託された者VSたった一人の最強
「お前の命を絶とうか」
俺は一直線に突っ込む
スピードがさっきより遥かに上がっている!
黒屋は黒い剣を縦横無尽に飛ばすそれは複雑に入り組んで俺へと向かうだが俺はその全てを弾き黒屋へと迫るそして黒屋の方へ銀王を投げる
ザギ!!!
それは黒屋のガードに防がれたように見えた
だがそれはガードを貫通する
バン!!!
だが黒屋はその攻撃を避けた
「グッ」
だが真上には俺がいるそして俺は履いている靴を投げたそれと同時に蹴りの姿勢に入る
パン!
黒屋は靴を受けて俺にカウンターを放とうとするだが俺の蹴りのほうが速かった
バン!!!
「うっ!」
黒屋のこめかみを穿つだがそれでも黒屋はカウンターを放つだがその時
シュン!
デヴァーマンが消えたそれは共有変化の能力だったそして背後に回ったそれは黒屋へのカウンターそして放つは脇腹へのフックだった
ゴン!!!
「うぐっ!!!」
それは黒屋の内臓にダメージを負わすも黒体でギリギリガードを入れていた
そして黒屋の体から黒く鋭い棘が生えるそれは黒体での全体攻撃だが間一髪で回避した
カタ!
「不命川お前は更に強くなっているようだな」
「なんだもう降参か?」
その時黒屋の目が笑う
「降参だと?ありえないだろうこれほど楽しい戦いは初めてだ」
奴は楽しげにそう言った嬉々とした表情それがお前の本性か黒屋
俺は銀王を持ち黒屋に近づく次で終わらせる
葉瓦教官…貴方は言った道を間違えて後悔するなとだから後悔はしない今まで死んだ人間の分だけ俺は自分を奮い立たす
剣斗お前の覚悟と人生俺が受け継ぐよ精一杯お前の分まで戦うよ
不実生お前はずっと俺と戦ってきた頼れる相棒だお前のおかげで俺はここまで来れた
俺はもう忘れない逃げない何も失わない
「黒屋これが正真正銘最後の一撃だ」
「ああ!望むなら終わらせようか」
2人の間には類を見ない戦慄走り辺りを歪ませるそしてお互い最後の一撃を繰り出すそして二人が選んだのは正面衝突による決着
「俺の名前は不命川守斗!お前を倒す男の名だ!!!」
俺は全身全霊をかけて突っ込んだ
「不命川!!!お前は強かった!!!」
黒屋も全てを乗せて俺に突っ込む
俺にはまだ勝ち目がある封黒を使い奴を封印するもう一度脳を焼き切り終わりだ不命川!
だがその時
黒屋の肉体に刻まれた傷が黒屋の動きを鈍らせた
「うっ!これは…」
「黒屋ぁぁぁ!これがお前の最後だ!!!」
そして決着の瞬間が来た
バン!!!!!
辺りに土煙が舞うそれは全てを巻き込むその衝撃で辺りの炎が全てかき消された風圧で不実生が吹き飛ぶそして壁に叩きつけられた
「うっ…」
辺りが晴れた時見えた姿それは立ち尽くし疲弊しきったデヴァーマンと頭部が破裂し動かなくなった黒屋海の亡骸だった
「あ、デヴァーマン…うう…」
不実生は涙を見せて俺に抱きついてきた
無事に勝ったかよかった…
「おうおう大丈夫か」
とは言ったが俺も涙が溢れそうだ
この長い戦いは黒屋の死により遂に決着した
第28話完