浮遊島争奪戦 2
新作の方に時間かけすぎて遅れました。申し訳ないです
キャンプイベントが終わったけど、イベントはここからが本番のようだ。キャンプイベントは新規ロット組の為のイベントだったのであろう、古参組にはウォーミングアップといったところかな。
浮遊島はサーバー1位の状態で解放するみたいだから、おそらくこのサーバーだろう。
東西南北に中央を入れた5エリアの争奪をギルド規模でのバトル。
個人、またはパーティー単位で、フィールドを獲得出来るみたいだ。
「どうしよっか?」
『リューちゃんはなんか欲しいのってある?』
「うーん………」
特に欲しいのはないな、あえてあげるとするなら、薬草とか栽培出来る畑、鉱石を採掘出来る鉱山、または釣りが出来る湖ってのもありか。どれにしても対応したスキル習得からになるだろうし、このイベントの為にだいぶ第2エリアにいたから、そろそろ他の場所も見てみたいってのがある。
『そこにいるのは、リューイか?』
悩んでいると声をかけられた。かけて来たのはロイドさんで俺達を探していたらしい。
『ノーデスでペナルティーを負ってないだろう、君達ををギルド戦の戦力として雇いたい』
「一時的にギルドメンバーになれってことですか?」
『ああ、俺達は東エリアを狙っている』
ためしにロイドさんに相談してみたら、キャンプイベント時に回った感じだと東エリアと中央エリアの境目辺りが良いらしく、俺が悩んでた条件が満たせる場所でもあった。
少し中央エリア方面に行けば畑があり、北には鉱山、南東に大きな湖があった。
『君達を雇えるんなら、安いな………ダンジョンとの間に街を作るから買い出しとかしやすいようにしよう、それに家もこちら持ちで建てさせてもらおう』
やけに高待遇だなと思ったが、買い出しで街を利用すればいずれ回収出来る、これも先行投資だよと言われて引き下がった。こうして俺達はロイドさんのギルドでギルド規模の領土戦をすることになった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ロイドさんにギルド戦についての説明を聞きながら、メンバーが集まる広場までついてきた。
『みんな、喜べ!!魔本ちゃんと水槍ちゃんだ』
『えっ!?本物っすか?』
『あぁ、デスペナ負ってないし。二人の実力なら戦力大幅アップだぞ』
水槍ちゃん呼びしたロイドさんを睨む、ロイドさんは目でスマンって言ってきた。モニカは魔本ちゃんって呼ばれているんだね
『対戦準備が整いました。180秒後に転送します』
ロイドさんのギルドメンバーに紹介されてるなか告知ウインドウが表示される。
『細かいことはヘルプでも読んで確認しといてくれ』
ロイドさんはそういうと、あわただしく準備へといってしまった
。
3分が経ち、転送した。転送された場所は砦?だろうか石作りの建物をキョロキョロと見回してるとロイドさんの声が聞こえた。
『どうやらホストらしいな、みんな配置につけ』
ヘルプによると制限時間守りきることが勝利条件の防衛戦らしい、はじめてのギルド戦がこうしてはじまった。




