第27話 暴かれる真実
「どうも。お久しぶりです」が挨拶になってしまっている斑目です。
積もる話が沢山ありますが、詳しい話はあとがきのほうで。
もしも、この世界以外に似たような世界がいくつもあったらどうだろうか。
一つ一つの選択でこの世界は成り立っている。
でも、思ったことはないだろうか。
「ああしとけばよかった」 「あれさえなければ」と。
だから人々はタイムマシンに理想を抱く。
そんなものがなくとも、世界は変えられるのに。
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「単刀直入に言おう、君たち二人は兄妹ではない」
桜木さんからのその言葉は胸をピストルで撃たれたような鋭い一言だった。
「………ぁ……あ、そう、なんですか」
ずっと気になっていた。何かを思い出そうとしていたのに思い出せなかった。
……やっと忘れていた事を思い出した。くそっ何故こんなに大切なことを忘れていたんだ。
彼女の親の苗字は楪だ。父さん達と仲がよかった、そのはずだ。
「楪ですよね……? 楓の苗字は」
絡まった糸が一本のまっすぐに伸びた糸になっていく。
それと同時にいままでの楓が頭の中によぎる。
……忘れててごめんな、楓。
仮初の兄なんて何の役にもっ…………
「落ち着いて聞いて、まだ大切なことがあるの」
真剣で、どこか哀れみを含んだ瞳でこちらをのぞき込んでくる。
……そんな目で見られると耐えられなくなる。
「いやだなぁ、僕はいつでも落ち着いてますよ、はい」
辛くなんかない。だって恐らく一番つらいのは僕でも桜木さんでもなく楓なのだから。
「そう……なら遠慮なく続けさせてもらうわね」
桜木さんはそういいながらノートを一ページずつめくっていく。
すると赤字で大きく書かれている題名があった。
【※超重要!マイナスシンドロームの種類と作用】とかかれていた。
「これって……!」
思わず大きな声が出た。
マイナスシンドロームは楓を苦しめる原因の一つだ。
たとえ今偽物の家族だとしても妹は妹だ。
兄と慕ってくれるならせめて兄らしくしないと。
「そう。やっぱりアイツが関わってたみたい」
そういうと桜木さんは大きくため息をつき、不満そうな顔をしていた。
「えっと、なんて書いてあったんです?」
ノートの端の方に小さくお前に託すと書かれていた。
どうも、斑目です。
さて皆さんにこの物語の続編を読んでもらうのはいったいいつぶりになるのでしょうか……。
個人的にはもっと早く出したかったのですが、僕自身どうもコツコツ執筆するのがどうも苦手らしく投稿期間がごっそり空いてしまうということになってしまってます。
何度も何度も考えては消してを繰り返してはいるのですが、どうにも「これだ!」という文章はできなくて、椛達のせっかくの「心」を殺めてしまっているようなそんな感じの気持ちが現状です。
スマホのメモに沢山のネタを書いているのですが、どうにもピンとこないんですよね……。
この作品を公開した時にも感じたんですが、僕の作品はなんだか、なろう系?というものからかけ離れている様な感じがして評価の割に伸びない理由の1つじゃないのかなって思います。
人の評価なんか関係ない、芸術や文化は孤独とのたたかいとはいうのですが、どうしても孤独って嫌じゃないですか。常に誰かに見たり読んだりしてもらって評価や指摘をしてもらいたいじゃないですか!
だからここまで読んだ人は感想をください!!
っていう僕自身のわがままをここに刻んでおきます。




