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恋するバレンタイン・キック  作者: 三ツ星真言
5/50

彼女の名前は

「キャア~、凄いよ。君。」

 危険が去った途端、背中の女の子が、今度は前から

僕に激しく抱き着いてきた。

「・・・・・・」

 ヤバイ、近くで見ると僕の中学校の女子とは

別次元の生物かと思えるくらい綺麗な女の子だった。

 ニットの白いセーターに高そうなガウンを羽織り、

薄いピンク色の長いスカート姿が決まっている。

 僕も健全なる中学二年生男子。煩悩の種が心に・・・・。

 不覚にも体が反応して、それがバレる前に、突き放す。

「可愛い~。照れてるのね。助けてくれて、ありがとう。

 あいつら、ずっと店内にいる時から、私に付きまとって

 困っていたの。私の名前は、季久美。君の名は。」

「ぼ、僕ですか。僕は、駆磨かるまです。」

「へえ~、変わってるね。もしかして、お寺の子。」

「よく、わかりますね。」

「前に、アニメでかるまって名前の子が出てきたから

 調べたんだ。仏教用語でしょ。」

 僕は、そのアニメを知らないが、同じ名前の子がいると聞いて

嬉しくなった。

「そう、そう、助けてくれたお礼に、これあげる。」

 季久美さんは、これまた高そうなバッグからリボンの着いた

箱を取り出し、僕に差し出したのであった。

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