好き ~ドSな君への恋~
大好きな聖琉くんに失恋しちゃった瑠郁。
そんな瑠郁に出会った男の子はドS!?
そんなドSな彼の優しい一面も見えてドキドキする瑠郁。
今度の恋は実るのか!?
私、河田瑠郁。
この話は第一部から3ヶ月後です!
私の好きな人は私の友達と付き合いました。
「ハァァ...やっぱ辛いなぁ...。」
今は、お昼の時間。
聖琉くんは私の好きな人で、璃莉華ちゃんは私の友達。
聖琉くんが璃莉華ちゃんと2人っきりになりたいっていうのが多くて、ぼっち弁当が最近多い...。
辛いなぁ...。
私も、リア充になりたいなぁ...。
まぁ、その前に聖琉くんのこと吹っ切らなきゃな...。
「スカッ」
「えっ...ちょっ!!!」
待って!!
か、階段から落ちるよおおおお!!!
誰かあああああああああ!!!!
「ハッ!」
てか、あの人...ぶつかるううう!!!
「よ、避けてえええええええ!!!!」
私は叫んだ。
今は、コミュ障とか言ってる場合じゃない!!
「あぁ?」
ひゃあああああああああああ!!!
怖そううううう!!!!
「ボォォォォン!!!!」
私は、下にいた人とぶつかった。
「タラァ...」
あっ...い、いちごミルクが...!!
こぼれて...。
さ、最悪うううう!!!!
「クイッ」
私は顎クイされた。
「おいっ!!お前...いつまで、俺の上にいる気だっ!!」
「あぁあ...ご、ごめ...なさ...」
この人...確か、ヤンキーも怖くて手が出せないと有名の黒瀬唯くん!!
どうしよ...。
私の高校生活オワタ\(^o^)/
「俺の髪...制服にお前のいちごミルクついた。どうしてくれるんだよ?」
ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
「ご、ご、ご、ごめなさ...」
「ごめんで済む話じゃねぇよ。制服代とかカット代...お前出せんのか?」
うぎゃあああああああ!!!!
「む、む、むむ、無理で...す。」
殺されるよおおお!!
「チュッ」
え...?
今...何が起こって...。
「バッ」
黒瀬くんは立ち上がった。
「今日から、お前は俺の下僕だ。俺の言いなりになれ。それでチャラにしてやるよ。」
う、嘘...嘘って言ってえええええ!!!
黒瀬くんは、もう何処かに行ってた。
てか、私のファーストキスが...。
こんな簡単に奪われるなんて...。
これが、私と黒瀬くんの出会いでした。
放課後になった。
い、今のところ何も無い。
よ、よかったぁ...。
「ガラッ」
えっ...!!
黒瀬くんが私の教室に来た。
てか、わ、私の方に...来てる!?
「ひ、聖琉くんっ...か、隠れさせてっ...!!」
「え?うん。」
私は聖琉くんの背中に隠れた。
こ、これでバレなきゃいい...!!
「おいっ!!それで隠れてるつもりか?」
ば、バレたぁぁぁぁぁぁ!!!
オワタ\(^o^)/
「そんな馬鹿な行動やめて、さっさと帰るぞ。」
「グイッ」
私は黒瀬くんに手を引っ張られた。
聖琉くんが見てるのに...やめてっ!!
「ねぇ、キミ。瑠郁、嫌がってんじゃん。離してあげなよ。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
聖琉くん…///
気づいてくれた…///
「あぁ?お前には関係ねぇよ。」
ひ、酷いっ...!!
私のファーストキス奪って、聖琉くんにその口調...やっぱ最低っ!!
「関係なくないよ。瑠郁は俺の大切な人だから...。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
何気ない言葉って分かってるけど、嬉しいなぁ…///
「じゃ、俺も言わせてもらうけど、コイツは俺のモノだ。俺のモノだからお前に口出しされる権利はねぇ。」
「グイッ」
私は黒瀬くんに手をまた、引っ張られた。
いちごミルクは悪いと本当に思ってるけど。
ここまでする必要ないよ!!
