表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ

 日本は一度滅んだ、

 これは既に、世界の常識として捉えられている。数年前におきた巨大な隕石落下未遂事件、その事件によって日本はいままで通り機能しなくなり、新しい日本として生まれかわった。



 20xx/y/z

 そのニュースは、突然告げられた。


「みなさん、これは夢ではありません、どうか落ち着いて行動してください…」


 青ざめた顔で告げるアナウンサーの言葉。それは現実味に欠けていて、どこかのしかかってくる重みがあった、なんでも隕石が落ちてくるのだそうだ。それも落ちてくるの場所は日本。落ちたらば、日本と周囲の国が消えてなくなるサイズの。

 さらに笑えないのが、落ちてくるのが、発表後の数時間後だというのだ。それを聞いた航空会社などは各々の判断で、外国人を国外へ逃がした、しかし総理大臣などの国の役人は我先にと逃げだし、ある人は神に祈り、ある人は最後を恋人と過ごし、そしてあるものは犯罪をおかした。

 そんなパニックの中でも、隕石はゆっくりと、ゆっくりと地球に接近してきた。

 誰もが絶望した。


 そんな中で、人々は奇跡を見た。


 落下していた隕石が猛烈な勢いで、青白い、モヤのような何かを撒き散らしながら、あれよあれよというまに小さくなっていき、最後は細かい破片として日本に降りそそいだのだ。


 後に呼ばれる「皮肉な奇跡」の始まりである。


 人々はその光景をみて歓喜した、神の施しだと。しかし、神様はそこまで優しくはなかった。


 隕石が撒き散らしていた気体、これは学者たちが調べ、後にわかったことだが、その気体はいままでの地球にはなかった気体で、それは日本と周りの国に未曾有の危機をもたらした。


 まず、電子機器が全滅した、そのせいで何人もの人が死に、国中はパニックに陥る。そしてその根源たる気体は、日本中に広がっていた。(のちに、これは生態系すらも変えてしまったが、それはまだ語るべきでないので割愛させていただく)

 リーダーのいない日本は、完全にその機能を停止させていた。


 それらは皮肉な奇跡からわずか一時間足らずの出来事であった。都市では暴徒が暴れまわり、都市は相変わらず混乱したままであった。


 だが皮肉な奇跡が起こした変化はそれでは終わらなかった。


 数時間後、日本を覆った気体は人々にも変化をおこした、あるものは手から火をだし、またあるものは物を宙に浮かせて見せた。

 そしてそれをみた一部の超能力者、後に四十八家と呼ばれる、皮肉な奇跡以前から魔法や、超能力が元々使えた、一握りのものたちが、魔法の存在を明かし、人々を統制しまとめはじめた。

 人々は、魔法が使える者を魔人と呼び、新しい日本を再建させ始めた。


 もちろんアメリカなどの外国の干渉もあった。だが、非常時に見捨て、逃げたしたアメリカや、日本を見捨てる体制に入った国々に今更助けを求めない、と。新しい日本は援助を拒否し、共に被害をうけた周囲の国々、台湾、韓国、中国とともに「東魔法国家連盟」通称「東法連」を組織し、同盟国家として歩み始めた。



 そしてそんな事件から数年後、東法連が世界に対して、発言権を拡大しているさなか、突如国籍不明の軍から攻撃を受ける。


 いくら魔法が使え、世界に対して強気で出られるようになったと油断をして、この攻撃を予測していなかった東法連は、幸いにも防衛用の結界魔法を張っていた一部の都市、及び、強力な魔人がいた都市だけは被害は少なくてすんだ。


 後に世間はこの出来事を「第一次無国籍軍都市襲撃事件」と呼ばれた。この事態を受けてから政府は、自衛隊の再編を行い、陸自、海自、空自に加え新たな部隊を編成した。

 基本的に自衛官ではなく、一般人で形成されるこの部隊は政府が発行したライセンスを持つ魔人であることが、入隊条件の自衛隊を設立した。規律に縛られることなく自身の判断で動けるこの部隊は、日本の伏せ札とされた。


 こうして、日本は世界にも負けない……世界で一番の、独自の特殊部隊を持つことになった。







質問、ご感想をいただけたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