装備:なし
スキル装備10/10:杖術0/20、水術4/20、聖術0/20、幸運36/999、魔道32/999、魔力操作12/99、観察眼14/100、気配察知1/100、暗視0/100、料理0/50
スキル欄:なし
称号:水竜の加護、聖龍の加護