第一章あらすじ&人物紹介
第二章から読み始めたい人、第一章ってどんなのだったっけ? と振り返りたい人向けに、あらすじを作成しました。
ワンペーパーに収まってます。まとめるのが上手なんです。こら、そこ内容が薄いとか言わないっ!
※追記
第二幕終了と共に、人物紹介を追加しました!
本編で出ていない情報も、少しだけ混ぜています.......!
トランペットを奏でる少女、加撫心音は、買ってもらったばかりのコルネットを裏山で演奏中、突如見知らぬ世界に落とされる。
魔物に襲われながらも九死に一生を得た心音は、助けてくれた冒険者シェルツたちに連れられ異世界の王都ヴェアンに足を踏み入れた。
言葉の通じない世界であったが、シェルツに連れられて訪問した〝精霊術〟の工房で行なった儀式により、心音の身体に〝精霊〟が住み着くことになる。それにより、魔力を持たない心音でも精霊術を通して擬似的に魔法が使えるようになり、意思を伝達する手段〝対外念話〟が使えるようになった。
冒険者たちと交流を深めながら、音楽を通してこの世界で生きる道「王国聖歌隊」を見つける。
聖歌隊員として認められた証となる〝音響魔法=振動を司る魔法〟を修得し、音に対して深いイメージ力を持つ心音はその魔法をものにする。
聖歌隊の一大イベント「創世祭」での演奏を通して心音の身体に集まった多数の精霊の影響で、心音の髪は桜色に染まり国王の目にとまる。
王との謁見をきっかけに、元の世界に戻る術を探すため、宣教活動をする名目で世界を巡る機会を得た。
旅に出るため立ち寄ったギルドでシェルツたちと再会し、彼らと共に旅をするために冒険者の認定試験を受けることに。
訓練を積み迎えた試験、法外に過酷な試験を音響魔法を駆使して乗り越え、飛び級で三段位冒険者として認められた。
心音は大好きな音楽と共に、異世界を巡り始める。
〜人物紹介〜
加撫心音
高校二年生。
教師の父とピアノの先生の母を持つ。
幼少期からピアノを始め、小学校三年生からトランペットを始める。
多くのコンクールに入賞し、実力は折り紙付き。
高校の吹奏楽部には入らず、様々なジャンルの団体にエキストラとして参加している。
好奇心旺盛、根は明るい、困ってる人を放っておけない、真面目だけど適当。楽しいことが大好き。
語学は苦手だが、言語を音として捉えるので、発音はいい。
元の世界に帰りたい。
彩臓を持たないため魔力を生み出せない。
魔力が使えなかったが、楽器の音に精霊が反応し、擬似的に精霊術が使えることに気がつく。
また、彩臓を持たないため身体に不純な魔力が蓄積しておらず、精霊が気に入って身体に住まうことになる。その影響で、体内の精霊にお願いすることで魔法も使えるようになる。
精霊を体内に住まわせる影響で色素が分解され、髪が白くなる。その後、精霊による魔力光で桜色に。
シェルツ・ヴァイシャフト
十七歳
剣士。
ブロンドの髪。
軍の騎士に憧れたが、街の人を直接的に脅かす魔物を退治するべく、冒険者になる。
知識欲が豊富、戦闘用魔法も扱える。
正義感は強いが、理性的。
ティーネ
十五歳
シェルツの妹、魔法士。
ブロンドの髪。
属性魔法を科学的に理解しているため、複数属性を高威力で扱える。
回復魔法も得意とする。
好奇心旺盛。天真爛漫な性格。
ティリア
シェルツの母。
明るいブラウンの髪。
民間治癒師。
治癒士らしいおっとりとした性格。
リッツァー
シェルツの父。
綺麗なブロンドの髪。
学者。
博識で研究者気質であるが、明るく社交的。
ヴェレス
二十四歳
重盾と長槍を扱う。
大雑把で豪快な性格、声がでかい。
父親は「荒くれヴァルザック」と呼ばれる、七段位冒険者だった。
アーニエ
二十歳
うねりのあるダークブラウンのミディアムヘア。
魔法士
キツイ性格、頭がキレる。
攻撃魔法が得意で、基本的な属性は網羅している。
得意属性は水。
魔法の研究機関に務める一族の出身。
エラーニュ
十五歳
青みがかった銀髪を肩口で揃えた小柄な少女。
治癒士。
医者の家系。
ピッツ
精霊術士の工房のマスター。細身の長身、四十歳くらいで研究者気質だが社交的な人間。
ローリン・ライファー
王国聖歌隊楽長。指揮者。
テンディ
王国聖歌隊ルターヴィレイス奏者。
銀髪で鋭い目付き。
心音を毛嫌いしていたが、ある出来事でその気持ちは逆転する。
ゼメル
元初段認定講習教官。
現認定試験官統括。
戦闘狂で指導も厳しいが.......
七段位冒険者。
※魔法観解説 精霊と奏でる間奏曲〜この世界の便利道具体験
を読んで頂くと、この世界の魔法観が手軽に分かります。




