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第3話 幼なじみはマルです!

幼なじみ属性の妄想パナイっす!

膨れた顔でこちらを見つめている、幼なじみの神崎花丸の姿が目の前にあった。


「もう遅いよ!40分には家の外で待ってるって昨日話したのに。」

バタバタしてる花丸。その言葉に疑問も生じた。

「家の中でな。」

堂々と言い放つ誠に対して、不思議がる花丸。

「確かに40分にオレの家で待ち合わせをして遅れたのは謝ろう。だがしかし、家の外とは言ってない。」

ドヤ顔で花丸に答える。

「確かに、家の外とは言ってなかったような?マル勘違いしちゃみたい。ゴメンね。せー。」

思った以上にしょんぼりして、慌てる誠。

「まぁ誰にでも勘違いはあるから仕方ないよ。それより遅刻するから行くぞ。」

花丸の手を掴み登校するのであった。それですぐ手を離した。

(うぅーまたやってしまった。)

誠は嘘をついたのだ。悪気があったわけではない。反射的に言い訳をしてしまったのだ。

花丸はとても素直で、裏表がなく。おまけにお人好しなのだ。超が付くほどの。

その性格を全部知っているからこそ、しょんぼりされると罪悪感で満たされてしまう。

だから冷や汗が凄くて手を離したのだ。


「ねぇー。せー。マル達の学年って何人くらいなのかな?」

急に話題をふられて戸惑う誠

「えぇ、確か10人10組だから、100人じゃないかな?分からんけど」

10組あるというのは前から聞いていたのでおよそ100であろうと予想した。

「それよりもさぁーマル。いい加減オレの事を『せー』って呼ぶのやめないか?もう子供じゃないんだからさ。オレもマルじゃなくて花丸さんって呼ぶからよ」

誠の読み方は『マコト』だけど、初めて会った時の花丸は『セイ』と読んでしまい、『せー』となったのだ。

中学まではそんなに意識してなかったけど、高校生にもなってあだ名で呼び合うのは男子高校生としては恥ずかしいのだ。

「やだー。せーはせーじゃなきゃやだー。あとマルの事もマルって呼んでくれないとやだー」

分かっていた事だが、花丸はご飯の話しとあだ名をやめる話しをすると全力で否定されるのだ。

中学の時から話したりするが、本人が嫌がるのでそこまでは拘らなかった。

でももう高校生。友達の前であだ名は恥ずかしい。ましては男女の関係!よろしくない!

「じゃせめて友達の前では苗字で」

「やだ」

「わかったよ。マル」

抗議する事なく話しが終了した(泣)




花丸ちゃんの身長は150cmです!


誠の身長は170cmです!

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