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考察

ジャンル別日間1位を頂きました!

ご愛読ありがとうございます!!

1544年 那古野城 吉法師


 那古野城に帰宅し、現在部屋でゆっくりとくつろぎ中。


「ふう、疲れた」


 あれから三人にこれまでの経緯を説明してやり、何とか理解してもらえた。

 勝三郎と万千代は何か畏れの様な物を感じていたようだが、犬千代は凄い凄いと無邪気に喜んでたな。

 まぁ三人とも青ポイントが減ってなかったから問題ないだろう。

 それどころか、俺が天下を目指すと伝えると、


「ワシらも若についていきます!!」


と目を輝かせながら答えてくれた。なんか青ポイントも40近くに上がってたな。

 やっぱり家臣としては、主が上を目指していたほうが仕え涯いがあるのかね。


 さてさて、寝る前に今日の考察でもしておこう。

 

 白の信仰ポイントは、『神』と言うキーワードを俺や白文字が表示された相手から聞くことで発現する。

 わざわざこんなルールがつていると言う事は、このスキルはやっぱり神様が俺にくれたんだろうか。

 まぁ異世界転生の定番と言えば定番なんだが……

 ここが日本の地だからだろうか、神様がいると言われても今一ピンとこないな。

 まぁ深く考えるのはよしておこう。

 俺の考えが及ばないような大きな存在は確かにいて、それが所謂神様というやつなんだろう。

 よし、神様はいる、神様はいる、神様はいる……

 自己暗示完了!


 でだ、あの後勝三郎や万千代にもスキルを掛けてやったが、白Pが上がることは無かった。

 しかし天下御目指すと聞くと、青Pは上がった。

 つまり、白Pは神様に対しての信仰ポイントで、青Pは俺に対しての信仰ポイントってことかな。

 まぁ違うかもしないが、今はこれ以上考えても分からないだろうから暫定的にこう認識しておこう。


 あとは≪支援≫のスキルについてだ。

 これは結構自由度が高かった。

 視覚強化以外にもその他の五感も強化できた。

 他にも身体能力の強化も出来、かなりのパワーアップが見込めそうだ。

 が、制限も結構見つかった。


 先ず一度の≪支援≫発動での効果持続時間が決まっている。多分1時間ほど。

 それと、強化する内容を増やせば増やす程、消費ポイントも増えていった。フルコースで強化したら、100Pくらい一気に消費したな。

 それから、スキル発動の有効範囲はやっぱり≪発光≫の強度依存だが、一度発動してしまえば1時間は俺から離れても効果は持続した。 

 あとは複数人を≪支援≫する際、一人ひとりに一回づつ≪支援≫スキルを発動していかなければならないと言う事かな。ただ最後のは俺が慣れていないだけの様な気もするんだよな。同時掛けが出来ないか、これからの課題としておこう。

 

 今日色々と試して思ったのは、このスキルは基礎能力を向上させるだけで、技自体には影響がないと言う事だ。この能力に胡坐をかいて鍛錬をおろそかにすれば、手練れの相手には簡単に殺されてしまうだろう。

 結局、大切なのは基礎能力と技術を向上させるための地道な努力と言う訳だ。勝三郎曰く、他にも吉法師軍団のメンバーが結構いるとのことだったので、そいつらも含めてトレーニングに励むとしよう。米軍式訓練でも導入してみようかな。


 あと、食事もどうにかしたいんだよな。

 この時代、仏教のせいで肉を食らうのが忌避されている。その癖、比叡山の坊さんたちは肉に酒に女にとやりたい放題だというんだから、なんとも腐った話だ。

 肉を食わねば力が付かない。背の伸びも違ってくるだろうし、なんとか皆に肉を食わしてやりたいんだが……まぁそれも課題の一つだな。


 あとは、人集めと金稼ぎか。

 後々の家臣は三バカ含めた吉法師軍団を育てていけばいいが、今は即戦力になる奴が欲しい。

 特に、いざという時の手練れの護衛と、後は情報収集要因だな。

 ……忍、欲しいなぁ。


 この時代の忍と言えば甲賀衆や伊賀衆、後は風魔とかが有名か。

 でも風魔は北条だし、伊賀や甲賀も確か他家とも結構繋がっていたはずなんだよなぁ。

 相手の情報が入っても、こちらの情報が筒抜けでは意味がない。

 何かいい手は無いものか……


 確かこの時代の忍びって、金で雇われる傭兵的な存在だったよな。

 その背景に、土地が貧しく米が満足に取れないことがあったはず。

 

 ……丸々ごそっと俺に仕えてくれないかな。一族全員面倒みますよーって。

 一族ごと迎い入れてしまうと他家と繋がる奴が紛れ込んでしまうリスクがあるけど、俺の場合は【信仰度確認】をすれば弾けるはずだから、悪く無い手だと思う。

 が、問題は金か。

 明日爺にちょっと相談してみよう。

 ついでに金稼ぎについても色々と案を考えておくとしようか。


主人公の話し方がまだ安定していません。

本人は吉法師になり切って喋ろうとしているのですが、時々地が出ます。

三バカ相手には特に。

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