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《⑨》

それがマズかった


そりゃそうだ


生まれ出て数日で言葉を理解し

普通に喋り出して

メガネを創成した赤ん坊・・・


きもちわりぃ〜〜っ!


起きたら洞窟にいた

棄てられた

そりゃそうだ


殺されなかっただけで及第点

逆に最高だ


鉱山だったらしいなぁココは


かなり広範囲の地形や成分が頭に浮かぶのは【探知】らしき魔法能力だろうか


知識を構成し鉱物を分解して再構成

部品を造り結果を創造したら・・・メガネを掛けて


霧のような渦が出来て

その霧がある形になってゆく


若干の修正をしながら【創成】


目の前に・・・


以前のオレに似た鉱物と金属を合わせて出来た

いわゆるアンドロイドが出来上がった


「よっ!」

「よっ!」


「見てくる」そう言ってオレロイドはオレが寝ているウチにこの洞窟の構造を理解したらしい


塞がれた入口の岩は【創成】で

外からは全くわからないように蓋をした

小さな出入口は別に造った


洞窟の奥にはコウモリに似た生き物の群れがいた

これは嬉しかった

つまり最低限の加工でミルクが手に入るのだ


あの時のあの姿の女の像を創った


オレロイドにはオレの感情に限りなく近い人口知能を与えた

だが記憶は毎日リセットするようにしている

つまり毎日

「よっ!」

「よっ!」

と同じ挨拶から始まりやるべき事をして1日が終わる


なぜならば

いずれ解体しなければならないオレロイドに記憶のアップデートはオレ自身にも良い未来をもたらさないだろうと考えたからである


洞窟の外は大森林

有機物と生体エネルギーに満ちている


ココっ快適っ!


記憶と記録の整理

未来への展望


オレとオレロイドの暮らしが始まった


【第2章:ガニ股近眼の天才】

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