閑話:次々に増えるメンバー
あれから二年たった。
「増えすぎじゃない?」
「そうかしら?」
「増えすぎだよ。何人いると思ってんの?」
「12人よ」
「増えすぎだよ!!」
ローズを筆頭に十二人のメンバーもとい、最高幹部(仮)12名。とりあえずこの十二人を使徒と呼ぶことにした。
第一席:ローズ
第二席:アヤメ
第三席:カトレア
第四席:カエデ
第五席:ガーベラ
第六席:モモ
第七席:ナデシコ
第八席:コスモス
第九席:サルビア
第十席:リリー
第十一席:アヴェリア
第十二席:チェリー
ローズ、カトレア、カエデがエルフ。リリーはダークエルフ。
ガーベラ、モモ、サルビアは獣人。 それぞれ、虎、兎、狐 モモは最年少
ナデシコが大鬼族 最高幹部の中で最も身長が高い。ついでに僕よりも高い。 最年長
コスモスが翼人 ケツァールみたいな緑色
アヤメは妖精族というなかなか珍しい種族
アヴェリア(妹)とチェリー(姉)がドワーフの双子 最高幹部内で比べると小柄
僕より年上が、カトレア、カエデ、サルビア、アヤメ、ナデシコ
ちなみにナデシコは16歳。この世界では成人だ
僕と同い年が、ローズ、リリー、ガーベラ、コスモス、
僕より年下が、アヴェリア、チェリー、モモ モモは7才 幼すぎる
「多すぎでしょ・・・」
「これでも少ない方だと思うのだけど・・・」
「いや多すぎるよ。何人集めるつもりなのさ?」
「集められる限り集めるわ」
「何の話をしているのですか?」
こちらを一目見て、瞬間、ものすごいスピードで目の前に来たモモが話しかけてきた。
停止状態からのその加速はやばくない?
「未来の話をしているんだよ」
「?リリーお姉ちゃんが言っていたことですか?」
「?リリーが何か言っていたの?」
「モモにはよくわからないことをいってました!!」
「そっか」
まぁ、まだ七歳だもんね。しょうがないよね。
「‥‥私のこと呼んだ?」
「うわっ!!」
僕の真後ろにリリーがいた。
相変わらず影が薄いというかなんというか・・・
「モモに何か言った?」
「・・・・特に何も・・・」
「そっか」
「・・・・それより・・・また喧嘩してるよ」
「止めなよ!!」
「・・・めんどい。それに・・・私じゃ役に立たない」
リリーの視線の先には殺気に満ちた空気が流れている。
ガーベラ、ナデシコ、サルビアの三人だ。
「またやってるよ」
ナデシコなんてあのバカ堅くて赫い金棒・・・『酒呑童子』だったけ?そんな物騒な金棒まで持ち出しているし・・・
まぁ、あの二人が死ぬわけないか・・・
「何やってるの貴方たち」
「モモの教育方針について話し合ってただけだよ」
サルビアがローズの問いかけに答える。
「嘘おっしゃい。どう見ても殺し合い一歩手前じゃない」
「己は悪くない。この畜生どもが悪い」
「「何!?」」
あぁ、ナデシコの一言でさらにヒートアップしそうだ。
「俺様は悪くない!!一本角と女狐が悪い」
ガーベラ、早く謝った方がいいよ。ローズが一歩キレる手前だ。
「というかさっさとどっか行け。クソエルフ」
「「「あ」」」
僕と、リリーとモモの声がハモった。
ドゴン!ドゴン!!ドゴン!!!
三人に強烈な鉄拳制裁が行われた。
その強烈な音にほかで騒いでいた6人が一斉に音のする方向を見る。
「モモの教育方針は私が決める。異論はあるかしら?」
「「「「「「「「「「いえ、ありません!!」」」」」」」」」」
ローズの質問の体をした命令に撃沈した三人以外の全員の声が一斉に答える。
こうして、モモの教育方針が事実上決定してしまったのだが、結局その決定は何の効力も発揮しなかった
衣装・装備について決まっているのから順に
ローズ・・・超シンプル
ナデシコ・・・下駄に和服袴。(サラシ巻き)
アヴェリア・・・歯車風眼鏡を髪に付け、茶色の四角い拳型のガントレットを装備。オッドアイ
モモ・・・兎にも角にも軽い装備、くノ一風。武器は鉤爪。
チェリー・・・白衣風マント。オッドアイ(アヴェリアと同色かつ左右逆)