聖琉くんのためにも、私が言いなりになっちゃダメだ...。
私が頑張らなきゃ...。
朝、聖琉くんからメールが来た。
う、嬉しいぃ…///
「ドキドキドキドキドキドキ」
ドキドキしながらメールを見た。
『瑠郁。大丈夫?
俺が瑠郁を守るから。』
「ドキドキドキドキドキドキ」
嬉しい…///
こうゆうところが本当に好きなだなぁ…///
「でも、聖琉くん。大丈夫だよ。」
私は、防犯グッズ買ったから...!!
「ガチャ」
お母さんが入ってきた。
「瑠郁!!!イケメンな彼氏いたなんて...ママ聞いてないわよ!!!」
「え...?」
何のこと?私...彼氏いないけど。
「ハッ!」
お母さんの後ろには黒瀬くんがいた。
「じゃ、ママは出て行くわね。」
そう言ってお母さんは私の部屋から出て行った。
う、嘘...黒瀬くんと2人っきり...。
だ、大丈夫...ここは私の家だし...。
「おいっ!!お前、まだパジャマかよ。やること遅ぇな。」
「う、うるさいっ!!く、黒瀬くんにはか、関係な、ない...」
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫。
ここは私の家。
で、でも、めちゃくちゃ、怖いんだけどおおおおおお!!!
「クイッ」
私は黒瀬くんに顎クイされた。
「お前...忘れたの?お前は俺の下僕ってこと。そんな強気でいたら、またキスすんぞ。」
「カァァァァァァ」
ひ、酷い...!!
「は、離して...あ、あと、着替えたいから...部屋から...出て///」
「離してください。着替えたいので、部屋から出てください。黒瀬『様』は?」
え、えええええええ!!!!
そ、そんなの嫌だよぉぉぉ!!
昨日、言いなりにならないって決めたのに...。
「あーあ。早く言わないと遅刻しちゃうかもな。遅刻したら、恥ずかしい命令出しちゃうかもな。」
酷い...。
黒瀬くんなんか大っ嫌い。
でも、今は...命令に従うしかない...。
「は、離してください...。着替えたいので...部屋から出てくだ...さい。く、く、黒瀬...様…///」
もぉ、嫌だ...。
「いいよ。その代わり、10秒で着替えろ!!」
「えええええええ!!!!」
「あぁ?また、キスされてぇのか?」
「い、いえ、10秒で着替えます...。」
「聞き分けのいい下僕じゃん。」
そう言って黒瀬くんは部屋から出た。
「ハァァ...」
朝から、最悪。
お昼の時間になった。
私は聖琉くんと璃莉華ちゃんと一緒に食べることになった。
「聖琉くん!璃莉華ちゃん!本当にごめんなさいっ!!」
「いいよ!いいよ!」
2人はそう許してくれるけど、悪いなぁ...。
「「アハハ!」」
「ズキズキ」
てゆーか、辛いなぁ...。
ああ~。泣きそう...。
「ヒョイッ」
私は誰かに持ち上げられた。
「おい。俺以外の奴にしっぽふるんじゃねぇよ。」
く、黒瀬くん...!!
「タッ」
黒瀬くんは私を持ち上げたまま歩いた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
み、皆に見られてる…///
恥ずかしいよぉ…///
「く、黒瀬くん...お、下ろして///」
「フッ...無理だ。お前が嫌がることしなきゃ意味がないだろ?」
酷い...。聖琉くんと全然違う。
「ドスッ」
黒瀬くんは私を下ろした。
「痛ぁ~...。」
もっと丁寧に下ろしてよぉ...。
こんなふうに下ろされたら普通に痛い。
「クイッ」
私は黒瀬くんに顎クイされた。
「何処が痛い?今すぐに言え。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
心配してる...?
「え...えっと、こ、腰…///」
てか、何で私、黒瀬くんにドキドキしてるの!?
黒瀬くんは酷い人なのに...。
「あっそ。勝手に痛がってろ。」
やっぱ、最低っ!!!
