前へ目次 次へ 20/36 《⑥》 世情など知るところではない 国などという小さな区別の為に 人々は何故争うのだろう オレはただ知りたいだけだ もう少し・・・もう少しだったのに ・・・・・・・・・・・ サイレンがやかましい 爆音と破裂音 書庫は炎に包まれた 俺は瓦礫に挟まれたまま 真っ赤な視野で 薄れてゆく意識の中で・・・ 女がオレを瓦礫から引っ張り出そうと泣いていた 外国人の兵隊は オレから女を引き離し 群がってオレの女を犯していた ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・ ・・ ・