初仕事でばっくれ……ない!
回復魔法って凄いんだね。大怪我が即回復しちゃったよ!!
まぁ、治療室にはもう行きたく無いけど
所変わってここは事務室に移動した俺が見たのは、先程人の話を聞かず俺の心と身体の骨をバキバキにおったバーサーカー、ナス先輩が所長にこってり怒られ、絞りナスになっている所だった。
「ナス、減給な。」
所長に言われて そんなー!!と項垂れるナスさん。絞りナスから絞りカスへとクラスチェーンジ
当然の報いだよねそりゃ、むしろ温いまである。
いいぞもっとやれ!
「こいつは交渉員なんだよ、その戦闘狂いさっさと治せ」
「うぅ……」
そう、俺は取り立てお手伝い課の取り立て員ではなく、交渉員として配属されていたのだ。つまり戦闘スキルなんてなくてオッケー!!
さっきまで知らなかったけど。
ところで交渉員って何するの?
「マヨ。さっきの怪我の請求書」
エリーがにやにやしながら紙を渡してくる。
なんだよいま嬉しいんだよ…ん?
えっ?何これ?
戦闘しなくていいと聞いて浮かれてた俺につきつけられた請求書は、ゼロがいっぱいだった……
【戦闘回復治療ランク5 請求 900000ef】
90万エフ?マジで?
「交渉員の怪我は基本対象外なんだよ。戦闘は基本取り立て員がするから怪我する想定してないし、戦闘させるつもりないからなぁ……」
所長がボリボリと頭を掻く。あー、これ想定してないパターンなのかー
やっぱり払わなきゃダメ?俺の所為じゃないよ?
「踏み倒すなら取り立てるよー!」
横でぶんぶんハンマー振り回すナス
少し反省しろぉ!と叫んだ俺だった。
無事研修を終えて取り立て課実働初日
「今回はリザードマンの鉱場にいってもらう。取り立て額は50000ef。取り立てがすんなりいけば終わり。手伝いまで入れば、まぁ。なんだ、今回は、鉱脈探知までが仕事になる」
蜥蜴人族のリザードマンは、知覚に優れ、生命力が強く、戦闘力も強い。主に、毒ガスなどが出る鉱脈の炭鉱夫や火山帯での仕事をしていることが多い。
下手に逆らったらこれ、殺されるんじゃね?
グリーンアース大陸のハテナ山脈にある問題の鉱脈
そこに来た俺たち三人はさっそく仕事にかかった。株式会社サラマンドラが今回の取り立て相手である。
どうやら事務所は鉱内にあるらしく、ちょっと進むと事務所が見えてきた。
外側から幾重にも木の板を打ち込んであるバリケードが、中の人を閉じ込めるようにして打ち込んであった
「何これ……」
ハンマーを取り落とすのもわけはなかった
中からうめき声が聞こえてくるその事務所バリケードには血飛沫がついていた
お父さん、お母さん
いきなり修羅場に出くわしました。
交渉するにも相手既に居ないんじゃね?