「ナデナデ」
黒瀬くんは私の腰を撫でた。
黒瀬くん...?
「ドキドキドキドキドキドキ」
言葉はキツイけど、本当は心配してくれてる...?
「ニコッ」
私は笑った。
「黒瀬くん!心配してくれてありがとう!!」
案外、黒瀬くんも悪い人じゃないかもしれない...。
「おいっ!!今日は寄り道して帰るぞ。」
さっきは、いい人って思ったけど...。
やっぱ、怖いよおおおおおお!!!
「あのさぁ...瑠郁の友達だからハッキリ言わせてもらうけど、前から瑠郁がキミの事で困ってるんだけど。これからは、やめてくれない?」
「ドキン!!」
聖琉くん…///
私のこと助けようとしてくれて…///
好きだなぁ…///
「あぁ?コイツはコイツで俺にいじめてもらって嬉しいんだよ。部外者が口出しすんじゃねぇよ。」
嬉しくないよ!?
私...ドMじゃないよ!?
てか、聖琉くんが誤解しないかな?
「いじめてもらって嬉しいやつなんていないよ。何、勝手なこと言ってるんだよ!?」
「ドキン!!」
聖琉くん…///
私、悪い子だ...。
聖琉くんに守ってもらって嬉しいとか思ってる…///
「聖琉!大丈夫??」
「ズキン!!!」
璃莉華ちゃん...。
「聖琉は無理しないで...。聖琉が傷ついたら私も傷つくから...。」
「璃莉華...。」
「ギュッ」
聖琉くんは璃莉華ちゃんを抱きしめた。
「ズキズキ」
あっ...ヤバい泣きそう。
「私、大丈夫だからもう帰るね!」
「え...本当?」
璃莉華ちゃんはそう聞いた。
「うん!2人の邪魔もしたくないしっ!」
「「バイバイ!」」
「うん!バイバイ!!」
「ダッ」
私は走った。
「ウゥッ...ヒック...ウグゥ......」
私も...好きなのに...。
なのに...何でなの...?
私がもっと可愛いかったら...。
もっと可愛いかったら...好きになってもらえたのに...。
「グイッ」
後ろから誰かに手を引っ張られた。
手を引っ張った人は黒瀬くんだった。
「あ...あの...」
何て言ったらいいんだろ。
言い訳が思いつかない...。
「チュッ」
最初にしたキスと違う...。
優しいキス...。
「ギュッ」
黒瀬くんは私を抱きしめた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
あ、あれ...?
何で、ドキドキしてるの...?
「思う存分、泣けよ。そんなブッサイクな顔、誰も見ねぇから。」
黒瀬くん...。
私...今まで馬鹿だなぁ。
噂ばっか聞いて、怖がって...。
本当は凄く優しい人なのに...。
「黒瀬くん...。私、泣くよりゲーセンに行きたいっ!!」
「は?」
黒瀬くんは驚いた。
「今日は、黒瀬くんと遊びたいっ...!!」
「ニコッ」
私は笑った。
「いいよ...。遊んでやるよ。下僕。その代わり、無理して笑うなよ。そんな無様な姿、見たくないからな。ブス。」
黒瀬くん...。
素直になれないだけで、優しいなぁ。
本当、今日は黒瀬くんに救われたよ。
「おいっ!!」
ん...?何か声がする...。
お母さんと違う声...。
お父さん...?
でも、ちょっと違うよね...。
「起きろっ!!馬鹿下僕。」
イヌ...?
私、イヌじゃないし...。
てか、もうちょっと寝たい...。
「あと、5分~…。」
私は眠たそうな声でそう言った。
「クイッ」
私は顎クイされた。
その拍子に目がパッチり開いた。
「5分?誰に向かって言ってんだ。この俺が何でお前のために5分待たなきゃいけないんだよっ!!」
「黒瀬くん!?何で...ここに?」
「わざわざ、下僕を迎えに来てやったんだよっ!!」
一緒に学校に行こうってことだよね?
