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拝啓 魔王様  作者: 白猫
一部
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 「まおうさま!まおうさま〜!!」


「なんだ騒々しい‼︎この私を魔王と知っての狼藉か!」


 「まおうさま、そんなこと言ってる場合じゃありません。手紙が届いたんですー!」


「手紙?ほぉ、この私に手紙か。

なんだ、ファンレターか?

それとも、嫁入りの希望か?


なんであったとしても、この私、魔王に相応しいことよな!」



調子よく高笑う魔王と、何とも言えぬ顔をする部下らしき魔物



 「まおうさま、起きてる時に夢なんて見ないでください。

それよりも早く手紙を読んでくださいよ〜」


「なんだ、先程より喧しいな。

仕方ないから読んでやるとしよう。


して、誰からの手紙だ?」



 「えっとぉ、ゆうしゃからの手紙ですね〜」


「ふむ、勇者からとな。

この世界広しと言えど、勇者から手紙を貰えるものなど、我ぐらいよの!」


 「はぁ、そりゃ宿敵ですからね〜」


「そうだろうそうだろう!

なんせこのわたし・・・


ゆうしゃあああぁぁぁ!???」


 「まおうさまうるさいです。」


「えっ!えっ!?

なんで?なんで勇者から手紙!??

どうやってここ知ったの??

ここって手紙届くの??


というか手紙って何だよ!!?」



叫ぶ魔王と、呆れた魔物。

宣戦布告と読める手紙を手に、彼らは今しばらく混乱を治められないのだろう。





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