ペテン師まさる
現在時刻3:00
家の者は誰も起きていない
待ち合わせ場所はまさるの住んでいる公園。父ちゃんのへそくり2万とマイ望遠鏡を引っさげ出発だ!
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まさる「(まさのぶの奴まだか・・冷えるぜチクショー)」ッハクション!
まさのぶ「まさる〜いるか〜?」
まさる「おうとも。いるさ。」
ドカンの中から声
まさのぶ「よし、まさる!ここじゃアレだ、場所を変えよう。」
まさる「そうだな」ポンッ
ドカンからポンッ
まさのぶ「美味しい物食べたくない?ヒラヒラ~
父ちゃんのへそくりの二万を見せびらかす
まさる「まさのぶ・・・!」ジュルルル
二人は24時間営業の飲食店へ
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店員「いらっしゃいまっせぇー何名様せっすっか~?」
まさる「2名」ボソッ
店員「何名様せっすっか?」
まさのぶ「2名!!」
店員「案内しゃっせっす~」
まさのぶ「まさる、ちゃんと声出さないと聞こえないよ」
まさる「悪い悪い、腹減り過ぎてな」ヘヘッ
席に着いた僕たちは、注文するメニューを吟味する。
30分後
まさる「ハンバーグ定食だな俺は」
まさのぶ「僕もそれ!」
僕はまさると同じ物をいつも頼む。少し大人になった気分。
まさる「よしボタン押すか」ポチ
ピンポーーーン
店員「お決まっりせっすっかあ?」
まさる「これ二つで」サシサシ
店員「ハンバーグ定食二つっせっすねえあさっせっすっしー」スタコラサッサ
まさる「それで話ってなんだ?まさのぶ」
まさのぶ「何か感じるんだ!!平凡な僕らの日常を脅かす何かを。」
まさる「なんだ・・いつもの直感ってやつか。今までで、その直感が当たったことがあるか?4回目だぞ」
まさのぶ「だけど、まさる!今回こそは・・」
まさる「まあ、俺はこうして飯を食わしてもらってる立場だからな・・」
黙り込む二人…
店員「ハンバーグ定食っせっしっす~」スッ
まさのぶ、まさる「」ズルルルル
目を合わせ笑う二人
まさる「手伝うよ、まさのぶ。」
まさのぶ「まさる・・! 」プルプル
まさる「冷めないうちにいただこう」
まさる「」ウンウン
バクバクバクっ
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まさのぶ、まさる「食った食った~」
まさのぶ「それでだまさる。その何かっていうのは、やっぱりあそこなのか?」
まさのぶ「うん…そうなるね。過去3回あそこに何かを感じたように、今回もあそこしか考えられない!!!」
まさる「やはり…よし、そうと決まれば特訓だな」
まさのぶ「今回は特別メニューでお願いするよ」
まさる「高くなるぜぇ?」
まさのぶ「もちろん!それほど僕は馬鹿じゃないよ」へへ
まさる「(しめしめ…)」