珈琲一杯の言葉⑤
☆炎
命が 蝋燭の灯火ならば
自分ひとりの為に 燃やす 命は 火
自分と誰かの為に 燃やす 命は 炎
静かに 灯続ける 火も 良いけれど
蝋燭を 残したまま ふっと 消えてしまうかも
もし そうならば 誰かの為に 炎を燃やして
蝋燭を 燃やし尽くせる 事の方が
案外 幸せなのかも しれません
☆水
ひとは この世に 生まれ落ち
この地上を 流れ流され 生きて行く
まるで雨が 天空から 舞い降りて
時に 大地に降り注ぎ 草木を慈しみ 命を育て
時に 川が塵を洗い 砂利に濾過され 日に浄化され
流れ流され 大海へ たどり着く ように
生命 とは 水の流