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マイナス同士は惹かれ合う  作者: 斑目紫音
第1章 それは雪が溶けるように
3/33

第3話 鏡の世界の秋

今回は椛のマイナスの名前がついに明らかになる回ですっ!

あとがきでは少々今年の目標について…

お楽しみに!

 ーーー始業式から2週間が過ぎた。

 登校は僕と雪子先輩と楓の3人で、下校は僕と雪子先輩の二人きりだ。

 理由としては楓は書道部に入部し、僕と雪子先輩は部活には所属していない。ただ、それだけ。



「…………お前に教えてやる。近々雪の天使が堕天する未来がある。止めるか止めないかはお前次第だ…。お前の選択で天使になるか悪魔になるかが決まる」


(…また、夢の中だ、だが今回は見える。動ける…!)


 倒れている身体を起こし、聞き覚えのある声の主の方へ向かう。

「君は誰だ、そして、ここは何処だ。答えて欲しい」


 声の主は僕に近づき、こう言った。


『……俺はお前の(マイナス)の寄せ集めだ』


「…は?」

 何を言ってるのか全くわからない。

『そしてお前は俺の負の寄せ集めだ』


 そして、僕は再び問う。


「……ここは何処だ…?そして君の名前は?」


『ーー俺はアキノ。そしてここは……お前…こ……ザザザザッ』


 *



「……じ君、椛君!大丈夫…?」


「んんっ……」

 どうやら僕は眠ってしまっていたらしい。


「ここ…は?」


 確実に初めて見た天井だ。布団からもほのかにいい香りがする…。


 思考を巡らせていると、雪子先輩がお茶を持ってきてくれた。


「ここは私の部屋。椛君、家の前まで送ってくれて、いきなり倒れちゃうんだもん、慌てて家の中に入れたよ…」


 雪子先輩は相当僕を心配してくれていたらしい…。


「雪子先輩、ありがとうございます。この恩は10倍にして返します」


 僕は頭を下げた。

「いいよいいよ、気にしなくて。だって私達は友達だから、ね?」


 ……ほんとに天使。


「あ、お茶新しいの入れてくるねっ」

 雪子先輩は立ち上がって階段を降りていった。


  1人になった僕は思考を巡らせる。


 ……さっきの夢はなんだったんだろうか…雪の天使の堕天…アキノ…マイナスの寄せ集め…


「またあの夢が見れるまで、待つしかないか…」

 思考を終了し、部屋を見渡す。すると、壁に写真が飾ってあった。


 雪子先輩の幼い頃と両親の3人で撮った家族写真だ。


 …家族か……楓は両親の事をどう思っているのだろうか…。

 不安だけが増えていく…。


「ダメだダメだ!せっかく100%理想形の先輩の家に来たんだ!切り替えていこう!」


 両手で頬を叩く。そして目を開けたその先には、



 ーーーーーコップを落とした、雪子先輩がいた。




新年、あけましておめでとうございます。

斑目です。さて、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今回、いかがでしたでしょうか

椛君が自身の負の力と初の接触、ここからどうなっていくか楽しみですね!

アニメやゲームの紹介をしたいのですが今回は僕の

Twitterのアカウントの紹介を。

@madarame_narou

↑こちらが僕のTwitterのアカウントになります!

今は〜を投稿しました!とかしかないですが、コツコツゲームやアニメのつぶやきをしたいなーっと思っています。

是非フォローしてあげてくださいね。

ではまた。

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