表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

【Prologue】ハジマリのシンカイ

はじめまして。こつこつ書こうと思います。よろしくお願いします。

 何がいけなかったのかという言葉が頭の中で反芻される。約束は守れなかった。どうすることもできなかった。助かる道は、救える道はこれしかないはずだ。

 だったら迷うことはない。

 

 愚かな男はまた道を引き返した。

「・・・世界転移(ワールド・ジャンプ)


  次こそは、きっと。


     *************


 俺は今、とてつもなく不思議な現象に巻き込まれている。

 目を覚ますと、和室だった。俺の実家はマンションだから、少なからず家ではない。だったらどこだ?友達の家でもない。

 そんなことよりこの人は誰だ。

 目の前のガタイの良い男は俺と同じく驚いた表情をしている。

・・・もしかして不法侵入やっちゃった?

 冷や汗が出るが、そこで急に冷静になった。

 俺は死んだんだった。だからここにいるはずがない。

 でも、いる。

 思考していても拉致が開かないので、諦めて横になった。

 ふと目の前の男を見る。慌てている男は、和装にゴーグルというよくわからないセンスの衣装を纏い、なかなかデカい。

 いや、待てよ。ここで思考を一度戻す。俺がもし、まだ生きているなら?これはまだ続いているかもしれない。アイツは逃れているのかもしれない。そんな可能性が頭をよぎり、飛び起きる。

「あんた、逃げた方がいい。信じちゃくれねえかもしれないが、非科学的なバケモノが周りに潜んでいるかもしれん。」

 言い終わる前に俺は構えた。1人では何ができるわけでもないが、目の前の無関係の男を逃すことぐらいはできよう。

 しかし、目の前の男は逃げない。

 それに男はめんどくさそうに溜息を吐いた。

「安心しろ。ここにそんなのは来ない。」

 男はまるで何かを知っているように言った。

 俺は警戒心丸出しで、後退して距離を取った。

「あんた何者だ?」

 その質問に、フッと微笑を挟んでから男は腕を組み、足を肩幅に広げ、元気溌剌にこう宣言した。

「神だ!」

 

読んでくれてありがとうございました。まだまだ続きますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