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拝啓 魔王様  作者: 白猫
一部
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『風が熱を帯びる今日この頃、如何お過ごしでしょうか?


お手紙ありがとうございます。


さすがは魔の頂点に君臨する存在。

嫌がらせに関しても、ほかの追随を許さぬ所業ですね。

おかげでストーンスライムに抱擁し、その硬い体で私の肌が少し傷つきました。


まぁ、そのまま粉々に抱き砕いてやりましたが。


女の肌に傷つけた責任、しっかりと取って頂きますので。

具体的には、その首で。






さて、王というだけはあり、文字が達筆なことに少々ビックリした今日この頃。

如何お過ごしでしょうか?


私は森林部にも慣れてきました。

初めは手強さ感じた魔物達も、今では鎧袖一触といったところです。

とはいえ、魔物の種類は豊富で飽きを感じさせず、群れをなすものや罠を張るものなど、多様性に満ちた環境はまだまだ油断なりません。


幸い虫は嫌いでない為忌避感はそうでもないですが、

大きなサイズになると少し抵抗感を覚えます。


その点スライムはやはり素晴らしいですね。

柔らかいタイプは中々遭遇しなくなりましたが、ウッドスライムに実る果実を刈り取って食べるのが最近のブームです。


ストーンスライムに関しては、倒した後も硬いままならば良かったのですが。

手頃なサイズに砕いて殺した後、そのまま投石にでも応用できましたのに。





まだまだ暑さ続く日々、暑いからといってお腹を出して寝て、お風邪など引きませんようご自愛ください。』


ps.不衛生は健康の天敵です。


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