本当、黒瀬くんは素直になれないんだなぁ。
「フフッ」
「おいっ!!何、笑ってんだよ?」
「え!?私、笑ってた!?」
「ああ。ブッサイクな顔で笑ってた。」
「グサァ」
理解してるけどさ...。
理解してるけど、やっぱ、胸に突き刺さるよおおおお!!!
「あと、笑ってることを理解出来ねぇようなら、1回精神科行ってこい。」
「グサァ」
ひ、酷いよぉ...。
でも、何でだろ?
黒瀬くんのこと憎めないなぁ...。
「着替えたいから、黒瀬くん出て!」
「そうだな...。」
あれ?素直...?
何か、怖いなぁ...。
「クイッ」
私は黒瀬くんに顎クイされた。
「俺のこと『好き』って言ったら出て行ってやってもいいけど?」
い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
私が好きなのは聖琉くんで、黒瀬くんじゃないのに...す、好きって言えないよ...。
「ヤバい...。その涙目、本当、ゾクゾクする。」
「ゾクゥー」
ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
でも、昨日は私のことブスとか馬鹿とかいっぱい言ってたけど、結局は最後まで一緒に居てくれた。
だから...どんな酷いこと言われても、私は昨日の黒瀬くんを信じる。
「黒瀬くんは本当は優しい人だって、私は知ってるよ。」
「は?何言ってんだよ。馬鹿下僕。」
「本当はそんな事思ってないよね?本当は嬉しいんじゃないの?」
「ハッ...何?お前...俺のこと好きになったの?」
「ドキドキドキドキドキドキ」
「そ、そんなんじゃない!!…///」
好きじゃない...。
「じゃ、外に出てやるよ。感謝しろよ?俺に惚れた下僕。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
「ほ、惚れてないよっ!!…///」
黒瀬くんは無視した。
黒瀬くん...。
揺れ出す恋心。
私と黒瀬くんは朝、メアドを交換しましたっ!(電話番号も)
『フン!お前、ガラケーかよ。マジ、ダセェな。』
とか言われたけど、交換してくれたんだよね~。
てか、何で交換したんだろ?
「ピロリン!」
璃莉華ちゃん...?
そう思って見たら、黒瀬くんだった。
内容は...。
『カフェオレ買ってこい。中庭で待ってる。10秒で買え。』
はぁぁ!?!
10秒で買えるわけないじゃん!!
そう、私が固まってたら電話がかかってきた。
「プルルルルル」
私は電話に出た。
「おいっ!!遅いぞ!!俺をどんだけ待たせる気だっ!!」
く、黒瀬くん...!!
「じゅ、10秒でカフェオレ買えるわけないよ!!だいたい、黒瀬くんは自分のことどんなに偉いと思ってるの...?」
「はぁ?俺はご主人様。お前は下僕。立場を理解しろ。馬鹿。」
んんんん...。
ちょっとでも、黒瀬くんがいい人だって思った自分が馬鹿だったかも。
こんなふうに、人を下僕扱いする奴...!!
「カフェオレが欲しいなら、自分で買えばどう?私が買う必要ないしっ...!!」
「あっそ。」
「プツン!」
電話は切れた。
絶対、何か企んでる...!!
とりあえず、聖琉くんに相談...って聖琉くんいないしっ!!
とゆーことは、璃莉華ちゃんの教室にいるのかな?
私は璃莉華ちゃんの教室に行こうとした。
「おいっ!!俺のこと大好きな下僕。」
く、黒瀬くん!?
てか、何でそんな事、言うの!!
「ドキドキドキドキドキドキ」
「わ、私...黒瀬くんのこと好きじゃないっ!!」
「ヒョイッ」
黒瀬くんは私をお姫様抱っこした。
「ドキドキドキドキドキドキ」
「お、下ろして…///」
「無理。絶対下ろさねぇ。」
み、皆に見られてるよぉ…///
本当...恥ずかしい!!!!!…///
「皆に...誤解されても...いいの?///」
皆に私たちが付き合ってるって誤解されたら、黒瀬くんも嫌なはずっ!!
