表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dragon dive online  作者: 桜桜桜
加速イベント
126/143

浮遊島争奪戦 7

明日から旅行いくので次章は少し開きます。一章書き終わってる新作の方を解放します。


レイに大魔術をかけることに成功した。全方位から水龍荒れ狂う檻内では、いかにレイとはいえ防御不能だろう。


決まったと思ったところにレイの反撃が俺を襲う、完全に不意をつかれた俺を突飛ばし、フーが身代わりとなって攻撃を受けた。フーの硬い防御を抜いて、レイの攻撃によって重症を負ったフーが弱りながらアイテムの使用を提案してきたので、俺はうなずいて使用する。


『進化の宝珠を使用しますか?』


浮かび上がったウインドウ、対象をフーに選択する。


『エラー………進化に必要なポイントが足りません、ポイントを満たしてください。』


ポイント!?と焦ったけど魔力をポイントに変換出来るようだったので魔力を注いでポイントに変えていく。大魔術使用後で不安だったが自動回復での分も使ってギリギリ足りそうだ。


『危なかったが、なかなか楽しかったぞ』

「抜けてくるとは思わなかったよ」


魔力を注ぎながらレイの方を見れば片腕が力なく垂れていた。完全に効かなかったわけではないようだ。


『遅れてスマン』

「ちょっとだけ時間稼いで」

『任せとけ』


ロイドさんがようやく登場、片腕になったレイはフルブーストのロイドさんに抑えてもらおう。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ようやく魔力を注ぎ終わった。進化の宝珠が砕けると同時にフーの身体が光りはじめる。


ロイドさんの方を見るとレイと互角に打ち合っていた。戦力ダウンしてるであろうレイとフルブーストのロイドさんの状態が同じというのは少しマズかった。ロイドさんにかかってるバフが切れてロイドさんがやられた時点で、負けることになる。


光がおさまると白銀の毛なみの大型犬のように見える竜がいた。部位欠損も治り輝く竜がこちらを見ている。


「フーだよね?良かった」

『ありがとー、ご主人ー』

「言葉が!?」

『進化したおかげで話せるようになったよー、スキルも増えたよー』


進化したことで新たなスキルに目覚めたらしい、鑑定してみたら人化や機竜化など見慣れないスキルにステータスがどれも大幅に伸びていた。


機竜化を試してみるとフーが二回りくらいでかくなった。鋼のような鱗でまるでロボットみたいな身体の竜になった。


『胸の部分に触れてー』


フーの言う通りに胸を触ると抵抗なく飲み込まれる。


「ドラゴン………ダイブ?」


手が飲み込まれた状態で頭にキーワードが浮かび上がり呟くとすぐに効果が現れて、一瞬にして視点が変わる


普段のフーが俺の中に入る合体と逆で、コックピットのような空間にいた。スキルらしきウインドウが視界の隅に浮かんでいる。


ロイドさんが吹き飛ぶのが見えた、バフは切れてないようだけど一撃でHPが危険域に突入していた。


「えっ!?」


急ごうとは思っていたが軽く踏み出したつもりだったのに、一瞬にしてレイの前にいた。お互い状況が飲み込めていないなか、フーが真っ先に爪を振るう。


『くあぁっ』


カンか反射神経がいいのか爪が届く前に剣を滑りこませたレイ。お構い無しに爪を振りぬきガードした剣ごと払った。バランスが崩れたところに逆の爪を振るう。これもガードしたレイだが腕がプルプルしてる。そのまま回し蹴りの要領で尻尾をぶつければ、しなった尻尾が爆発したような音を出してレイが弾けとんだ。


「すごいな、機竜一閃ってスキル」


レイとのギルド戦が最後だったようで『エリア獲得おめでとう』のメッセージが流れていた。


こうして俺達は無事に湖近くの立地のいいところに拠点を持つことができた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よかったらこちらも 幻獣退治
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