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吸血鬼ですがなにか?

あ〜 もう ウジウジと考えるのは ヤメよう


俺は すくっと立ち上がると 家に向かい


歩き出したのでした





母さんが知ったら 落ち込むだろうな・・・


美亜の事を随分と 気に入ってたみたいだし


そんな事を 考える俺の足取りは 重くなり


ノタノタと歩いてる内に 辺りは何時の間にか


薄暗くなっていた





家に着くと 母は何も聞かず 笑顔で 俺の事を


迎えてくれた


そして項垂れてる 俺を抱き締めると


「頑張ったわね 食事の準備出来てるわよ」


優しい言葉と暖かい胸に抱かれて


ホッとした瞬間 俺の目から 涙が零れ落ちた


まさか 高校生にもなって 母の腕の中で


泣く事になるなんて 思いもしなかった


その日 結局 母は帰って来た俺に


美亜の事を 何一つ聞いてこなかった・・・





そして美亜が居なくなり 半年が過ぎた頃


もう 考えるのは 止める様していた


それは 思い出して 辛くなるだけだから


今夜も眠れず ベッドに横たわって


天井を見上げてると 窓から月の光が


顔を照らした





俺は ベランダに出て 夜空を見上げた


そう言えば 美亜って 月光浴してたよな


あの姿は 神々しく見えたな


その瞬間 涙が頬を伝い落ちた




「な 何で泣いてんだよ 俺は」


やっぱり 考えてしまうよ 会いたい


「美亜に 会いたい」


すると 向かいのベランダから声が聞こえた


「なに 泣いてんのよ」


そこには クスッと笑ってる 美亜が居た


「美 美亜!!」


俺は驚き 涙を拭い立ち上がると


ベランダに 美亜の姿は無かった……


「な 何だ 気 気のせいか そりゃ そうだよな


美亜が 居るわけないか」





向かいのベランダに見えた 美亜の幻影を


ボンヤリと 眺めてると 今度は部屋の中から


声が聞こえてきた


「今晩わ」


聞き覚えのある声に驚き 振り向くと


そこには 美亜が 立っていた


「美 美亜!」


そして突然 目眩がして俺はベッドに倒れた




翌日 目を覚まして 暫く天井を眺めていた


「やっぱ 夢だよな」


制服に着替えて キッチンに向かった


「オハヨ〜翔太 早いわね〜」


「あ ああ ちょっとね」「あれ?母さん


食器が一人分 多いよ?」




「何よ 私に食べるなって?」


欠伸をしながら 美亜が出てきた


「美 美亜!」


やっぱ 昨日のは 夢じゃなかった??


「叔母様 お早うございます」


「オハヨ〜 さぁ 食べましょうか〜」


「ちょ ちょっと どうして美亜が⁉ 」


「さっきから何?体が治ったから 自分の家に


帰って 来たのよ」


「そうよ 翔太〜」




「自分の家って それに美亜は・・・」


「そうよ 私は 吸血鬼ですがなにか?」


「翔太酷いわ そんなの関係ないじゃない〜」


「でも俺達との 生活は合わないんじゃ?」


俺がそう言うと 美亜が目を細めながら


「昨日 泣きながら 美亜に会いたいって


言ってた人の セリフとは思えないわね」




「あらあら そんな事あったの〜?」


「な 何言ってんだよ あれは夢だよ!」


「夢じゃないわ だって私は 昨晩


帰ってきたんだから」


「あらあら 翔太ったら〜」


「が 学校行って来る!」


その場に居るのが 恥ずかしくなった俺は


朝飯を詰め込むと 急いで家を飛び出した




「翔太〜 いってらっしゃ〜い」


俺は母と美亜に 見送られて学校に向かった


そして その日から 再び 吸血鬼との奇妙な


同居生活が 始まったのでした・・・




THE END













































































































吸血鬼ですがなにか?を最後まで読んで


下さった方々 本当に有難う御座います


今回も 思い描いた様には 書けず


グダグダになってしまいました


ですが 自分は必死に考えて頑張りました


こんな自分の小説を 読みに来てくれる方々の


為に!


これからも頑張りますので


何卒 宜しくお願いします!!

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