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作詞倉庫  作者: 浅井泉
5/10

霧の花

あの日のことを今も思い出している

落ちては消える花びらのように

淡く儚い記憶

霧のように音も立てず消えてゆくの…

思い出というひとひらだけの

花びらを残してく


咲き乱れ幻想の光景

まなざしに焼き付けて

夢見心地ひとときの安らぎに揺られながら…

それは浮き世の夢だと(うつつ)に目覚め霞ゆく心が

また繰り返される恋を曇らせる…


※恋の花乱れて悲しく咲くのなら…

めぐり逢えた日々を今も思い出す

その日を忘れて楽しく生きれてたら

声が枯れるまで泣くこともなかったろうに…


(ふみ)綴る想い届けることもできず

せめてこの言ノ葉が芽吹いて

花を咲かせられたら…


花咲いた季節縁の下で

待ち焦がれているけど

便りを運ぶ鳥たちも()の空に消えるだけ

美しく咲けない心はいつも一人きりで待ちぼうけ

無情の恋がまた日々を遠ざける…


恋の花揺られて優しく散るのなら…

手をふりながら見送れたはずなのに

霧に溶けながらかすれて消えていくの…

襖を閉ざして泣くこともなかったろうに…



恋の花乱れて悲しく咲くのなら…


恋の花揺られて優しく散るのなら…


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