マカロニカスタマー
凍らしてあげるなんて、古いの。
核を壊してあげる。
わだかまり、悪念、憎悪、牽制。
こういうものが、人を殺す。
だったら、世界のためにも、
核を壊してあげるのが、ちょうどいい。
頭の中の、毛糸玉みたいな観念。
あえて、彼女たちといいます。
彼女たちは、幸せに泣くこともできない。
震えるとか溺れるとかでなく、
シンプルに生きるを生きる。
それだけで、幸せに戻れるのです。
快楽を否定しなさんな。
少し舐めてごらんなさい。
そうしたら、欲望に明け暮れない。
汚い生き方でしょうよ。
だから幸せ色です。
今作、マカロニカスタマーは、
そんな日常のインスタレーションです。
ずる賢く生きようぜ。
大野苺