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純文学&ヒューマンドラマの棚

拾ったたまごを温めたら美少女が生まれました。



 ある日、道端で変なたまごを拾った。桃色で、たまごの真ん中には赤いハートのような模様があり、大きさはダチョウのたまごくらいあった。


「何のたまごだろう?もしかしてマジでダチョウのたまごだったり?にしても、変な色と模様だな~。ま、育ててみりゃあわかるだろ」


 と、職場の忘年会の帰りだった俺はべろんべろんに酔っぱらってて。俺はそのたまごを懐に入れ、ふらふらしながら家に帰った。



「う~ん……頭いてぇ─って、なんだこりゃ!?」


 帰ってきてスーツを脱いで部屋着に着替えると、たまごにはタオルを巻き、俺はそのたまごを抱きながら寝た。そしてその翌日、たまごは一晩で俺くらいの大きさに成長していた。


「そういえば、昨日酔ったノリで変なたまごを拾ったんだよな。でも、こんなでかくなかったよな?つーか、こんなにでかかったら、持って帰れないし。何のたまごだよ、これ!どうしよう……」


 と、たまごを見ながら俺が頭を抱えていた時。



 ピキッ!ピキキッ!!



 と、たまごにひびが入り始めた。


「え?なに?生まれるのか!?宇宙人の子供とかだったらどうしよう……」


 俺がおろおろと動揺している間にも、たまごはピキピキと音を立てて割れていく。

 そして。


「ぅわっ!?……ん?」


 パカッと、たまごは縦に真っぷたつに割れた。その中には──裸の女が、踞った姿でいた。

 すると。


「ひっ!」


 女の瞼がぱちり!と開き、俺はビビる。瞼を開くと女は顔を上げ、ゆっくりと俺の方に視線を向け、そして。


「ごしゅじんさま?」

「は?─って、うわあぁ!?」


 その女はそう言うと、突然立ち上がり、俺に抱きついた。女の生のおっぱいが俺の胸に当る。俺の半身が喜びそうになったが俺はそれを抑え、その女を体から引き剥がした。


「な、なななんだお前は!?」


 俺は視線を反らし、女の裸を見ないようにしたが、一瞬見てしまった。その女の体はボンッキュッボンッ!でナイスバディでしかも、俺の大好きなおっぱいが……でか……

 すると女は。


「私のたまごを温めてくれたお礼がしたいです。御主人様が望むことはなんでもします」

「な……なんでも?」


 「なんでも」という言葉を聞き、ごくんっ!と俺は唾を飲む。俺は年齢=彼女なし。そして、童貞だ。男なら、望むのは1つだろ。

 そして俺は、女に言った。


「おっ、俺と!付き合って!彼女になって下さい!」


 俺がそう言うと女は「分かりました。よろしくお願いします!」と言って、むぎゅっと俺に抱きついた。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いなー、羨ましい。 同じたまごそこらに辺に落ちてないかなぁー。
[良い点] 身体的には大人でも、『経験』=『心』が初期化されてる状態ですもんねぇ……。 ま、まずは、教育……かな。 真面目な主人公くんなら、親心丸出しで──。 「ハッ?!」つ、付き合ってくださいって言…
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