イベント七日目 3
仮眠時間中に見直したから、誤字残ってるかも
罠が起動してからじゃないと入れない場所に、ある意味王道的な隠し扉を見つけた。扉には罠はなく、罠の先にまた罠って展開はなかった。
『じゃあ、開けるぞ』
最初は俺が開けようとしたんだけど、扉の向こうがどうなってるのかわからないのでリョータが代わることを提案して来たのでリョータに代わってもらった。慎重に開かれた扉の奥は金貨の輝きで眩しかった。
部屋いっぱいの金貨の他には無造作に置かれたマジックアイテムらしき道具がみられる。
「正解だったね」
『時間ないから早く選ばないとね』
金貨やアイテムはインベントリに入れることはできなかったので大量に持ち出しとかは出来ない仕様になっているようだ。
『金貨か?………でも金含有量はどれくらいだ?』
「???」
なにやらリョータがぶつぶつ言って固まってる中みんなで持ち運べそうなアイテムを選んでいく
『装備はしない方がいいよね?』
「そうだね、よさそうに見えても変なアイテムとかあるかもね………装備はやめといた方がいいね」
『じゃあ、これくらいかな』
モニカが選んだのは腕輪、ローブに小瓶が4つを割れないように丁寧にしまっていく。俺は指輪を5つと天使の輪っかのようなアイテムを選んだ。オルヴさんとリョータもいつの間にか選び終わっていた、何を選んだのかは知らない。
ガタンッ──
『な………に!?』
お宝もゲットしたことだし全力で脱出しようと思ったところに、唐突に入り口が閉まる。
『ワタサン………オデノ………カエセ』
「みんな気をつけて」
宝を守る番人か何かだろう声が響く、警戒を強めて戦闘に入れるように準備する。
『キュウー』
「フー?………って!?………ありがとう」
翡翠晶が光ったかと思うとフーが飛び出して突飛ばされた。少し前まで立っていた場所を金貨の中から何かが飛び出して、また金貨の中へと潜っていく。敵は金貨の海を泳ぐように移動するようだ。
『金貨が邪魔だね………吹き飛ばそう』
ちょっともったいない気もするけど、金貨がなくなれば丸見えになり倒しやすくなるかもしれない。モニカの意見にそれぞれ魔術を放つ準備をする。
『キュー、キュキュウ』
「フー?、どうしたの?」
何かを伝えようと注意を引こうとするフーが気になって魔術を中断してる間にモニカの魔術が完成して風の塊が金貨に向かっていく。
『えー!?』
「モニカ!!大丈夫?」
金貨が赤く光ったかと思うと風の塊が跳ね返ってくる。予想外の出来事にまともにくらい吹き飛ぶモニカに番人が襲いかかる。
『キュウー』
『フーちゃん、ありがとう』
フーの爪が番人を吹き飛ばして軌道を変えたおかげで、モニカが助かった。フーの爪で金貨が少し吹き飛んだところを見ると物理攻撃は有効なようだ。
部屋にはまだまだ金貨がいっぱいあるんだけど、やるしかないね




