もちもちほっぺのうさぎちゃん
もちもち もちもち
うさぎちゃんが 何か 食べ物を食べていると
いつも ほっぺが もちもちと動きます
そんな もちもちほっぺの うさぎちゃんは
自分のほっぺが あまり 好きではありませんでした
「あーあ
私 もっとシュッとした 綺麗なお顔になりたいわ」
うさぎちゃんは ほっぺをもちもちさせながら 呟きます
「えー どうして?」
「うさぎちゃんのほっぺ もちもちしていて とっても可愛いのに」
うさぎちゃんのお友だちは 皆 不思議そうにしています
なぜなら もちもちほっぺのうさぎちゃんのことが 大好きだからです
でも うさぎちゃんは どうしても
自分の もちもちなほっぺが 嫌だったのです
「だって お顔が 大きく見えちゃうし
なんだか 太って 見えちゃうんだもん」
もちもちほっぺのうさぎちゃんは ほっぺを
もちもちさせながら 頭を悩ませます
もちもち もちもち もちもちもち…
「どうすれば このほっぺを なくすことが出来るかなあ」
お家に帰って来た うさぎちゃんは
お友だちとお話したことを お母さんに伝えます
お母さんは しばらく考えて
ゆっくりと 優しい声で うさぎちゃんに話をします
「うさぎちゃん 貴方が
シュッとした 綺麗なお顔に憧れる気持ちは
お母さんにも とってもよく分かるわ
だけど それと同じくらい
きっと 貴方のお友だちは 貴方のもちもちなほっぺが
可愛くて 憧れているのよ」
そういうと お母さんは うさぎちゃんのほっぺを
もちもちと触って にっこりと 微笑んでくれました
「そうかなあ わたしのほっぺって 可愛いのかなあ」
そう考えると うさぎちゃんは ほんの少し
自分のもちもちなほっぺが 好きになれたような 気がしたのでした




