オーバーヒート
「リン!!!」
俺はそう言って奴に黒き刃を向ける
リンの片腕が切断されたそれはリンの戦いが困難になったということあのリンですらも手に余る程の男間違いなく最強の敵だ
その時俺の身体に異変が起きる
「グフッ!」
その時俺は血を吐いたもはや俺の命は風前の灯火だった…
俺はもう心臓を貫かれているでも、だからこそこの男だけは道連れにする絶対に!
その頃
「こっちだ!行くぞ!」
ドタドタドタドタ
グレンの戦闘員たちがこの戦場に向かっていた
これを通したらこの戦いに勝つのは不可能に近くなる
「待てよ…」
その前に立ち塞がる男がいたそれは、満身創痍の芯刀馬だった
「刀馬さん向こうに敵…ぐぇ!」
戦闘員の一人が芯刀馬に殴り倒された
「俺はこの組織を裏切る」
芯刀馬はこう言い切ったそしてグレンの戦闘員たちに一人で立ち向かう
「裏切り者には死を」「無謀だと分かっているでしょう」
奴らはそう言って武器を構えた
俺は彼を助けるそれが生かされた意味だと思うから
「かかってこい全員ここで倒してみせる!!!」
リンは距離を取り炎で牽制したそして剣斗の方にバックステップした
「剣斗君こっちはもうキツイわあと残されたのは自爆だけだわ」
リンはそう言ったそれは何一つ曇りなき顔で肝が据わっているでも覚悟とは違う純粋な嬉しさと悦に満ちていた
「リン…」
俺は表情が暗くなってしまったでも、リンがここまで言って己の命を賭けているなら俺も命を賭けよう俺は覚悟を固めた
「リン!やるぞ!俺たちなら勝てる!」
そう言って俺たちは前に出た
この戦いできっと俺たちは死ぬだろうでも最後に命を賭けて目の前のカス野郎を倒す悪くないな
俺たちは息を合わせて奴に突っ込むそして俺は体の黒い剣を使いガードを固めるそして俺は掌から弾丸をマシンガンの如く放つ
キン!キン!キン!キン!
奴はその弾丸を全て弾き飛ばしてみせただがリンが突っ込んでいる
その時リンは右腕で奴を掴もうとするだがそれは躱されたそのまま奴は躱した体勢で斬撃を放つ
それはリンのもう一つの腕を斬った
だがリンは止まらなかったそしてその時リンの身体が光を発するそれを奴はガードしにかかる
だが背後には俺がいる!そして!
ガシッ!
俺は奴を掴んでみせたもうガードは出来ない
「さあ一緒に死のうか黒屋ァァァァ!」
俺は怒りを込めて奴の背後から雄叫びを上げた
ザキザキザキザキザキ!!!
爆発寸前だった…俺たちから血飛沫が舞うそれは無数の切り傷に与え俺の両腕とリンの胴体を切断してしまった
「体が半分でも、爆発はできるよ!!!」
それでもリンの爆発は止まらなかったそして
バーーーン!!!!!!!
周囲の者を全てを巻き込み炎が渦巻いたそれは災害に等しい程の爆発グレンのアジト全域が炎上した!
辺りが赤に包まれる
そして俺は…
「ぁ…」
全身に大火傷を負いもう限界を超えていたその身体にもう力は入らなくもはや生きた亡者と言ってもいいほど悲惨だった…
「うぐ…」
不実生さんも重傷で避けるにはあまりに近すぎたでもまだ力は残っているそしてリンは骨も残らず爆散してリンの血が辺りに散っていた
「賞賛に値する」
その時辺りに響く声があった
煙が晴れた時声の主が姿を見せるそこにいたのは全身に火傷を負った黒屋の姿
黒屋はリンと剣斗を斬ったあの時足裏から黒体を最大出力で伸ばし同時に地面を蹴りバネのように空中に回避をしていた
「…ぅ」
俺はコイツに勝てないのか…もう手立てがない…
その時不実生さんが投げナイフを投げるそして同時に煙玉を撒き奴に突っ込む
だが奴は回避したあと黒剣を不実生さんの居た方に振り回すだがそこに不実生さんは居なかった不実生さんが居たのは真上だった
そして不実生さんが投げナイフを投げて落下するだが投げナイフは弾かれたそして追撃をする
それは空中躱す事は出来ない
カキン!
その時何かが横を通るそして奴の追撃は弾かれた
そして不実生さんは持っているナイフを突き刺す
サキッ!!!
それは黒屋の脇腹を浅く切った
黒屋はその傷口から毒が入らぬように素早く傷口を抉り体の一部だった物を投げ捨てた
グチャ…
「生きていたか…」
奴はまるで亡霊を見たような顔を浮かべたそこに立っていたのは…
デヴァーマンだった!
「黒屋ここからは1対1お前の得意でやってやる」
デヴァーマンは黒屋と向かい合った
この2人のどちらかが負けるまでこの戦いは終わらないだろう
第26話完