「お前こそ満載、嫌じゃねぇだろ?」
「カァァァァァァ」
嫌に決まってんじゃん!!
そう思うはず...なのに...。
言い返せない...。
黒瀬くんの意地悪...。
「おい...。あの女、使えそうじゃね?」
「今度こそ、黒瀬に勝てるな...。」
嵐はまた、始まり出す。
お昼になった。
黒瀬くんからメールで『屋上に来い』って言われた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
思えば、私...。
黒瀬くんにいっぱい『初めて』のことされたなぁ…///
やっぱり、今は憎みきれないのは、黒瀬くんは本当はいい人って分かってしまったからかなぁ...。
「プルルルルル」
電話だ...。
多分、黒瀬くんかな?
「おいっ!!お前はどんだけ俺を待たせる気だっ!!さっさとしろっ!!馬鹿下僕!!」
「うぅ...。く、黒瀬くんがわざわざ、遠い屋上にするから悪いじゃんっ!中庭とかなら近いけどさ...。」
「はぁ?この俺に文句つけるとはお前...いい度胸してんじゃん。後で、たっ~ぷりお仕置きしてあげようじゃねぇか。」
「ゾクゥー」
ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
こ、怖い...!!
「グイッ」
私は肩を引っ張られた。
私は後ろを振り向いたら、怖そうな人が複数いた。
「おいっ!!黒瀬の彼女...。少し面貸せよ。」
私...黒瀬くんの彼女じゃないしっ!!
てか、どうしよ...。
聖琉くんは傍にいないし...。
「おいっ!!馬鹿下僕!!何かあったのか!?大丈夫か!?」
「ハッ!」
黒瀬くん...。
今は、黒瀬くんに頼ろう!!
「黒瀬くんっ!!助けてっ!!今...怖い人達に...」
「バッ」
私の携帯を怖い人達に取られた。
「プツン!」
怖い人達は電話を切った。
「あ、あ、あの...」
私は震えた。
「フッ...黒瀬を呼ばれたら、いつも通りになっちゃうからな。」
「今は、大人しく俺達の言う事を聞いてくれよ?」
い、嫌だ...。
こ、怖いよ...。
「ハッ!」
そうだ!!黒瀬くんに立ち向かうために防犯グッズを前に買ったんだ!!
今...持ってたら、それで撃退すればっ!
私は自分のポケットをあさった。
だけど、なかった。
どうしよ...。
助けて...黒瀬くんっ!!
「グイッ」
私は後ろから誰かに手を引っ張られた。
「...ハァハァ...馬鹿下僕!!何、電話切ってんだよっ!!!!...ハァハァ...」
「ドキドキドキドキドキドキ」
「黒瀬...くん。」
何で、ここって分かったの?
凄い息切れしてる。
それに汗も...いっぱい流れてる。
私のこと、探してくれたんだ...。
「く、黒瀬っ...!!」
怖い人達はビクビクしてた。
「ギロッ」
黒瀬くんは怖い人達を睨みつけた。
「お前らなぁ...。」
「ゴン!!!!!」
黒瀬くんは壁を殴った。
壁は少し穴空いた...。
「コイツを泣かすのもいじめるのも、いいのは俺だけだ。コイツは俺のモノだ。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
ドキドキが...止まらない!!
心臓が...暴れ回ってるみたい...。
「「す、すみません!!」」
そう言って、怖い人達は逃げた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
「く、黒瀬く...あ、あり...」
「全く...お前は何やってんだよっ!!!本当に馬鹿だなっ!!!!」
黒瀬くんは、怒鳴った。
「ご、ごめなさ...」
「チュッ」
黒瀬くんは私にキスした。
「ドキドキドキドキドキドキ」
あ、あれ...?
何で、こんなにもドキドキしてるんだろ?
「次からは、この俺を心配させるなよ?馬鹿下僕。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
「は、はい…///」
ど、ドキドキが止まらない…///
何これ…///
私、黒瀬くんのこと...どう思ってるんだろ?
