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拝啓 魔王様  作者: 白猫
一部
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『親元を離れ幾週か、1人きりでここまで出歩いたのは初めての経験です。


さて、前回お手紙を送らせて頂いてからしばらく経ちましたが、お返事を頂けないようですので再度送らせて頂きます。



こちらは我が国の王城を経ち、付近に出る魔物と戦いながら村から村へと進んでおります。



日差しが心地よい日々が続いておりますが、如何お過ごしでしょう?


時節柄、そろそろ暑さが増してくる頃合いですので水分補給や体調管理にはお気をつけ下さいませ。



最近は魔物達に手応えを感じなくなってきましたので、少し遠出も考えております。


日も長くなってきましたので、鬱蒼とした森林地帯へ足を向けるにもちょうど良い時期ですから。



そういえば、あの柔らかいスライムという存在は素敵な生き物ですね。


思わず抱きしめ、感触を楽しんでから倒すのがマイブームです。


殺してしまった後に、あの柔らかさが残らないのが残念でなりません。


死んでも変わらないスライムなどいれば教えて頂けますと幸いです。



ではでは、よければお返事お待ちしております。


ps.首は洗いましたか?』

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