拾ったたまごを温めたら美少女が生まれました。
ある日、道端で変なたまごを拾った。桃色で、たまごの真ん中には赤いハートのような模様があり、大きさはダチョウのたまごくらいあった。
「何のたまごだろう?もしかしてマジでダチョウのたまごだったり?にしても、変な色と模様だな~。ま、育ててみりゃあわかるだろ」
と、職場の忘年会の帰りだった俺はべろんべろんに酔っぱらってて。俺はそのたまごを懐に入れ、ふらふらしながら家に帰った。
◇
「う~ん……頭いてぇ─って、なんだこりゃ!?」
帰ってきてスーツを脱いで部屋着に着替えると、たまごにはタオルを巻き、俺はそのたまごを抱きながら寝た。そしてその翌日、たまごは一晩で俺くらいの大きさに成長していた。
「そういえば、昨日酔ったノリで変なたまごを拾ったんだよな。でも、こんなでかくなかったよな?つーか、こんなにでかかったら、持って帰れないし。何のたまごだよ、これ!どうしよう……」
と、たまごを見ながら俺が頭を抱えていた時。
ピキッ!ピキキッ!!
と、たまごにひびが入り始めた。
「え?なに?生まれるのか!?宇宙人の子供とかだったらどうしよう……」
俺がおろおろと動揺している間にも、たまごはピキピキと音を立てて割れていく。
そして。
「ぅわっ!?……ん?」
パカッと、たまごは縦に真っぷたつに割れた。その中には──裸の女が、踞った姿でいた。
すると。
「ひっ!」
女の瞼がぱちり!と開き、俺はビビる。瞼を開くと女は顔を上げ、ゆっくりと俺の方に視線を向け、そして。
「ごしゅじんさま?」
「は?─って、うわあぁ!?」
その女はそう言うと、突然立ち上がり、俺に抱きついた。女の生のおっぱいが俺の胸に当る。俺の半身が喜びそうになったが俺はそれを抑え、その女を体から引き剥がした。
「な、なななんだお前は!?」
俺は視線を反らし、女の裸を見ないようにしたが、一瞬見てしまった。その女の体はボンッキュッボンッ!でナイスバディでしかも、俺の大好きなおっぱいが……でか……
すると女は。
「私のたまごを温めてくれたお礼がしたいです。御主人様が望むことはなんでもします」
「な……なんでも?」
「なんでも」という言葉を聞き、ごくんっ!と俺は唾を飲む。俺は年齢=彼女なし。そして、童貞だ。男なら、望むのは1つだろ。
そして俺は、女に言った。
「おっ、俺と!付き合って!彼女になって下さい!」
俺がそう言うと女は「分かりました。よろしくお願いします!」と言って、むぎゅっと俺に抱きついた。