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第2話 朝ごはんは?

妹と兄のグダグダ

妹のお叱りを軽く流してオレは制服に着替えた。


「やっぱり高校生なる者、制服はやっぱりブレザーだよな」

中学時代の制服は学ランだったオレは苦痛だったのだ。


何故?というにはちゃんとした理由がある。それはヤンキーぽいからだ。オレはヤンキーとか、不良が嫌いなのだ。


(だって怖いもん。今まで会った事はないが、TVとかアニメとか出てくるヤンキー&不良がとにかく怖い。もし高校に入ってそういう輩が現れた対処法も心得ているのだ。

まぁやれるかどうかの話なんだけどな。)


考えらがらも制服を着こなし、完璧に仕上げた誠はあの事に気づいた。


「そういやぁこいつを忘れてた。」

それは手の平に包み込めるくらいの小さなお守りだった。それを胸ポケットに生徒手帳と一緒に入れた。

「行ってきます。」

そう言うと誠は自分の部屋から出たのだ。


「いや、まだ自分の部屋から出ただけで進展してないからね?」


居間で朝ごはんを食べていた妹から追い討ちを入れる。


「日菜!お前はまだ中学生だ。中学生なら朝練の一つや二つあるのにどうしてお前は呑気に朝飯を食べている?てか、オレの分の朝飯本当に作らなかったんだな」

オレは怒った。朝飯が用意されてない事に。


「応答がない兵士の分のご飯を誰が作る?てか日菜は合唱部だから朝練はないの。あと、学校は歩いて10分所だから、普通ですけど!?それがなにか?」

オレは兵士ではない!とツッコミを入れたいところだが正論で何も言い返せなかった。


「すみませんでした。明日から朝ごはんよろしくお願いします。」

謝った誠意が伝わったらしく、日菜の表情も優しくなった。

「分かってくれるなら良いんだよ。日菜が食べる予定だったメロパンあるから食べて行きなよ」

そう言うと日菜は自分の大好物であるメロンパンを渡してくれた。

半分だけ。


ピンポーン♪


家のチャイムが鳴って、ふと時計を見ると7時45分だった。8時10分までに席に着いてないと遅刻扱いになる。

家から学校まで徒歩20分。

誠は青ざめた。と同時に日菜が立ち上がり

「時間!早く!」

我に戻った誠は鞄を持って食べかすを拭くことなく


「行ってくる」


そう言って家を出た。
















次ヒロイン出します!

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