だが、また新しい嵐が来るのだった。
私は教室に戻ったら、皆ヒソヒソしていた。
どうしたんだろ...?
「か、かかか、河田さ...こ、これ...ノート...で...」
「ドキドキドキドキドキドキ」
ひゃああああああああ!!!!!
コミュ障が出るよおおおおおお!!!
「あ、ありがと...ございま...す…///」
ん?もういない?
てゆーか、何かビビられてたよね?
何で!?
「聖琉くん!あの...聞きたいことあるんだけど...」
「なに?」
「清水さんに私、さっきビビられてたし、クラスの人、皆、私のこと見てヒソヒソしてるんだけど...何か知らない?」
※清水さんとはさっき、瑠郁にノート渡した人
「実は...瑠郁につきまとってる男いるじゃん?」
黒瀬くんのことかな?
「コクン」
私は頷いた。
「そいつと瑠郁が付き合ってるって噂があって...もう一つは、瑠郁がつきまとってるって噂が...」
「えええええええええええ!!!!」
私は叫んだ。
「ドキドキドキドキドキドキ」
そ、そんな噂があるなんて…///
は、恥ずかしいぃ…///
てか!!
このこと、黒瀬くんは知ってるかな?
一応知らせとこう。
『黒瀬くんっ!!大変なの!!
私と黒瀬くんが付き合ってるって噂があるみたい!!ヾ(・ω・`;)ノ』
私はそう送った。
すぐ、返事が来た。
『そんなの知ってる。お前、まさか知らなかったの?本当...俺のことしか見てない馬鹿下僕だな。』
「ドキドキドキドキドキドキ」
「なっ!!!」
私...別に黒瀬くんばっか見てないし...!!///
人を下僕扱いする人なんか願い下げだし!!
私がそんなふうにしているその頃...黒瀬くんは、告白されていたのだ...。
この噂のせいで、恋が大きく変わる。
私は、野田妃葵。
私は可愛いし、モテていると思う。
そんな私も、片想いしている...。
「あ...黒瀬くんだよ!!」
「うわぁ~怖っ!!」
皆、騒ぎ出した。
「ドキン!!」
黒瀬くん…///
今日も堂々としていてカッコイイ…///
私も最初は黒瀬くんが怖かった。
でも、ある日、私は黒瀬くんに助けてもらって、優しい人だって分かって...堂々とした姿とかが好きになった…///
話し掛けたいけど...どのタイミングで話し掛ければいいのか...。
このヘタレな性格、直したいっ!!
そんなある日。
「お、下ろして…///」
「無理。絶対下ろさねぇ。」
黒瀬くんが女子をお姫様抱っこしてる!?
「アイツ...黒瀬の彼女?」
「うわぁ...彼女も怖いとか?」
皆、騒ぎ出した。
嫌...。
黒瀬くんをとられたくない...。
「ダッ!!」
私は走った。
黒瀬くんの教室に行った。
黒瀬くん...いない。
「おい。どけ。」
この声...この口調!!
私は振り向いた。
やっぱ、黒瀬くんだ...。
「黒瀬くん...好きですっ…///」
「大好きですっ…///」
...
放課後になった。
あれ?黒瀬くん...なかなか来ないな。
私はメールを確認した。
「やっぱりない...。」
どうしたんだろ?
てか、私、何、心配してるんだろ...。
帰る約束とかいつもしてないし、来ない方が嬉しいはずなのに...。
「ガタッ」
私は席から立った。
少しだけ...少しだけ。
黒瀬くんのクラスに行こう。
確か...2組だよね?
「ザワザワ」
ん?2組の前で何か騒いでる?
「妃葵ちゃん...何で黒瀬なんだよっ!!」
「黒瀬、彼女いるじゃん!!」
え...?
