浮遊島争奪戦 3
投稿前に寝落ち、疲れが抜けない。
『これより争奪戦を開始します』
アナウンスとともに転送された場所は、砦のようなところだった。
『リューイと魔本ちゃんは遊撃として動いてもらう、とりあえず俺とともに来てくれ………みんなは配置についてくれ』
ロイドさんの指示に、ギルド戦の経験者らしきメンバーが四方へと散らばる中、俺達はロイドさんにくっついて行く。
『ここらでいいかな………指令部設置』
ロイドさんの宣言で部屋の様子が変わった。広くなり奥の方が高くなり後ろにスクリーンが砦の様子を映している。
『なんか、すごいね』
「そうだね」
モニカとともにスクリーンを眺めてると、赤い点が表示された。
『防衛コマンド戦術会話、使用』
『防衛コマンド使用確認、リンクします』
『エリア8に敵………恐らくモンスターだろう迎撃頼む』
『こちらエリア8、了解』
ロイドさんが防衛コマンドを使用した、指令部の機械が応答すると効果が現れたのか、頭の中にロイドさんの声が聞こえる。
指令部を中心に9分割して、赤点の表示されたエリア8、東門辺りの迎撃の指示が出た。エリア8担当のメンバーが迎撃に向かう
何回かモンスターの迎撃をしているとエリア1に青い点が表示された数は4つ
『リューイ、魔本ちゃん、エリア1に向かってくれ………敗北条件はわかってるな?』
「ヘルプ読んだよ………壁を破壊されちゃいけないんだよね」
『あぁ、頼む』
「任せて」
モンスターに対応するために薄くなったエリア1へと急いで向かおう
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『“火球”』
『ダブルインパクト』
俺達がエリア1についた頃には砦の壁にはかなりダメージが入ってるのか、ところどころ亀裂が入っていた。耐久ゲージは半分きったくらいだが。後何回攻撃に耐えてくれるかはわからない。早急に敵を排除する必要があった。
俺達がつくまでの間に判明した敵パーティーは火系の魔法をばらまく後衛と弓つかい、大きいハンマーを持った前衛と塔盾を装備した女性。かなりバランスのいいパーティーのようだ。
「こっちに気づいていないうちに仕掛けよう」
『わかったわ』
相手もこのまま壁を破壊出来ると思ってないだろう、警戒してる中モニカの広域殲滅魔法が完成して、壁から見渡す限りの範囲が水没していく。壁よりだいぶ離れた位置に穴が空き水が押し寄せるように流れていき、全員流されたのか誰もいなくなった。
『お疲れ様、壁の耐久ゲージが全快したから、ひとまず終了だ。戻って来てくれ』
今ので相手ギルドが全滅したことで、次のギルド戦に向けて減少した耐久ゲージが回復したようだ。防衛側はこれを繰り返して対戦相手をすべて撃退すればいいらしい、次も防衛してエリアを取れるように頑張ろう。




