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マイナス同士は惹かれ合う  作者: 斑目紫音
第2章 梅の季節に咲く楓は儚く散る
18/33

第15話 仮面の少女は。

2日連続で投稿している斑目です。

前回の話で前書きがなかったかと思いますので、追加しておきました。ごめんなさい。


今週は予定通りに投稿しますので、お楽しみに。

梅雨の季節真っ只中。雨の日が多く、傘を持ち歩く日が増えている。


…だが、今日だけは違った。

雲がひとつもない快晴だ。


電線の上にいる(すずめ)心做(こころな)しか喜んでいるようにも見える。


外ではしゃぐ子ども達も久しぶりの晴れにとても喜んで遊んでいる様子だ。


まぁ、日曜日という相乗効果も多少はあるのかな。


たしかに晴れていると身体が軽く感じる。

…逆に言えば雨の日はすっごく身体が重い。


「……なんで僕は雨の日じゃないのにこんなに身体が重いんだか……」


最近アキノも出てこないし、一人の時間が増えてとても退屈である。


ちなみに身体が重い理由は昨日の出来事にある。


帰宅した後桜木さんから貰った資料に目を通していたらいつの間にか日が昇っていたのである。


睡眠をとろうとした時、悪魔からの電話がきて僕は今ここにいる。


そう。楓が入院している病院の前である。


…別に嫌なわけじゃないけど、お昼過ぎくらいに行こうとしたんだよね。


()()()()()()()()()()()()



……いつまでも寝たいアピールをしていても仕方ない。睡魔と闘うはいつでもBOSSに頼るのが基本だ。


流石にブラックはきついのですぐ横にあるBOSSのカフェオレのボタンを押す。


そしてそれを手に取り病院の中へ入る。




「あの、すいません。桜木さんに呼ばれてきた秋野ですけど……」


「あぁ、院長ね。医院長なら302号室の患者さんの所にいらっしゃいますよ」


302号室。楓がいる号室だ。


「ありがとうございます。…お仕事お疲れ様です」


看護師さんに会釈(えしゃく)をし、受付を後にする。


楓の所に行く前に、桜木さん用にもう一本缶コーヒーを買っていこう……。


種類は……ブラックでいいか。



この選択は果たして正しかったのか。

あとで()()思いをしなくて済むだろうか…


こんなジョークを言えるほど僕はまだ元気だ。うん。


今度は自販機でカフェオレの隣のボタンを押してブラックを選んだ。



両手に缶コーヒーを持ち、楓の病室は向かう。


病室の前には某「私、失敗しないので」で有名な人のような服装の桜木さんが立っている。


「おはよう。椛くん」


「……おはようございます。で、何か用ですか」


「椛君は冷たいなぁ。あずきバーかなにかかな?」


「あれは冷たい言うより硬いですね」


ちなみに、あずきバーは瞬間的な硬さではサファイアを超えるとか。


あずきバーを武器として使った戦いもそう遠くない未来に存在するのかもしれない。


「で、僕に何か用事があったから呼んだんじゃないんですか?」


「…嬉しい話と悲しい話が1つずつあるんだけど、どっちがいい?」


どちらか聞かれれば、僕はいつもこう答える。


「どっちでーー」


「あっ、どっちでもいいは無しね。」


そんな馬鹿なっ!!先に封じられるだと!?


「……嬉しい方からで」


「そっか〜。なら、この部屋に入って」

桜木さんはニコニコしながらドアを開けた。




ーードアの先には、晴れた空を眺める楓の姿があった。

いきなりですが重大発表です。


作者自身がまだ書けてないのであと1話増える可能性もあります。


第11話ならまだ続くんだなって思っておいてください。


さて、話は変わりますが。

今回2つ身近なものがでてきました。


「BOSSの缶コーヒー」と「あずきバー」ですね。


ちなみに余談なんですが、どちらとも執筆中に近くにあったものです。


はい。どうでもいいですよね。ごめんなさい。


えーっと…。次回もお楽しみに!!


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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