「ゲっ!!すぐ、傍に黒瀬の彼女いんじゃん!!」
「あ、あのさ...黒瀬のことなら安心して!!俺らが妃葵ちゃんのこと振り向かせるから!!」
そう男子達に言われて、どっか行かれた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
か、彼女って私...?///
何で...ドキドキが止まらないの?
「てか、『妃葵ちゃん』って誰?」
私は黒瀬くんのクラスの中が見えた。
女の子と黒瀬くんが2人っきりいいいいいい!?
「おいっ。そろそろ、帰りたいんだけど。」
あっ...。会話が聞こえてくる。
私は隠れて会話を聞いた。
「黒瀬くん...今日、一緒に帰ろ??」
「チッ...嫌。何回言ったら分かるんだよ。聞き分けの悪い『女』だな。」
「ズキッ」
私はいつも下僕って言われてるのに、この子は女って言われてる...。
「ジワァ」
目に涙が溜まった。
「ど...したんだろ...私...。」
涙が溢れ出そう...。
「私...黒瀬くんが帰ってくれるまで帰らないからっ!!」
「チッ...分かったよ。帰るぞ。」
一緒に帰るんだ...。
「私だけじゃないんだ...。」
キスもしたのかな?
あんなふうに、抱きしめたりした?
「お前...来てたのかよ。」
「え...?」
黒瀬くん...。
視界がぼやけて見えない...。
頬に熱い水が...。
「お前...何、泣いてんだよ。」
「な、泣いて...ヒック...な...い...ヒック...」
涙が出る理由が分からない...。
「...ウゥ...ヒック...ウグゥ...」
「泣いてる理由...10秒以内に答えろ。じゃなきゃ、キスすんぞ。」
「嫌っ!!黒瀬くん...私以外にキスしないで!!」
そう...女の子が言った。
「ポロポロ」
もっと涙が溢れ出た。
苦しい...。
「10、9、8、7、6、5...」
黒瀬くんは数え出した。
『分からない』って言えばいいのに...。
なのに...何で何も言わないんだろ...。
「2、1...」
キス...してほしい。
「0!!」
「チュッ」
黒瀬くんは私にキスした。
「黒瀬くんにキスして...許さないっ!!」
女の子は私につっかかろうとした。
「グイッ」
黒瀬くんは女の子を止めた。
「コイツに手を出したら、お前でも許さねぇ...。」
「ドキン!!」
黒瀬くん...。
黒瀬くん...黒瀬くん...。
私...黒瀬くんのこと…///
「俺、この馬鹿下僕と帰る。だから、今日は無理だ。」
「ギュッ」
私は黒瀬くんに恋人繋ぎをされた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
ドキドキが...この手から伝わってしまいそう…///
「ガタンッ!」
私はベッドから落ちた。
「もう...朝。早いなぁ~...。」
私は起き上がった。
黒瀬くん...来てない。
「ん?メール?」
私はメールを見た。
「ドキン!!」
「く、黒瀬くん!!…///」
『今日、朝、迎えに行けねぇ。1人でも行けよ。馬鹿下僕。』
黒瀬くん...あの女の子と行くのかな?
「ズキッ」
私が黒瀬くんを好きなのは錯覚かもしれない...私が傷ついていたり、怖い思いしていた時に黒瀬くんがいたから...。
もし、錯覚なら私からは何も出来ない...。
でも、もう、何もやらなくて後悔するのは嫌!!
「ザッ」
私は3秒で着替えた。
「ダダダッ」
階段を駆け下りた。
「行ってきます!!」
「瑠郁~ご飯は?」
そうお母さんは聞いた。
「いらない!!」
黒瀬くんの家に行かなきゃ...。
女の子と黒瀬くんが2人っきりにしたくない...!!
私は黒瀬くんに電話した。
「プッ」
繋がった!!
