僅かな希望
今回もよろしくお願いします。
だんだんと進めて行くので乞うご期待を
(さて、絶望とタイマンでもはるか)
状況を受け止めた上で樹の頭には考えがすでに浮かんであった。まずは食、住、金を手にいれることから始めるという考えである。
「ええと、まずは職を探し金を得る。そのためには、ハローワークてきなところに行けば良い。きたー俺だんだん攻略してね?いやでもまずこの世界にハローワークはあるのか?やはり店屋に直接雇って下さいと言いに行くか?よしそうしよう」
(近くにあるのは雑貨屋に八百屋、洋服屋、飲食店か)
この時点で樹はどこに行くか決まった。
人間は三大欲がある。睡眠欲、性欲、そして食欲だ。食を求めてやってくるのは必然である。そして一番多分儲かる。
-「ここがこの世界の飲食店か。普通だ。ごめんくださーい!」
「はいはーい。お客さんメニューだよ。」
「いいえ、僕は頼みごとがあって来たんです」
「なんだね?」
「僕をこの店で雇って下さい!」
「何を言っている?」
「お願いします!雇って下さい!
今無一文だし住むとこもないのでお願いします!」
店主(えー!こいつマジか。なんかでもかわいそうだな。いやーでもでも赤の他人だし。でも困ってる人だし。)
「よし、わかった雇おう!」
「本当ですか?ありがとうございます」
「その代わりしっかり働いてもらうからな。ちなみに私の名前はバーリンよろしく!」
「申し遅れました!私の名前は西尾 樹と言います!」
かくしてこの異世界での生活をエンジョイできるのか?絶望の中に僅かながら希望が生まれた。
ありがとうございました