「黒瀬くんっ!!あ、あのね...」
「慌ててどうした!?何かあったのか!?」
「キュウウウウウ…///」
胸が締め付けられるみたい…///
「黒瀬くんの...家の場所...教えて…///行きたい...から…///」
声が震える…///
「お前...俺の家に来る気あんの?」
「う、うん…///」
黒瀬くんの声が頭の中で鳴り響く...。
その度に顔も熱くなり、ドキドキも速くなる…///
「フッ...素直じゃん。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
私...今、タコみたいになってる…///
こんな顔じゃ...会えないよ…///
「瑠郁っ!おはよう!!こんな所で誰と電話してるの?」
「聖琉くん!おはよう!!黒瀬くんと電話してるの。」
聖琉くんの隣には璃莉華ちゃんがいた。
「おいっ!!今から、お前の家に行くから家の外に居とけ。絶対。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
黒瀬くんと今日も朝から会える!!…///
「う、うん!!…///」
「プツン!」
電話は終わった。
「瑠郁...大丈夫なの?嫌なら言ってね?」
「大丈夫だよ!!黒瀬くんは...本当は優しい人なんだよ!!」
「瑠郁...変わったね。」
「え...?」
「昔はずっと『私なんか』とか言ってて、下向いてたのに...今は言わなくなって上向いて...明るくなったね...。」
私...そうだっけ?
下向いてたっけ?
「黒瀬くんには感謝しなきゃね!」
「コクン…///」
私は頷いた。
「グイッ」
私は誰かに手を引っ張られた。
この手の暖かさは...。
「黒瀬くん…///」
いつの間にか...この手が安心できるようになってた。
「ドン!」
私は黒瀬くんに壁ドンされた。
「クイッ」
そして、顎クイされた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
「お前は俺の下僕だ。ご主人様以外に愛想振りまくなんて...お仕置きが必要だな。」
私、頑張るんだっ!!
「ドキドキドキドキドキドキ」
「お、お仕置きされても...いいよ…///」
「は?何?俺にキスされてぇの?」
「コクン…///」
う、頷くだけで精一杯だ…///
「ギュムムムム」
私は目を閉じた。
「ドキドキドキドキドキドキ」
あぁ...キスを待つ時間ってこんなにも長く感じるものなの!?
心臓が何個あっても無理だよ~!!
「フン!や、やる気失せた...さ、さっさと学校行くぞ!!…///」
え...!?黒瀬くんが照れてる!?…///
私...少し、自惚れてもいいのかな?
新しい恋の季節が来た。
休み時間になった。
あの女の子、黒瀬くんの教室に行ったのかな...。
「「アハハ!」」
聖琉くんと璃莉華ちゃんの笑い声が聞こえてきた。
もう...夢だけじゃ終わらせちゃいけないっ!!
「ダッ」
私は走った。
黒瀬くんの教室にまで行った。
「ズキッ」
あの...女の子が黒瀬くんに抱きついた。
あの子の方が可愛い...でも、ここで身を引いたら前と同じだ!!
私は黒瀬くん達の所まで歩いた。
「あ、あのっ!黒瀬くん...から、離れて...くだ...さいっ!!///」
「何よ。あなたには関係ないじゃない!!」
「ズキッ」
確かに...私には関係ない。
でも、でも...!!
「ゎ、私も...黒瀬くんが好きなのっ!!…///」
黒瀬くんは驚いた顔をした。
「もう...夢だけじゃ、終わらせたくないのっ!!…///」
「な、何よ!!黒瀬くんは私のものよ!!」
女の子は私を叩こうとした。
「パシッ」
黒瀬くんが女の子の手を掴んだ。
「フッ...悪いな。」
「チュッ」
黒瀬くんは私にキスをした。
「こいつは俺の『オンナ』だ。」
「ドキドキドキドキドキドキ」
初めて...オンナって言った。
「おいっ!!行くぞ!!」
「グイッ」
黒瀬くんは私の手を引っ張った。
私は、きっとこれからも黒瀬くんが好き...。
だって、私がこんなに好きなのも、私のこと、こんなにも好きでいてくれるのは黒瀬くんだけだから...。
ドS男子は初めて書いて、どんな感じか分からなくて「ドSじゃねーよ」って思うかもしれません!
本当にすみません!
これから、ドS男子を研究していきたいと思います!




